« 衛生士学校実習連絡会 | メイン | 今朝の日経流通新聞の »

2005年03月17日

母性の指導と父性の指導

当院の患者さんからメールでクレームを受けることも珍しくはない。
苦情はチャンスの時!と当院のクレドには書いてはいるが
記名のメールならまだしも無記名のメールで、きつい苦情を言われると
打たれ弱い私は結構へこむ!

とりあえず改善しないといけない点は直ぐにでも改善しようと

「受付回りに集まって私語をしないこと」
「昼のブリーフィングが始まる2時20分にはテレビを消して
気持ちを切り替えて診療に望むこと」
「患者様がまだ診療室にいらっしゃるのに気を抜かないこと」
などの注意を朝のブリーフィングで話し出した。

冷静に慎重に話そうと思っていたのに話しているうちに
どこからか押さえる事ができない怒りがこみ上げてきて
途中から感情的な話し方になって後からとても後悔した。

しまいには思ってもいないのに
「当院の医院理念に合わない者は辞めてもらってもいい!」
何てニュアンスの言い方すらしてしまった。

『スタッフ一人一人はとても大切な一員で皆の力を合わせてチームで
頑張ってほしい』と言うつもりが、どこでどう間違ったのか?

怒りをスタッフにぶつけても決してスタッフの心には響かない。
本当は誉めて、教えて、それから叱っても、決して怒ってはいけないことは
充分承知しているつもりだが、まだまだ私は人間ができていないようだ。

スタッフの指導には母性的に見守って育てるタイプの指導と
叱って怒って厳しく指導する父性的な指導がある。

真のチームリーダーはこの母性と父性と両方をうまく使い分けなければならない。
私は実は余りスタッフを叱ることができない。

その場で、特に患者さんの前では決してスタッフには注意はしないで
後から呼んで注意をするようにしてきたつもりだ。

しかし母性の指導だけではスタッフが充分育たないように最近悩んでいる。

私が理想としている歯科サービスが提供できる歯科クリニックを構築するためには
私自身が父性的な指導方法を習得するべきなのであろう。

しかしその前にスタッフ一人一人と向き合って話をする時間をとるべきなのだろう。
チームリーダーがいてチームメンバーがいる。
チームリーダーの一番大切な条件は誠実なこと。

スタッフから愛される人間性豊かなリーダーに私がならない事には当院の明日はない。

投稿者 nakano : 2005年03月17日 21:30

コメント

「人間性豊かなリーダーに私がならない事には当院の明日はない。」
でも アンタ 歳 ごまかしてますからぁ  残念っ。

「私自身が父性的な指導方法を習得するべき」
ええ事 書かれますなぁ。うまく叱れることが重要なんだね。一歩間違うと単なるストレス爆発にしかならないので「ちゃんと叱る」のは難しいです。

投稿者 黒瀬 : 2005年03月18日 16:01

コメントしてください




保存しますか?