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2005年11月12日

日本口腔インプラント学会中国四国支部総会

今日と明日の2日間、岡山で日本口腔インプラント学会中国四国支部総会が開催される。

主幹は私の出身の医局「岡山大学大学院医歯薬学総合研究科顎口腔機能制御学分野」
思いっきり長ったらしい名前だが、私が医局に残っていた時は、まだ第一補綴科と呼ばれていた。

そのインプラント学会中国支部総会に懇親会から私は参加してきた。

参加したとはいえ同窓会の会長の肩書きで、ご招待を受けただけで
大きな赤いバラを胸に付けて前の方の席に座ることになった。

これはこれでとても気を遣う!

インプラントを未だに危険視される方も多い。
確かに昔の初期のインプラントは、顎の骨と結合しないために経年的に沈み込むなど
問題があった。
しかし今の骨と結合するタイプが登場して成功率は驚くほど向上した。

今日の発表でも、日本の患者様の統計によると15年後の成功率は95%と言われている。
これは従来のブリッジや入れ歯の成功率よりはるかに高い数字だ。

市民公開講座の窪木教授の発表は「口腔インプラントが変える歯科医療」

抄録では「これからは、患者様個々に複数の治療法を提示させていただいて、
これまで報告されている証拠を基に、一緒に迷いながら、治療法を決める時代が
来るでしょう!」と書かれていた。

地方学会とはいえ、岡山でこれだけのインプラント学会が開催されることを
大変な誇りに思うも、私のテーブルではレベルの大変高い話を皆さんがされていた。

「間葉性幹細胞がどうしたこうした?」
「還元酵素阻害剤がどうしたこうした?」

インプラントの話なら大丈夫と胸を張って懇親会に参加した私だが
話に全く付いてゆけず一人蚊帳の外になるのであった。

やっぱり歯医者は一生勉強し続けないとね!!
勉強すべきことは山のようにある。

寂しそうにしていた私に声を掛けてくれた先生方ありがとう。
今度はもっと事前に勉強して予習してから参加するね!!

投稿者 nakano : 2005年11月12日 22:14

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