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2005年01月31日

インプラントの骨の再生

先日の日経の記事に日本メディカルマテリアルが骨の再生を2倍に促進する
素材を開発したと書かれていた。

日本メディカルマテリアルは京セラと神戸製鋼が共同で設立した
医療材料メーカー!当院のインプラント治療のほとんどは
この日本メディカルマテリアルのインプラントだ。

記事によると新材料は「ベータ、リン酸カルシウム」と蟹などに含まれる
「キチン」を組み合わせているらしい。
従来より骨の再生のスピードが2倍に促進するらしい。

今日インプラントのオペを受けたある方は骨が幅も高さもなく、
そのままではインプラントが不可能であったために6ヶ月前に
当院で骨を増やす再生手術を受けた。
使用したほとんどの材料はこの会社の材料だった。
6ヶ月待ってと骨の再生を確認して今日やっとインプラントを埋め込む処置まで
進むことが出来た。

しかしその記事が事実なら6ヶ月が3ヶ月になる。
インプラントを植え込んで3ヶ月待つのが1,5ヶ月となる。

インプラント治療のひとつの大きな欠点が期間が長く掛かる事!
再生医療の研究が進めば、この大きな欠点が少しでも改善される事になる。

日本メディカルマテリアルの頑張りに期待する。

インプラントに未だに恐怖感や嫌悪感を持つ方も多くいらっしゃる。
歯科医師の中にでも「インプラントは悪魔の囁き!」
と否定的なものもまだいる。
しかし今は大学にもインプラント専門外来が出来て
研究も進み、かなり安全性も高く、メリットの多い治療になっている。

もし私自身が歯を失ったときは、両端の健康な歯を削ってブリッジを
入れるより、このインプラントを第一選択として受け入れるだろう!!

投稿者 nakano : 22:06 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月30日

歯医者の診療時間

今朝の朝刊の記事に深夜営業する美容院が岡山市内にも
登場して好評を博していると記事が出ていた。

当院の近くの美容院も毎日ではないが夜の12時までの営業!
仕事を持っている若い女性には深夜営業が都合がいいらしい。

岡山市内の美容院も乱立気味で経営上の選択でもあると書かれていた。

歯科医院も今は年中無休24時間営業の歯科医院が存在する。
あのドンキホーテも24時間診療の歯科医院の
医療ビルの経営を始めると、かなり以前に発表している。


岡山市内にも深夜ではないが遅くまで診療を行っている歯科医院は増えた。
日曜日に診療している一般の歯科医院も増えてきている。
患者さんの利便性を考えるとそういった選択になるのだろう。

しかしある24時間診療の歯科医院では、今は知らないが
数年前は患者さんとのトラブルが絶えなかったらしい。
大酒を飲んで歯科医院に来院して深夜に受付で大声で文句を言う。
受付やスタッフが身の危険を感じることもあったと聞く。

そのためにその歯科医院の受付のテーブルの下には
ワンプッシュで近くの警察に連絡が行くボタンがあったと聞く。

コンビに強盗が増える今、防犯上深夜診療はどうしてもリスクが伴う。
何て医院のスタッフと土曜の夜に酒を飲みながら
やはり土曜の夜はプライベートで楽しみたいと考えるのであった。

でも○○駅前にサテライトの審美歯科専門のクリニックをもし私がオープンさせるのなら
日曜、祝日診療のナイントゥーナイン、朝9時から夜の9時までの診療時間、昼休みはなくて
スタッフの完全交代性は必須?

となるとスタッフの確保にも診療レベルの維持にもかなりの労力が必要に
なるのは間違いない!!
果たしてメリットは?勝算は?

投稿者 nakano : 08:23 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月28日

歯医者が書いた本

私が書いた2冊目の本「常識破りの歯科医院経営」を出してから1ヶ月となる。
読者カードの代わりに本を購入してもらった先着200名様に
歯科医院のマーケティング無料レポートプレゼントの販促キャンペーンを行っている。
すると毎日の様に数枚のFAXでの応募が送られてくる。
その数もとうとう200枚を超えてしまった。

先着200名と謳っているので200名で区切ればいいが
印刷所に頼んでもう少し印刷部数を増やそうかと真剣に悩む!
せっかくの私が書いた本を読んでFAXを送って頂いた先生に
少しでもお礼がしたい!しかし200部の印刷代と定形外のメール便の送料だけで
10万円以上!作業代や手間を入れるとかなりのお金がかかる。

本の印税が入ればスタッフと鍋を囲む予定だ。
この本が余り売れなくて印税が少ないと普通の鍋
沢山売れて沢山印税が入ると「ふぐ」をスタッフと食べに行きたい!!
本を買ってくれた人の10%がFAXで応募してくれるとすると
既に2000部は優に売れている計算になる。
果たして私達は「ふぐ」を食べに行くことができるのであろうか??

