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2009年05月18日
本のモデル！テレビのモデル！！
新型インフルエンザの
猛威が止まらない！
神戸の友人からメールが届くが
休日は多くの人でごった返す三宮の街は
既にゴーストタウンの様相を呈しているらしい。
院内のマスクの備蓄のために、新たに注文しようとするも
材料会社には電話もＦＡＸも話し中で全く繋がらない！
この状況の１日でも早い収束を求めたい！
5月16日の土曜日の診療後に、当院では外部講師の先生をお呼びして
初診コンサル、補綴コンサルに関するセミナーを行った。
今回の講師は、大阪の寝屋川市の坂井歯科医院の事務長山川さん。
今回は当院のスタッフ限定のセミナーだが、岡山駅西口の
岡山国際交流センターの会議室を借りて、セミナーを行った。
昨年、東京国際フォーラムで開催されたある経営セミナーで、私は初めて
山川さんの話を聞いたのだが、その内容にとても共感した。
そして、ぜひ岡山にお呼びして、当院のスタッフに彼の話を
聞いてもらいたいと思った。
今、歯科の世界には、不況の波が押し寄せ続け、先日のあるビジネス誌の特集は、
これもまた「歯科大不況」だった。
昨年までは、私たちは年収３００万円のワーキングプアと呼ばれていたのだが
その週刊誌では開業歯科医師は年収２００万円のワーキングプアと書かれていた。
半年で、私たちの年収は３分の１になっていた。
歯科医師が、歯科医院が、過剰過剰と騒ぎ続けられ、
歯科医師の国家試験では３人に1人が不合格、私立の歯科大学の４割が定員割れ！
全国の歯科衛生士学校の６割が定員割れ！！
歯科医院を取り巻く環境は凄い状態で、医療の中では歯科はダントツの
斜陽産業とまで呼ばれている。
そんな状況のなか、歯科医院の経営に関するセミナーも
以前よりかなり数を増してきている。
東京でのセミナーも、タイトルこそ歯科医院経営セミナーだったが、
山川さんの話は他の人の話と違っていた。
その話の本質は、「大切な患者さまに、もっときちんと情報提供しよう！」
「もっと患者さまの話に耳を傾けよう！！」ということだった。
ＴＣと呼ばれるトリートメントコーディネーターの仕事は、情報提供である。
確かに当院でも、忙しい診療のなか、説明不足で患者さまとトラブルに
なることが過去何回もあった。
患者さまは、自分の話を、もっと聞いてほしい思われている。
患者さまは、自分の歯の状態を、もっと説明して欲しいと思われている。
患者さまは、もっと自分を大切に扱ってもらいたいと思われている。
だから初診の時は、初診コンサルを！
補綴物の説明の時は、補綴コンサルを当院では
今まで以上にきちんと行いたい！！
そんな中、とてもタイムリーな話を聞くことができた。
初診コンサル、補綴コンサルの核心をしっかりと教えてもらった。
山川さんが勤務する大阪の寝屋川の坂井歯科医院は
一部のスタッフは見学させてもらったこともあるので
その凄さは理解しているはずだが、凄い歯科医院である。
クインテッセンス出版という日本の歯科では有数の出版会社から
その坂井歯科医院をモデルにした「あなたの歯科医院を９０日で成功させる」
という本が今度出版される。
凄いな！本のモデルになるとは？
土曜日の午後、セミナーの前に数時間当院の診療風景を
見学された山川さん、が私に一言呟いた。
投稿者 nakano : 2009年05月18日 22:23