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2007年06月03日

歯内療法セミナー

2日続けて飲み会に参加!
ほとんど飲めない私が飲み会に参加すると
ストレス解消には決してならないで
逆にストレスと疲れが増すようだ。

歯学部サッカー部の後輩には悪いことをした。
サッカー部新歓コンパに行けたら2次会から参加する
と言っておきながら時間の都合が付かなかった。

私との話を楽しみにしていた後輩には本当に悪かったが、
私の体は1つしかない!!次で埋め合わせをする!!

今日の日曜日は歯内療法セミナーに参加するために早起きした。
しかし案の定顔は真っ赤!いつものように酒に弱い私は完全なる二日酔い!

朝から風呂に入り少しでも酒を抜く努力をする。
今日のセミナーは京都で開業されている山田先生のエンドセミナー!
これは簡単に説明すると歯の神経の治療のセミナーだ。

先日スタディクラブクラブSの勉強会で山田先生のエンド治療に触れた私だったが
短時間の勉強会ではほとんど消化不良に終わっていた。

そして今日の山田先生の一日セミナーに参加することにした。
山田先生のセミナーはニッケルチタンファイルと言う器具と機械を使用したセミナー!

このニッケルチタンファイルは特別に新しい材料ではなくて実は当院にも
数年前から使っていないニッケルチタンファイルの在庫も機械もあるのだが
眠っている。

なぜなら使用方法が悪かったのか1本1000円近いニッケルチタンファイルが
数年前に使い始めたときはポキポキと折れてしまったからだ。

これじゃー材料代が高すぎて、臨床では使えない!
そう思った私なので当院ではこの高いファイルと機械はお蔵入りしていた。

しかし再び最新の情報を学びたいと思って今日のセミナーへの参加を決意した。

「アメリカの歯科医師で一番位が高く、一番稼いでいるのがエンドの専門医!
矯正の専門医よりも、インプラントの専門医よりも稼ぐ!!」との山田先生の話から始まった。

確かにアメリカのエンド(歯の根っこの治療)の専門医の平均年収は凄い。
なぜならアメリカでは1本の歯の神経の治療代金は数万円から10万円近くする。

これは日本の保険の治療費の数十倍の金額となる。

歯の神経の治療は日本では完全な不採算部門であるが
私はいつも患者さんにも歯の神経の治療と歯周病の治療を
家を建てるときの基礎の工事と同じと患者さんに説明している。

「幾ら上に素晴らしい立派な建物を建てても、基礎がしっかりしていないと
決してその建物は長持ちしません!基礎は大切です。」

本当に基礎工事、歯の神経の治療は凄く大切なのである。

今までの当院での歯の神経の治療は東京の深田先生に教えて頂いた
RET治療法をベースに当院では行っていた。

しかし最近のニッケルチタン等の新しい材料の流れに私は完全に
置いてきぼりを食っていたことを今日のセミナ-で再発見した。

何とかして当院でもこの山田先生のシステムを取り入れないといけない。

メモを取りながら、質問しながら、あっという間に終了の4時の時間となった。

山田先生は私より10歳ほど年上の先生だが
このセミナーをお手伝いしていた先生方の数名は私の大学の後輩の先生だった。

このままではいけない!後輩に遅れを取っている!!と軽い焦りを感じる。

山田先生からもっと学ぼうと資料に同封されていた完全マスターコースのチラシを見た。

歯の根っこの治療だけでの10回コース!
インプラント10回コースなら喜んで参加する私だが歯の根っこの治療だけで10回!!

歯の神経の治療は大切だと患者さんには力説する私だが
うーーーん!参加しようかどうか?本当に悩む!!

だって歯の神経の治療って地味な仕事だもん!!

投稿者 nakano : 2007年06月03日 19:15

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