今日久しぶりに私の1冊目の本「より白く美しく」を読んだ読者の方が
当院に審美歯科の話を聞きたいと来られた。
とても美しい方でファッションも化粧も完璧である。

バッグはやはりエルメス!歯医者に来院するのにケリーの32cm、
内縫い、ボックスカーフで金具はシルバー!
そのケリーから現れたのはエルメスオレンジの私が書いた本
『より白く美しくー幸運を呼ぶあなたの白い歯ー』
うーん!指先のネイルも全て完璧である。

そんな完璧な方に「お口の中を拝見したいので口紅を落としてください!」
何て言えやしない!!

お願いです!審美歯科をもし希望されていても診療室に入る前には
洗口コーナーでリップは落としてください!

投稿者 nakano : 21:18 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月27日

歯医者と腰痛

実は昨年の12月から私はひどい腰痛でしばらく悩んでいた。
足元のごみを拾おうにも急に腰を曲げる事が出来ない。
腰を曲げないように膝を曲げて上半身は傾けないで、ごみを拾う私の姿は
スタッフの目にはさぞ奇異に映ったことであろう。

原因は思い当たる節はあるのだが、このまま一生この腰痛と付き合ってゆくのかと
最近では漠然とした不安に襲われていた。
外科に行ってもレーザーを当ててシップ薬をくれるだけ。
整体は当たり外れが歯医者以上に大きそうで、思い切って行けない。

実は私が昨年3ヶ月間セミナーに通った「姿勢咬合セミナー」
は歯の咬み合わせを治す事で全身の健康を取り戻し
腰痛や肩こりも同時に治してしまおうと言うセミナー!
そのセミナーに参加した私は習った足裏マッサージをしたり口腔内マニプレーション
を試みるも全く効果が無かった。

そのしつこかった腰痛が今朝からかなり軽減しているのに気が付いた。
「病は気から」「時間が薬」
腰痛の軽減した原因は全くわからないが、結果オーライである。
「やっぱ健康が一番!」と久しぶりの健康な体に感謝する。

体が健康になればいい事が起きるものだ。

某出版社の編集の方から「当社から先生の本を出しませんか?」
と言ったありがたいオファーの電話を頂いた。某出版社はこの業界では結構大手である。

今までの2冊の本は私自信で勝手に原稿を書いた上に、企画書を作って
「私の本を出してもれませんか?」とあちこちの出版社に出かけて行ったり
郵送で原稿と企画書を配りまくったものだ。
それがとうとうこの私も出版社から電話が入るようになった。

1冊目の「より白く美しくー幸運を呼ぶあなたの白い歯ー」は昨年の2月22日発売
2冊目の「常識破りの歯科医院経営ー成功への法則『春夏秋冬』」は昨年の
クリスマスに発売したばかりだ。

そんな私に東京の歯科大手出版社から電話が入るとは?
人生「できない!」なんて考えていたら本当に何もできないまま
人生はあっと言う間に終わってしまう。

私に出来る事は全力を尽くして、人生をもっともっと楽しみたい

投稿者 nakano : 18:31 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月26日

ホワイトニング勉強会

毎週水曜日は診療を早めに切り上げてのスタッフセミナー
勉強会の日だ。今日のテーマは「ホワイトニング」

何もいまさらスタッフがホワイトニングについて勉強するのではない。

患者さんからホワイトニングについての質問がスタッフにあったときに
困ったこと、悩んだことを全てのスタッフが話し合って問題点を出し合うのだ。
その問題点を解決するには何を変えて何を新たに準備するかの話となった。

スタッフの悩み
@ホームホワイトニングの材料の使い分けがわからない。
Aなぜホワイトニングの後に歯に色がつきやすい物を取らない方がいいのか
理由を聞かれて答えられなかった。
B今のパンフレットやリーフレットではイラスト、説明がわかりにくく説明しにくい
Cホワイトニングインフォームドコンセントの用紙は記載事項が多すぎて
大切な点がぼやけてしまう、もっとまとめ直した方が良い
Dホワイトニングの前に必ず説明を受けましたと言う署名を貰った方がいい
E電話での問い合わせにどこまで答えたらよいか?どこまで説明するべきか
わからない。
Fインターネットでホワイトニングについてとても知識がある方もいれば
全くわかっていなくてこちらの説明が理解できない方もいる
Gホワイトニングでどこまで白くなるのか説明が難しい

