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2008年04月24日

歯科医療はサービス業か?

今朝はテレビ局の方が
当院に来院されて取材となった。

「子育て探検隊」と言う番組の中で
年齢別の子供の虫歯予防について
朝から本気で語った。

私の今年の目標の1つに、新規で「新聞やテレビに3回取材される」
があるが、4月半ばで早くも目標達成!!

しかし、後から考えると、熱く語りすぎて
取材中に笑顔が無かったことに気づいた。

まだまだ未熟者の私である。


今日の歯科衛生士学校の講義は、私は準備に準備を重ねた。

先週の講義の中で、パソコンによるスライドが続く場面があった。
内容は大切だが、面白くないスライドが続いた。

その場面で、あきらかに数名の学生さんの瞳が閉じて行き、
レム睡眠に入る学生さんの姿も目に入った。


そんな状態に陥っても、一通りの講義の準備しかしていなかった私には
そのまま講義を進めるしか、他になす術がなかった。

それなので、今回は90分の講義を15分毎に6コマに分割した。
面白そうな話題を中に入れ込んで、眠りを誘いそうな場面が来ると
そこを早送りして、次の話題へとさっと転じて、興味を惹きつけて
飽きさせないように話を続けた。

今日の面白そうな話題は「歯科サービス業について!」だった・

歯科医療がサービス業であるかどうかは?賛否両論あるし、
医療は医療であって決してサービスではないと言う根強い考え方もある。

当院のミーティングでも過去何度もこの点ではスタッフとぶつかった。
歯科衛生士専門職で勤務経験が長いスタッフほど、
私が話す「歯科医療サービス業説」に反感を持った。

私はどんな職業も、基本的にサービス業だと考えている。

警察のお仕事も、宅配便のお仕事も、サラリーマンのお仕事も
OLさんのお仕事も、誰か他の人に対するサービス業だと考えている。

だから歯科医院でもレベルの高い歯科治療はもちろんのこと
レベルの高い歯科医療サービスを提供するのは、
当たり前だのクラッカー(古い!!)と考えている。

今行われている歯科医療サービスを話した上で、学生さんには
「自分が患者さんになったときに、受けてみたい
歯科医療サービスを考えましょう!」
とグループディスカッションをした。

18歳から○○歳の女性が考えた歯科医院のサービスとは?

「男性は必ずいい男、イケメン歯科医院」
「治療中にネールサービスやマッサージを受けられて、治療後にヘアをセットしてくれる」
「ドリンクバーが待合室にあり、歯とカラダに良い飲み物が自由に飲める」
「焼き芋大会などのイベントを行っている」
「通院回数によってポイントがたまり、グッズがもらえる」
「自分のオリジナルの歯ブラシを作る事ができる」
「ご主人様、お帰りなさいませ!と出迎えるメイド歯科医院」
「待合室にパウダール-ムがあり、化粧品のサンプルが使用できる」
「子犬とじゃれあえるスペースがある」
「足湯や足ツボマッサージが受けられる」
「メール配信サービスがある」
「ネットから気軽に予約ができる」
「治療中に好きな音楽が聞けたり、好きなDVDが見られる」

学生さんには、ありえないこと結構!常識に囚われないで好きな事を
発表して!とお願いしたのだが、出るわ出るわ!さすがに若いパワーは違う!

私もメモを取る手が止まらない!!

しかしこれはビジネスになるんじゃない?

「こんな歯科医院があれば、行ってみたい!」
「こんな歯科サービスを受けてみたい!!」

どんな事を言っても決して馬鹿にしたり否定をしない!
そんな自由な雰囲気の中でグループで話をしてゆくと、
一人では決して思いつかないアイデアがふと浮かんでくるものだ!

こう言った「ブレーンストーミング」は、その場の空気と同調して
思わぬアイデアを呼び込んでくれる。

ドリンクバーなんて、いいんじゃない!


イケメン歯科医院は??

う−−−−ん!!うちじゃ無理???


投稿者 nakano : 2008年04月24日 18:07

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