« 渡邉美樹社長と対談 | メイン | 歯医者の死生観 »

2008年07月09日

珍客来院

渡邉美樹さんの講演会の後
妻に「お礼状は書かないといけないよね?」
と聞くと「当たり前!!」と一蹴された。

昨日、何とか自分の思いを込めて、
お礼の手紙を書いて、今朝ポストに投函した。

その数時間後、何と渡邉美樹さんから
直接お礼の手紙が届いた!!

しまった!やられた!!
先方から先に手紙が来るとは!


迂闊だった!
日曜日の夜にすぐ手紙を書くべきだった。


先月からドクターの飲み会はワタミに必ず行っている私だが
スタッフの飲み会も今後はワタミ以外に私は行きたくない!!


診療前の朝の時間に、今月のラジオ番組の進行表を考えた。
そして8時40分位に診療室に出てみると
何やら玄関辺りが騒々しい!!

まさか患者さまでも倒れたのか?と急いで玄関へと急いだ。

そこで私の目に入った光景とは?

黒い大きな大型犬と、数名のスタッフが玄関のドアの外で
押し問答をしている姿だった。

えっ!何でワンちゃんが?

よく見るとその大型犬は当院の待合室に執拗に入ろうとしているのだった。

それを数名のスタッフが体を張って阻止しているのだった。

何で!待合室に入りたいの?

黒い大型犬はラブラドールのメス!首輪はないが
毛並み良さから飼い犬に間違いない。

近くの家からか、それとも動物病院から逃げ出してきたか?

でもなぜ当院に?


愛想がよくて、吠えたりも噛んだりもしていないが
この犬がここにいる限り、当院の患者さまは玄関から待合室に入ることは不可能、
もし診療室に乱入でもされると消毒の関係上、保健所から診療のストップが出るかもしれない。

それ以上に、もし小さな子供が、この犬に噛まれでもしたら大変なことになる。


朝礼そっちのけで数名のスタッフの力を借りて
大きなケージに犬を入れて、保健所に連絡する。

保健所の担当の方は、「午前中に犬を引き取りに伺います。」
「しかし、もし3日間飼い主が見つからない場合は
この犬は処分されます!」と言われた。

処分?こんなに可愛いのに??

複雑な気持ちでいると日本の警察は仕事が早い!
誰かが通報したのか?警察官が当院に来られた。

ケージに入れられた姿と保健所に連絡したことを聞くと
関係各所に電話をしてそのまま帰られた。

午前中に保健所が来るのか?
もし3日間飼い主が見つからないと処分されるのか?

引き取り手が現われなかったら私が引き取ろうか?
なんて複雑な気持ちのまま、診療を始めていると

診療室の前を2人の女性が犬のリードを片手に
足早に横切っていくのが目に入った。

持ち主か?

犬のケージの場所に行くと

「シャネル?シャネル??」と犬を呼ぶ声が聞こえた。

話を聞くと隣町からシャネルは今朝脱走したらしい。

「首輪を付けてください!」と飼い主の女性は
私に大きな首輪を差し出した。

えっ!飼い主はそっちでしょ?と思いながら
どデカイシャネルの体に抱きつかれながら
何とか首輪を、私が、私が、付けた。

お礼を言われて帰るシャネルを見送って
診療室に戻ると、スタッフから
「院長!ユニフォームが犬の毛で真っ黒です!」と指摘された。

とんだシャネル騒動で私の診療の始まりは
10分程度遅くなったが、シャネルが処分されないで
本当によかった!と胸を撫で下ろす私だった。

でもシャネルちゃん!ちょっと太り気味!!

投稿者 nakano : 2008年07月09日 20:49

コメント

コメントしてください




保存しますか?