出るわ、出るわ!やはり毎日患者さんと直接接していて質問をよく受けるのは
歯科医師ではなくてスタッフである。

先日私が実際に銀座のサロンでホワイトニングを受けたときの
体験などをスタッフに話して、当院に今必要なパンフレットや説明書の
類を作成しなおすことになった。

それも全て私一人の宿題となった。

1ヶ月の猶予を貰った私は、ホワイトニングのNewパンフレット、説明書、
署名を書く紙、ポスター、症例写真の説明しやすいまとめ
など作り直さないといけない。

しかしこの作業を終えると当院のホワイトニングの説明は飛躍的に向上するはずだ。
なぜなら毎日のようにホワイトニングの説明と質問を受けている
当院のスタッフの知恵が今まで以上に集結するからだ。

スタッフミーティングは診療時間を削りスタッフの休憩時間も削るために
毎週の開催はとても大変だ。
しかし足元に転がっている金脈に院長は気が付かないといけない

投稿者 nakano : 21:44 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月25日

歯科衛生士の増員

今日から新人歯科衛生士のYが当院にやってきた。

求人情報誌で歯科衛生士の募集を出して、2名の衛生士が当院に採用となった。
昨今の衛生士不足と、人が動きにくい1月という季節を考えると
2名の衛生士の獲得は喜ぶべき事であろう。

原因と結果の法則で「心から念ずれば思いは必ずかなう!」と信じていたのは
間違いなかった。

その1名が今日から、二人目は2月1日からの勤務となる。
当院の11番目の歯科衛生士と12番目の歯科衛生士となる。

人件費を考えると軽い眩暈を覚える私であるが先行投資である。

この4月からの当院の新たなステージに向けて、ここ数ヶ月間は準備期間とする。
より細かな歯科サービスの提供にはレベルの高い歯科衛生士は必要不可欠なのだ。

歯科衛生士Yは実は以前当院に勤務していた、いわば「出戻り衛生士」
このYはとても元気が良くて明るい。
一人のスタッフの加入でこんなにも診療室が明るくなるかと驚くほどだ。

患者様のカルテとは違った個人のパーソナルな情報を当院で管理している
コミュニケーションシートの記入も初日からバンバン書いている。
素晴らしいスタッフの再登場に感謝!感謝!!

しかし一度退職したスタッフや、産休育休から復帰したスタッフが復活してくれるほど
私にとってうれしい事はない。

「なかの歯科が好きなんです!ここでの衛生士の仕事が好きなんです!!」
何て言われると、私個人のことを好きなわけでは決してないのだが
うれしくて本当に涙が出そうになる。

人と人との出会いを私自身本当に大切にしたい!!
患者様に喜んで頂ける環境だけでなくて、そこで働いているスタッフが
喜んでもらえる環境を私は確立しないといけない。

そのためにはまず広いスタッフルームを新設したい。
スタッフルームは診療前の着替えと昼休みと診療後しか使わないスペースだ。
診療時間は無人となり、決してお金を生み出さないスペース、無駄なスペースと思っていた。
しかしディズニーランドではスタッフの休憩室は豪華でかなりお金を掛けているらしい。
これはあなた方スタッフは大切な仲間なのですと言うメッセージとなるらしい。

当院の大切なスタッフに広いスタッフルームを作りたいのだが、先立つものはお金である。

投稿者 nakano : 20:54 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月23日

PMTCセミナー

今日は「PMTCによる医院活性化セミナー」に参加するために早起きした。
驚くことに久しぶりに5時代に目覚める。
日曜の朝、早起きしてホームページの更新の作業をするのも気持ちがいいものだ。
(妻には早朝から寝室でカチャカチャキーボードを叩く私は安眠妨害の何者でもないが!)

子供を英語検定の受験会場に送り届けてから、セミナー会場に向かったので
開始10分前には会場についたのだが席はほとんど埋まっていて
一番前の席は悲しくもGETできなかった。

今日のPMTCセミナーはPMTCはプロフェッショナルメカニカルトースクリーニングの
略で、要は歯科衛生士による専門的な歯のクリーニングのこと!
歯のクリーニングと侮るなかれ!この歯科衛生士の歯のクリーニングを定期的に
受けることによりバイオフィルムと言う細菌の塊を破壊することができて
いやーな虫歯も歯周病も予防できるのだ。

