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2006年08月26日

最近のインプラント治療

土曜の診療が終わり
お盆休みにお墓参りに行っていないので
夕方なぜかお墓参りに行く。

夕方のお墓は蚊が無茶苦茶いて
半そでで出かけた自分の浅はかさを恨む!!


今日のインプラント治療も無事終了した。

最近の当院のインプラント治療は、1本や2本の
少数のインプラントを植え込む処置がほとんどとなっている。

今までは両端の歯を削ってブリッジを入れていた方が
「歯は削れば削るほど悪くなるから削りたくない!」
と言って、1本や2本のみのインプラントを希望される。

かなりの本数のインプラントを植える方は少なくなっている。

本数が少ない方が歯科医師はストレスが少ないかと言えば
実はどうでもない。

当院でも以前は骨のある場所に骨のサイズを測り
それに応じたインプラントを植え込んでいた。

しかしそれでは上に入れる歯が位置が悪くなったり
見た目が悪くなる欠点があった。

最近では補綴(ホテツ)主導型と言って、上に入れる歯のことを
最大限に考慮して、骨がそこになければそこに骨を作って
一番理想的な位置にインプラントを植え込むようになっている。

そのために当院のここ数ヶ月のインプラント治療は
人口骨を応用して、またGBRと言うゴアテックスの膜を併用した
インプラントの植え込みがほとんどだった。

今日の方は右下2本の奥歯の欠損の場所に2本のインプラント処置を
希望されていた。

最近では珍しくレントゲンで骨は幅も高さも十分確認できた。

上下歯の位置関係もたいへん良好である。

しかしそんな時にこそ落とし穴が潜んでいることがある。

顎の骨の硬さや密度は4段階に分類されている。

下顎ならかなり骨が硬い方が多く、インプラント治療には適した
骨をされている方が多いだが、今日の方の下顎の骨は以外に
柔らかくて、骨の密度を増して緊密に植え込むのに少し時間を要した。

インプラント治療は一般の患者様にはとてもハードルが高い!
金額のこと!外科手術のこと!他モロモロ
心配されることが目白押しなのだ。

その高いハードルを飛び越えようと決心された患者様には
少しでもストレスが少なく、術後の予後良いオペを常に心掛けている私だが、
「やはりインプラントは奥が深い!」
とつくづく考えてしまった。

当院でインプラント治療を受けられる方に幸あれ!!

投稿者 nakano : 2006年08月26日 18:39

コメント

こちらのブログの3月のオーラ写真のところでコメントしています。良かったら読んで下さい。

投稿者 j : 2006年08月27日 16:06

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