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2008年07月07日

社長渡邉美樹

7月6日の日曜日
私は東京国際フォーラムで
ワタミの渡邉美樹社長と上条詩郎氏の
講演会を開催した。

中でも渡邉美樹社長をお呼びしての
講演会の開催は、私の夢でもあったので
昨日は私の1つの夢が実現する瞬間でもあった。

渡邉美樹社長を昨日、歯科医師向けの小規模な講演会に
お呼びできたのは、私は奇跡に近いと考えている。

外食、介護、教育、病院、農業、環境と全ての分野で
目覚ましい成功を収められているワタミの渡邉美樹社長の元には
毎日数件もの講演の依頼が来ると言われている。

しかし基本的に月に1度しか講演は行わないので
ほとんどの依頼を断りながらも、今では3年先までスケジュ−ルが
入っていると聞く。

そして日曜日に講演をされることは絶対無い!

そんな渡邉美樹社長が、歯医者の私の講演依頼を
それも日曜日の昼間の講演依頼を、引き受けてくださると言う
連絡を受けた時は、本当にうれしくて、私は妻と抱き合って喜んだものだ。

「強く思えば願いは叶う!」

3ヶ月前から準備を進め、参加者の200名はさすがに渡邉美樹社長の
ネームバリューからすぐに集まった。

それも北は北海道、南は沖縄から歯科医師と歯科医院スタッフ200名が
参加の意思を示してくれた。

普通渡邉美樹社長の通常の講演会は60分程度!
しかし今回、常識知らずの私は、無理に無理を言って
60分の講演の後に、30分間私との対談を無謀にもお願いした。

北海道や沖縄から飛行機代とホテルの宿泊費を払って
参加される私の仲間の歯科医師の先生たちに少しでも
長く渡邉美樹社長の話を聞いて欲しかったからだ。

「強い思いを持てば実現する!」

私の無理を、渡邉社長は聞いてくれた。


しかし、それからが大変だった。

講演会だけなら司会者がいればいいのだが
対談をするとなると対談する私の技量が大きく問われる。

失敗は決して許されない!!

3ヶ月間、渡邉美樹社長の著書を何度も読むだけでなく
DVDを何度も何度も繰り返し見て、彼の話し癖や
人となりを掴むように努力した。

私の脳みその半分を、渡邉美樹社長が占めるほど、
本気で頑張った。

「渡邉美樹社長、私の体に降りてこーい!降りてこーい!!」
と時にはとても怪しい自分にさえなった。

参加される先生からも「渡邉美樹社長に聞いてみたい質問」について
アンケートをお願いして、20個の対談での想定質問も完成した。


そして昨日私は東京国際フォーラムの地下駐車場で
渡邉美樹社長の到着を待った。

打ち合わせでの到着時間は12時45分!

驚いた!
12時45分ジャストの時間に約束の場所に渡邉美樹社長を
乗せた車が到着した。

そして割れんばかりの拍手の中、渡辺美樹社長の講演会が始まった。

最初にどうしてこの講演会の依頼を引き受けたかについて話をされた。

それは恩返しと言われた。

「私は多くの人にカンボジアでのボランティアの話をします。
すると多くの人がカンボジアに行きたいと言いながら
実際カンボジアに来る人は100人に1人です。
その中でも何か自分にできることがしたいと行動する人は
また100人に1人です。

それが中野先生は、カンボジアに来てもらって
私の子供たちともいえる孤児院の子供たちの
虫歯の検診をしてもらった。

私はその恩返しをするために今日ここに来ました」

200名の前で何度も最後列に座っていた私の眼を見て
そう話された。

うれしかった!
感動した!!

恩返しって?私は何もしていない!

本当は学校を1棟寄付できればいいのだが
私の今の経済状態ではそこまでは無理だったので
私に出来ることは?歯のことしかない!!

そう言った単純な理由で孤児院での歯の検診を
申し出ただけだ。

それは逆に車の手配や通訳の手配で
現地のスタッフの手を煩わせたことと思う。

それなのに恩返しだって!!

涙が出そうになった。

渡邉美樹社長の講演は本当に素晴らしいものであった。

東京国際フォーラムのD5のホールを何とも言えない
温かい空気が包み込むのを私は感じた。

渡邉美樹社長は私たちの期待以上の講演会を
行ってもらった。

そのことに対する私の恩返しは?

そうだ、カンボジアに行った時から、心では思っていたのだが
実際実現は難しいと思っていた、あの支部を私が作ろう!

その実現が、私の渡邉美樹社長への恩返しなのだ!!

投稿者 nakano : 2008年07月07日 22:23

コメント

はじめまして
私の息子は郁文館中学に通わせています。
私も理事長の理念に共感をして少しでも息子に素晴らしい環境を!理事長の理念や思いを感じて欲しくて息子を入学させました。
たまたま、ブログを読み、とても暖かい気持ちになれたので、コメントを残させていただきました。
ありがとうございました。

投稿者 郁文館 : 2008年08月14日 09:39

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