参加者の顔ぶれを見てやはりな!と納得した。
今日のセミナーは基本的には歯科医師と歯科衛生士のペアで参加する。
医院によっては衛生士のみ参加していて先生はゴルフか?スキーかな?と思うところもあれば、
1番前に座っていたS先生などは歯科医師2名と歯科衛生士2名の
計4名で参加していた。さすがに凄い先生は凄いものだ。

当院では治療の最後と3ヵ月毎の定期健診時に歯科衛生士がこのPMTCを行っている。
しかし患者様の声を聞くとスタッフによりレベルに差があると言われるので
ここはPMTCの最新の情報とテクニックを私自身が習得しようと今日は参加した。

しかし残念ながらマーケティング的な話、医院の活性化の話がほとんどで
肝心のPMTCの細かなテクニックの話は1時間もなかった。

講師の先生の参加者に対する質問も
「全国の歯科医院数はいくらあるか知っていますか?」
「歯科医院とコンビニ、どちらが多いか知っていますか?」
など初歩的な質問で、岡山の歯科医師や歯科衛生士もレベル的に下に見られたものだなと
少しがっかりした(指された先生や衛生士はきちんと答えていた!)

メラビアンの法則も、マズローの欲求もマーケティングの世界では超有名である。
いまさら詳しく説明を聞くよりはもっと細かなPMTCのテクニックが聞きたい!
例えばこのような歯肉の状態の方にはこのテクニック!
このような性格の方にはこのような説明のしかた!どうすれば定期的な予防歯科治療を
受ける方を医院に寝ずかせることができるのか?
たぶん今日参加された先生はそういった具体的なことが聞きたかったのでないのであろうか?

休日をつぶしてそれも数万円の高い参加費を払って参加する先生やその医院の歯科衛生士は
講師の先生が感じているより上のレベルを求めてるのではないか?
岡山の田舎では少し車で走れば田んぼだらけ!!しかしそんな田舎でも
熱い歯科医師や歯科衛生士は熱い情報を求めているのだ!!と
帰りの車の中で叫ぶ私であった。

投稿者 nakano : 20:16 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月21日

歯科衛生士の求人

歯を守るための歯科衛生士による専門的な歯のクリーニングPMTCを
定期的に受ける方が当院ではここ半年飛躍的に増えてきている。

このままでは治療椅子も歯科衛生士のマンパワー自体も足らないと
急遽当院では歯科衛生士の求人広告を出す事にした。

岡山の求人情報誌「ATTA」に数週間前から歯科衛生士の求人広告を出している。
そして今週号01/28号では何と私がそして当院が記事として「ATTA」の中で紹介されている。

本日届いた01/28日の「ATTA」の中の【医療福祉の現場から院長に聞く】という
コーナーのなかで私は大きな顔のアップと共に熱い思いを語っている。

岡山在住のあなた01/28号の「ATTA]をぜひコンビニ、書店で買ってください!

求人情報の限られた枠の中では紙面の関係で書ききれなかった
私のそして当院の歯科診療に対する、特にホワイトニング審美歯科にたいする
熱い思い、そして私が当院のスタッフに求めることを
専門のプロのライターの方が私のインタビューに基づき
とてもきちんと尚且つ私が言いたい事はきちんと押さえて記事にしてもらっている。

見開き2ページの特集はインパクトは抜群だ。
これだけのページに広告を出すと数十万はかかるはずだ。
それが何と取材記事のためにただとなる。

本当にありがたくてKG情報には足をむけて寝られやしない!!

ライターのMさん、担当のOさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

うれしいのは記事だけではない。
心から願えば思いは必ずかなうと言うのは成功法則の鉄則ではあるが

優秀な歯科衛生士を雇用したいと心から思った私の元に
2名の歯科衛生士さんから電話が入った。

今日はその一人の歯科衛生士さんが党員に見学に来られた。
朝の準備から最後の片付けまで他のスタッフと一日を共にして
彼女は何を感じて何を考えたのだろうか?

私がいいたい「ワクワク楽しい歯科医院」が果たして彼女のハートには
届いたのであろうか?

優秀な歯科衛生士のすぐに雇用して当院の次の進むべきステップに入りたい!

投稿者 nakano : 23:00 | コメント (2) | トラックバック

2005年01月20日

集団感染?

