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2006年02月26日

北海道医療大学歯科臨床セミナー

土曜日の診療を一人早めに切り上げて岡山駅に急ぐ!
今日は大阪で北海道医療大学歯科臨床セミナーに講師として
呼ばれているのだ。

このような大学の公的なセミナーに講師として呼ばれることは初めてなので
そわそわととても緊張する。

しかしJR西日本はそんな私にとても無常!
「次の『のぞみ』は禁煙席は全て満席です!」と冷たく言い放つ。

喫煙も嫌だし、自由で座れないのも苦痛!いきなり究極の選択となる。

新大阪から会場の国際会議場まで急いで移動!
私が思ったよりスムーズに早く会場に到着はしたのだが
既に第一部の北海道医療大学歯学部助教授、同窓会会長の藤井先生の
講演は始まっていた。

しかしここ大阪国際会議場は凄い!
大阪リーガロイヤルホテルに面したこの国際会議場では
土曜日の夕方とはいえ、多くのビジネスマンが出入りしてとても活気がある。

田舎者を私は、入り口でかなり気後れする。

藤井先生の講演は「サイトカインを用いた歯槽骨の再生療法の展望」
大学での研究を含めた最新のトピックスを話された。

私の話は泥臭い開業医が行っているホワイトニングの実践手法!
エビデンスもないし、理論も考察にも劣っている。

私がそして当院が8年間多くの患者様に実際行ってきた
歯のホワイトニング治療について成功と失敗!
特に患者様に迷惑をお掛けした失敗事例についても
全てを正直にお話したつもりだ。

私はホワイトニングの歯科材料のメーカーがバックに付いている訳ではない。

実際のホワイトニングで、素晴らしいと思う点も、これは改善すべき!悪いと感じる点も
全て正直に大阪の先生にお話して批判を仰いだ。

会場には多くの先生が出席されていた。

一番奥で会場の雰囲気にそぐわない年配の先生が参加されていることを
私は不思議に感じていた。

北海道医療大学は新設私立大学のはず!
それにしては1期生にしても年齢が合わない!年配過ぎる先生なのだ。

第2部の私の話は予定より15分ほど押して始まった。
会場の関係で8時には会場を出ないといけないはずなので
いきなり私は焦ってしまった。

昨日の予行では普通に話すと2時間半は必要だ。
ゆっくり話すと3時間は必要となる。

しかし私に残された時間は質疑応答を含めて1時間45分!
急いで話さないと間に合わない!

いきなり早口で話し出す私!

予定通り7時50分に何とか話を終わらせた私は説明不足!
時間不足でかなりのストレスを感じることになった。


絶対伝わっていない!

私のホワイトニングに対する熱い思いは、会場の先生にいったい何度で伝わったのか?
私が100℃で話したつこりでも、早口なので10℃マイナス!
私の話し方、伝え方がまずくて10℃マイナス!
わずか80℃の熱さでしかない!それでは水は絶対沸騰しないのだ。

わざわざ無名の私の話を聞いた先生の感情を揺さぶり、行動を変えるとこまでは
絶対届かないのだ。

不満足を感じながら、主催者のN先生にお詫びをする。
「すみません!最後の方、時間の関係で飛ばしてしまいました!
どれだけ伝わったか不安です。
「良かったです。今回はさわりだけで十分です。」

N先生の言葉に少しだけ救われる。

セミナー終了後の懇親会で一番後列の先生が
北海道医療大学の学部長のO先生と初めて知った。

わざわざ札幌から学部長の先生が来られるなら!

ネタフリをしたり、笑いを必要以上に求めるんで無くて
もっとアカデミックな話をするんだったと後悔するも

後悔後の祭り!!

投稿者 nakano : 2006年02月26日 21:03

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