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2009年04月10日

歯科界の凋落

私が骨折をしたと
知った当院のスタッフは
私にとてもやさしい!

「院長!大丈夫ですか?」
「院長!無理しないで下さい!!」

そこまでは良かった!

「院長、どう転んで胸の骨を折ったんですか?」
私が身振り手振りで自分が転倒した状況を話す。

私は自転車で転倒して、背中から地面に落ちた。
「どうして、背中から落ちて、前の胸の骨を折ったんですか?」
「どうして??それは私の骨が脆くなっているから!!」

身振り手振りの大げさな私のジェスチャ−を見ていたスタッフは
そこでもう笑いが止まらない!!


受けるのはうれしいのだが、笑うことは止めて!私まで笑ってしまう!!

今の私は、くしゃみと笑いが一番胸が痛む!!

4月8日水曜日に、当院は17年目の開院記念日を迎えた。

思い起こせば、17年前に、この地で歯科医院を開設した時は
歯科医師は私1名、スタッフは歯科衛生士4名!治療イスは3台の
規模で当院の歴史は始まった。

17年間で紆余曲折、数えきれない失敗を重ねながら
当院は素晴らしいスタッフを得て、今では治療イス11台、スタッフ数40弱の
組織にまで成長することができた。

17年経過して、何より院長の私がうれしいことは
当院の素晴らしいスタッフたちだ。
当院のスタッフは、どこへ出しても恥ずかしくない!!

笑顔を感謝の気持ちがきちんと持てる心が優しいスタッフが本当に
当院に集まってくれた。

水曜日のミーティングの時間に、スタッフが自ら
私と妻への開院記念日への寄せ書きと、花束を贈ってくれる。

そのスタッフの気持ちが私には本当にうれしい!


お昼のミーティングで私がスタッフに話す時間を得られた。

初心に帰ろう!!17年前を思い起こして、私は17年間
ぶれないように伝えてきて、当院の考え方!
私の理念をこの場でスタッフに再び熱い言葉で伝えた。

17年前、当院は新規で歯科医院を開業した。
当時、私が4名の歯科衛生士に繰り返し伝えていたことは
わずか3つだけであった。

「痛くしない」
「よく説明する」
「待たせない」

この3つだけを必ずクリアするように院長の私は心がけ
当院のスタッフにも何度も何度も伝えていた。

あれから17年経過して、当院の様子は様変わりした。

数年前から、私は当院を「ありがとう」の感謝の言葉と、笑顔があふれる
日本一の歯科医院にしようと、スタッフ何度も話していた。

インプラントの患者数が日本一とか、売上が日本一を目指すのではない!

感謝の言葉と笑顔の多さを日本一にしたいのだ!!

開業当時から話している3つの思いと、今私が目指しているものを
17年目の開業記念日に、大切なスタッフに話ができる私は本当に幸せである。

私は、心に温めていたあるイラストをスタッフに配った。

その1枚のイラストはまだ、ラフのスケッチ段階であるが
「なかの歯科クリニック開院20周年記念」と書かれている。

1枚のイラストの中には私を含んで22名の当院のスタッフが
ハワイの大きな木の下で、フラダンスに興じたり、食事を楽しんだり
美味しいカクテルを飲んでいたり!!

私は今から2年から3年後までの間に、当院の開院20周年記念式典を
ハワイのワイキキで行いたいと考えている。

その1枚のラフのイラストには私の夢が書かれていた。

私は今から2年間、この夢の実現に向けて頑張りたい!!

私のもっと当院をこうしたい!!と言う強い思いは続いた。

もっと診療室がきれいで、もっとスタッフが生き生きと働いている!!

スタッフは誇り(ほこり)を持って、床のホコリ(ほこり)を拾う!!

座布団1枚もらえると思った私の話に
その場はしばらく凍り付くのであった。

投稿者 nakano : 2009年04月10日 23:00

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