今日20日は「大寒」!瀬戸内地方も冷え込みの激しい一日となった。
こんな日に往診に出掛かるのはとても辛いものだ。

特に私は一年中半そでのケーシーの白衣で通しているために
往診で外に出かけるときもカーディガンなど決して羽織ったりしない。
やせ我慢ではなく、気力で体温調整を図るのだ。

先週はある施設では嘔吐下痢が流行り、例え歯科医師の往診であっても
外部からの接触はダメとのことで、一部の往診は中止となった。
先日福山の施設でノロウイルスが原因と見られる集団感染が大きな記事と
なってから、施設の方の感染に対する神経質なまでの心配は半端ではない。

もちろん入居されている方の体の健康を思って、感染に対する予防に気をつけることは
とても大切な事である。

実は昨日のミーティングでも話題になったのだが、当院のスタッフには
インフルエンザワクチンを受けたスタッフと、受けていないスタッフがいた。
医療機関に勤めるものの努めとして、インフルエンザワクチンは必ず受けるべきであろう。

スタッフを通して他の患者様に移すわけにはいかない。
当院では今年全てのスタッフにインフルエンザワクチンの接種補助金として
一律2000円を支給する事が決定した。

話をよく聞くと肝炎のワクチンも接種していないスタッフもいた。

当院の福利厚生を充実される前に、院長としてこの私がスタッフの健康管理を
守るために、まず行わないといけない事が沢山あるようだ。

その事実に気が付かせてくれたスタッフミーティングは
もはや当院にとっては無くてはならない物になっているのだ。

投稿者 nakano : 21:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月19日

同窓会のお仕事

同窓会の理事会の前に、大学で代議員会の代表と打ち合わせのために
診療が終わるや否や、水の一杯を飲む余裕も無く大学に向かった。

来月の2月27日に、岡山大学歯学部学部25周年記念式典が
開催される。

その式典の打ち合わせの根回しのために、ここ数日私は忙しく動いている。

私は岡山大学歯学部を2期生として卒業した。そして縁あって今1200名を超える
同窓会の会長をしている。
その母校の岡山大学歯学部が学部設立25周年記念となれば
誰でもおめでたいと喜ぶはずだと思っていた。

しかし「あの式典は誰だれの業績になりそうだ!」とか「○○教授が参加するなら
私は参加しない!」「大学の職員は強制的に参加させろ!」などと
自分勝手な声が次々に耳に入り、とても悲しく思う。

その反面「○○支部は全面的に協力する」とか「できる限り多くの会員に声をかけるよ!」
と電話の向こうで言って貰えると、本当にうれしくて涙が出そうになる。

同窓会の仕事は決して割りに合わない。ボランティア活動だ。
愛校心が無ければ決して出来ない仕事なのだ。

会員の先生からよく出るクレームとして「同窓会は何もしてくれない、だから年会費
は払いたくない!」がある。

しかし私達理事会は多くの会員の方になるべく多くの情報を与えたいと
また少しでも利益を与えたいと頑張っているのだ。

何も与えてくれないとクレームをつける会員と、何でも協力する、私の方から
与えますと言う会員と同窓会の会員には2通りある。

どちらが歯科医師として成功しているか?誰もがわかる問題ではないだろうか?

投稿者 nakano : 23:55 | コメント (2) | トラックバック

2005年01月18日

歯医者のホワイトニング日記

昨夜はホームホワイトニングの2回目!
最初ホワイトニング剤を入れたトレーを歯に付けた私は
いきなりの知覚過敏で恐れおののくも、直ぐに染みは消失!安心、安心!
それからの1時間は快適に進む私のホワイトニング!
このまま患者さんに薦めている4週間や6週間も飽き性の私が続くかと言うと
はなはだ疑問である。

だってこの私、お金払っていませんからーー!残念!!(ギター侍調)

今日国際宅急便でアメリカのデジスカスデンタルより、最も新しいホームホワイトニング剤の
NiteWhiteExcel3「TURBO」が当院に届いた。
このTURBOは従来のディスカスのホームホワイトニングより3分の1の時間で
効果が出せるのが売りである。

パッケージを取り出して驚いた。

何だ!「ZOOM」専用のタッチアップキットのホワイトニング剤と全く同じではないか?
説明書を読んでみるとやはり扱いはZOOMのタッチアップキットと同じ!

夜の1時間や2時間ではなくて、寝る前にトレーを装着!
深夜ずっとそのまま、朝起きてからトレーを外す。要は一晩中つけること。
これでは、もし痛みを感じても寝ているから気が付かないではないか?
日本人用に少しマニュアルの変更がいるかもしれない。

