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2009年01月06日

インプラントにおけるCT撮影

昨夜、仕事始めの一日を一生懸命
仕事をして、痩せている自信を持って
体重計に乗る。

しかし、しかし、66,6キロ!!

単に増えているだけでなく、6の三並びの不吉な数字!
オーメン!、いやアーメン!!
いったい、どうなっちまったんだ!この体?


診療も2日目に入り、今年初めてのインプラントのオペも無事終える。

当院では開業以来、17年間、インプラント治療を行っているのだが
ここ数年のCT撮影によるインプラントの術前の診断には、本当に凄く助けられている。

CDを撮影していなかった時は、パノラマと言う単純な2次元のレントゲンンだけでの
審査診断しかできなかったので、特に上の顎のインプラントは慎重を期して
断るケースも多かった。

しかし、CTを撮影することで、インプラント術前の診断が、とても改善された。
インプラントは基本的に骨のある場所に、植え込む治療なので
骨の幅と高さと質の診断がとても重要になる。

前述したパノラマレントゲンでは、ある意味で推測の域を出なかった骨の
診断が、このCTの出現により、かなり鮮明に、正確に診断ができるようになった。

特に、今日のように、術前のステントと言う、診断用のプレートをきちんと
作成したうえで、CT撮影を行うと、自分がまさにインプラントを挿入したい場所の
顎の骨の状況が手に取るようにわかるのだ。

インプラントのオペ中でも、そのCTのデータを見ながら、オペができるので
インプラント治療における術者のストレスもかなり軽減できる。

今日のインプラントは上の顎の犬歯の位置に2本のインプラントを埋入した。

上の顎は基本的に、骨が軟らかいので、なるべく、骨の硬い場所を探して
その硬い場所にきちんとインプラントを埋入することが大切なのだが
ステントを使って、CT撮影をしておくと
立体的に骨の状況が把握できるので、皮質骨の硬い場所にインプラントを
なるべく添わせて、埋入することができた。

インプラント治療もCT等の診断機材の発展だけでなく
インプラント自体の材料も発展を続けている。

私の友人の倉敷のO先生は、歯が全くない人に
わずか4本や6本のインプラントのみで、歯を入れる「オールオンフォー」の
研修のために、ポルトガルのドクターマローの診療室に研修に出かけた。

ドクターマローはインプラントを行う歯科医師なら知らない人はいないほどの
世界的な有名人だが、彼の診療室は、凄いらしい。

岡山大学歯学部付属病院より、大きな歯科の診療室がポルトガルの
リスボンにはあるらしい。

私も今年はリスボンに行きたい!

そしてオールオンフォーを完全マスターして、
歯が無い方にも、今までより、簡単に?インプラントの恩恵を受けてもらいたい!

投稿者 nakano : 2009年01月06日 22:33

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