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2007年11月04日

院長!逃げる!!

金曜日のRSKラジオ生放送の大失敗!
それに続いて金曜日のある患者様から
「院長がラジオやテレビに登場するのはビジネスに走りすぎている!」
と凄い口調で、面と向かって強い批判を受ける。

妻に言わせると「踏んだり蹴ったり!!」

ラジオの失敗は、全てが自分の責任なので何を言われても
批判を甘んじて受ける以外に方法はないのだが
歯科医師の私がラジオやテレビに登場するのを批判されたことに
私は自分が想像した以上に落ち込んだ。

私は人からどう思われるかがとても気になる。
他人の目がとても気になる正確なのだ。

その日一日テンションとモチベーションを上げようにも
どうにもこうにも元気が出なかった。

「逃げたい!」

私はそう思った。

「逃げよう!!」

そう決断した私は翌日の土曜の朝、なぜか沖縄行きのJALに登場していた。

11月とはいえ沖縄は暑いはずだ!
沖縄の暑い日ざしと綺麗な青い海に嫌なことは流し去ろう!!

そう私は思っていた。

しかし那覇空港に着いた私は、今にも雨が降りそうな那覇の空を見上げて
自分の心を投影しているのかと不思議な感覚を感じた。

沖縄の天気は曇りのち雨だった。

とりあえず北に走ろう!

いつものトヨタレンタリースで車をピックアップした私は
予約が何とか取れた喜瀬のホテルへと車を走らせた。

しかしここから私に大きな不調が始まった。

電話で予約をした際に「私はタバコの匂いに弱いので禁煙車をお願いします!」とリクエストした。
トヨタレンタリースの方は「禁煙車は今はご用意できませんが、消臭を普通より念入りに行います!」
と言ってくれた。

しかし私が那覇空港店から乗り出した車はかなりのタバコの匂いがしていた。

その場ですぐに車を降りて変更を申し出ればよかった。

しかし私は匂いは人間の感覚の中で一番鈍感になる感覚なので
すぐに慣れて気にならなくなるだろうと思っていた。

しばらくは雨が降りそうな沖縄の道を車の窓を全開して走った。

高速に乗り許田のインターチェンジを目指した私は
途中の休憩所でどうにもこうにも我慢が出来なくなっていた。

「私はきちんとタバコの匂いがしない車をリクエストしたはずだ!
それを天下のトヨタレンタカーがこんなタバコ臭い車を私に貸し出すとは!!」

私の中で大きな怒りが目覚めていた。

高速の休憩所からトヨタレンタリース空港店に電話した私は
「車の匂いが我慢できないのでもし可能なら車の変更をお願いしたい!」と素直に話した。

「中野様、今空港店から近い場所にいらっしゃいますか?こちらにはすぐに戻ってこれますか?」
と言われる。

その時の私は既に高速に乗り、空港店から1時間も走った場所まで来ていた。

「恩納村の営業所か、本部の営業所まで行きますから、そこで車の変更はお願いできませんか?」
と私はお願いした。
連休で先ほど営業所の混雑振りを見ていたので
変更できる車が無ければあきらめようと私は思っていた。

鼻をつまんで我慢すればいいだけだ。

恩納村と本部の営業所にすぐ確認を取った那覇空港店の方は
私が想像できないことをその電話で言った。

「申し訳ありません!恩納村も本部も今日は全車が出払っています。
よろしければ今からお泊りのホテルまで代わりの車をすぐにお届けしますが
よろしいでしょうか?」

お泊りのホテルまで?

空港店から高速を使っても喜瀬のホテルまで1時間半はかかる!

ホテルの近くで「沖縄そば」を食べて、ホテルにチェックインした私の元に
「トヨタレンタリースの方が来られました!」とホテルの方から電話が入った。

早い!!

そこには笑顔の中に「このたびは本当にご迷惑をお掛けしました!」と
深々と頭を下げるトヨタレンタリース沖縄空港店の職員の方の姿があった。

どの仕事にもミスは必ず起こる。
お客からのクレームも必ずあるものだ。

しかし本当にクレームは言い換えればチャンスの時でもあるのだ。

クレームへの対応と、ミスへの迅速な処理が本当にその企業の底力を
感じる場面でもあるのだ。

私はこれから沖縄でレンタカーを借りる時には
トヨタレンタリース沖縄空港店以外では絶対借りない!!

そう感じさせる対応はやはり世界のトヨタであった!!

投稿者 nakano : 2007年11月04日 20:40

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