とりあえずこの私が実験台になって明日からこの「TURBO」を体験したい。
しかし、いつも感心するのがディスカスデンタル社のネーミングであろう。

「TURBO」ターボなんてホワイトニングが加速しそうで素晴らしいセンスと思う。
やはり歯医者もセンスが必要ね!と田舎者の歯医者は納得するのであった。

投稿者 nakano : 22:30 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月17日

ホワイトニングで知覚過敏

昨日銀座でホワイトニングを受けた私は岡山の自宅に帰り
用意していたトレーを使って数年ぶりのホームホワイトニングを開始した。

1時間半ほどホワイトニング剤を入れたトレーを上下につけた私は
トレーを着けたまま本を飛んだり今日の仕事のカルテのチェックを進めた。

ホームホワイトニングは本を読みながらも、テレビを見ながらも
お風呂に入りながらも可能である。
ただし飲食はダメなことと、電話で話すのは少しきつい。
実は飲食がダメなことは私に取っては好都合なのだ。

年末年始に上海の水と空気がなぜか私の体にあったせいか?
お歳暮で頂いた数々のお菓子類を順調に夜間消耗していったのが悪いのか?

大きな声では言えないが今私の体重は史上最強を目指している!!

そんな私には夜間物を食べる事ができないホームホワイトニング
ダイエットにもなり歯も白くなる、一石二鳥である。
しめしめ今年は1月から良い年になるなと、ほくそえんでいたら
今朝からなぜか歯がとても染みる。

でた!知覚過敏、でも早すぎやしないか?こんなんじゃ1ヶ月も続ける事はできない。
オフィースの影響か?ホームの影響か?両方の影響か?
今朝からとても歯がしみる。一日中歯のことが気になる。

やはり実際に体験することは本当に大切である。
この知覚過敏を超えないと私の歯の白さは得られない。

私みたいに虫歯が多いオジサンでも歯のホワイトニングができることを
証明したい。歯のホワイトニングは若い女性や芸能人のためだけのものでは決してない!!

投稿者 nakano : 21:35 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月16日

オフィースホワイトニング初体験

今日の東京は朝から冷たい雨と風が吹き荒れる。
さすがに東京は岡山より北に位置するのかと?感じる。

今日は何と私自身が患者としてほぼ20年ぶりに歯医者に行く日だ。

大きな声では言えないが私は今でも歯医者がとても怖い!!

そして自分の歯にとてもコンプレックスを持っている私は
妻以外にはここ20年間決して自分の歯を見せたことはなかった。
それほど私の歯は銀歯だらけの治療済みの後だらけなのだ。

しかし当院のこれからの発展のためには他の歯科医院やエステでも流行っているところを実際に体験していい所を自分の医院に取り入れる必要があるのだ。

そして私が今日の11時に予約を入れていたのは銀座のホワイトエッセンス銀座店!
予約内容は歯のクリーニング、しかしその場でどうせ受けるなら思い切って
歯のホワイトニング、それもオフィースホワイトニングを受けてみようと
まな板の上の鯉であった私は決心した。

私はホワイトニングの施術は症例事態も岡山ではかなり多い方と思っているが
ホワイトニング自体は4,5年前にホームホワイトニングを2週間ほどした位だ。
その時は知覚過敏がでたので途中辞めになってしまった。

ホワイトエッセンス銀座店は、銀座のど真ん中の若い女性のための
ファッションビルの3階にあった。私を担当してくれたO先生は美人の女医さん!
よりによってこんなキレイな人に私の一番恥ずかしい所を見られるとは!
とほほ!の気分、岡山に飛んで帰りたい気分になった。

治療に関する一連の説明が終わり、私のホワイトニングが開始された。
自分で恥ずかしい思いをしながら体験して思ったこと感じたことは必ず身に付くはずだ。

ホワイトニングのライトを当てる20分間の時間でも結構長い!ヘッドホンで
ヒーリングミュージックをかけたほうがいいか?」
「唾液が溜まったら手を挙げて下さいと言われてもどのくらい溜まったら
手を挙げるべきなのか?遠慮してなかなか言えないものだ」
「当院では専用のサングラスをライト除けにしているが、柔らかいタオルは気持ちよかった」
「腰から下にタオルケットを掛けられると落ち着きを感じる事が出来た、できれば柔らかな
抱き枕を握りたかった」
ホワイトニング中はそうでなくても術後に薬液を洗い流す水は結構冷たく
歯にかなりの染みを感じた」

私がオフィースホワイトニングを実際に受けて感じた事は以上だが当院の明日からの
ホワイトニングにもそく応用できることばかりだ。

1時間と少しの処置を終えてビルから出た私は、緊張から解き放たれて
よろよろになりながら雨の中JRの有楽町駅を目指すのであった。

投稿者 nakano : 23:03 | コメント (3) | トラックバック

2005年01月14日

岡山で審美歯科?

私のクリニックは岡山市内でも岡山駅から車で10分から15分走ったところにある。

「なんだ!岡山駅から車で15分なら街中じゃない!!」と思うなかれ。
岡山駅から15分はとても田舎なのである。
当院には県外から多くの患者様が審美歯科治療を希望して来院される。
土曜日には特に多く、明日も初診の方が広島から新幹線とバスを乗り継いで
わざわざ来院される。他にも兵庫と香川からも来院される。
そんな当院は本当にのどかな所にあるために県外からわざわざ来院された方に
何と言うか?立地が田舎臭くてまことに申し訳なく思う。

思い切って岡山駅前に審美歯科専門のサテライトクリニックを出すのはどうだろうか?
幸いな事に今、岡山駅前も裏口の西口周辺も大規模な
都市計画が進んでいてチャンスは何度も必ず訪れると思う。

東京や大阪の審美歯科やホワイトニング専門クリニックを見学して
地方都市に取り入れられるものをしっかりと勉強したいと考えている。
今年は1年間かけて都市部の審美歯科ホワイトニング専門医の見学を
行うつもりだ。見学が駄目なら保険証を持って飛び込み体験取材だ。

しかし果たして岡山と言う保守的な街に大金を投入してもリターンが
十分得られるようなニーズがあるのだろうか?
広島のそごうにオープンしたティースアートが年末に閉院したと聞いて
やはり地方都市での審美歯科はまだまだ時期が煮詰まっていないのか?
と不安にも思う。

しかし一度きりの人生、本を出すことも!審美歯科の分院をだすことも!
出さなかった事を後悔するよりは出した事を後悔したい!!

今年の目標設定用紙はまだスタッフにも配っていないし
私もまだ目標が定まっていなくて紙に書くまでいたっていない。

どうせ一度きりの人生!回りから叩かれるかもしれないが
歯のことで悩んでいる方や、歯科医院経営で悩んでいる先生の
少しでも約に立てる人間になりたい。
私の書いた本を読んでもらって、私の話を聞いてもらって、当院に来院してもらって
本当によかったと喜んでもらいたい。

とても大きなことを目標にして、他の方にとても素晴らしいことを与えることができる人間に
なりたいし!そんな人生を歩みたい。
それがいばらの道でも構わない!!

さて私はこの文章中に審美歯科という言葉を何回使いましたか?

投稿者 nakano : 21:43 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月13日

小児の虫歯

今日の診療が終わってから、私は中央保健センターに向かった。

1歳6ヶ月検診の、子様が生まれて1年と6ヶ月経つと必ず地域の
行政より葉書きで連絡がある。
小児科医師によるの内科的な検診と、歯科医師による歯の検診
歯科衛生士による予防相談がほとんどの内容だ。

今日は41名の1歳6ヶ月のお子様の検診と歯の相談を伺った。
岡山市のデータによると今現在1歳6ヶ月で虫歯が見つかる割合はわずか3%。
今回の検診では41名中虫歯のあったお子様はゼロ!一人も見つからなかった。

母親の意識が変わり、虫歯予防のフッ素入りの歯磨き粉の登場で
小児の虫歯は激減している。
とても良いことで誇らしい事なのだが
健康保険にドップリとつかった経営をしている小児歯科専門医であれば
最近の経営は大変なのだろうと少し気を揉む。

1歳6ヶ月検診は、この私、実に数年ぶり出かけたが
私の顔を見て大泣きするお子様が昔より増えたように感じる。

昔よりよく知っている衛生士さんに「私の顔は昔より怖くなった?」と聞くと
「中野先生の顔は前よりステキになていますよ!」と言われる。
お世辞とはわかっていても素直にうれしくその言葉を頂く。

4時までかかると言われていた検診が思ったより早く終わったので
高島屋の北館で行われていたエルメスのプレソルドに行ってみた。
エルメスと言うとあの高級ブランド!定価では変えないもソルドでは
かなりお安くなっていると聞いていたので楽しみにしていた。
会場は女性の熱気が凄かった。
かっこいいレザーのメンズのジャケットがあり50%以上の割引と書かれていて
お得なものが大好きな私は「そう言えば最近服は買っていないな!」
といきなり購買モードに入る。

値札を見てみるとレザーのジャケットが38万円!
この金額から50%以上安くしてくれるのか?70%引きの計算では11万円となり
憧れのエルメスのジャケットが手に入るとほくそえんでいた。
しかし現実は甘くはなかった。
定価が80万以上のジャケットが50%以上の割引でセール価格38万円だった。

そっとジャケットをその場に戻して、静かに会場を後にする私であった。

投稿者 nakano : 23:48 | コメント (1) | トラックバック

2005年01月12日

審美歯科のためのCR充填

当院では毎週水曜日の12時半からは予約を入れないで
スタッフの勉強会とミーティングに当てている。

今日のミーティングの題目は「CR充填」、CRとはコンポジットレジンの略。
今は保険内の治療でも審美的な白さを求める方が増えているのと
MI(ミニマムインターベンション)といって歯の健康のためになるべく
歯を削らない治療が推奨されているために
型を取って金属を詰める治療よりも白い詰め物(CR)を求める方が増えている。

前歯に白く詰めるのは当たり前であるが奥歯にもなるべく白い詰め物が
望まれる時代がやっと日本にも来たのだ。

奥歯のCR充填は結構テクニックを要する。
そのための実習つきの勉強会なのだが
コンポジタイトと言われる歯のカーブに沿った隔壁の使い方や
私が好んで接着操作に使用する口腔内バキューム”ZOO”の使い方の
説明もした。担当は副院長のO先生!
いつもよりO先生の背中が頼もしく見える。

アメリカ審美歯科学会に参加して驚いたことはこのCRを使った
ダイレクトボンディング法が今最新のテクニックとして持てはやされていた。

しかし前歯1本のダイレクトボンディングの価格はセラミックに準じる価格で
1本700ドル、8万円程度をチャージしていた。
日本の保険内での前歯のCR充填はレベルは違うが1本4000円程度で患者負担は1200円!
しかし8万円のダイレクトボンディングの出来は素晴らしかった。
アメリカ人の歯は透明感が少ないために
レジンの色合いが割りとマッチする。
しかし日本人の女性の薄い透明感のある前歯にはレジンは以外に合わせにくい。
セラミックの方が色合いと透明感では優れている。

日本でも保険外の診療用にダイレクトボンディング用のコンポジットレジンも
発売されている。
なるべく歯を削らない審美歯科の達成のためには
ホワイトニングとダイレクトボンディングのテクニックの習得は
審美歯科医には必須科目となるであろう!

投稿者 nakano : 21:33 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月11日

歯を削らない虫歯治療

今日診療が始まってすぐに1本の電話が当院にかかってきた。

「先生のところでは虫歯を全く削らないで完全に虫歯治療ができるって
聞いたのですが!先日の新聞の記事でも読みました」

先日ある新聞に大きく3Mix−MP法が取り上げられていた。
新聞の記事には今は虫歯は全く削らないで薬を詰めるだけで完全に虫歯が治ると
書かれていた。

これは誤解を生む!そんな虫歯に薬をつけるだけで完全に虫歯が治るなら
歯医者はいらない!と危惧をしていた。

どこでどう転んでそう言った噂が流れたのか知らないが
当院での3Mix治療とキャリソルブという麻酔をしない虫歯治療が
誤って伝えられたのか?当院では虫歯治療で、歯を全く削らない治療を
保険外で行っていると一部では言われているらしい。

3Mix治療は虫歯治療や時々歯の神経の治療での薬に当院では
用いているが、この薬は3種類の抗生剤を混合して用いる。
3Mix−MPは後2種類の薬を混合する。
虫歯の細菌を無菌化する効果があるが大きな虫歯は従来の方法で
削り取らないといけない。
今まで神経を取らないといけなかった場合でも神経を残す可能性が
増えたことは患者さんの取っては福音であるが
全く虫歯を削らないテクニックでは決してない。

キャリソルブは今ではアメリカでも正式に発売されている
薬で虫歯だけを溶かす治療法で
大きな特徴は虫歯を溶かしたところを専用の器具で
書き出して除去するために
全く痛みを感じないし麻酔も必要ない。

しかし3Mixもキャリソルブも日本では厚生労働省では正式に認可されていない
薬剤になるのだ。
そのために混合診療の恐れもあるために
おおっぴらに宣伝できるテクニックではない。

新聞に記事を出した○○先生は記事の内容には
責任をもって貰いたいと朝から強く思う私であった。

投稿者 nakano : 23:44 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月08日

上海の食事情

私は歯科医師であり口から食べる事をサポートする事も
大切な仕事なので「食」については並々ならぬ情熱を持っている。
年末年始の上海歯科事情視察の時も食にはもちろん抜かりはない!

今回は上海の食文化についてお話しする。
とは言っても私が滞在したときは日本でも関東で大雪
上海でも10年ぶりの積雪に見舞われて外はとても寒く
食事はほとんどホテルの中のレストランで済ませた。

今回滞在したホテルは「グランドハイアット上海」
私が一度は滞在したいと憧れていたホテルだ。

このホテルのメインレストランが上海料理の「クラブジンマオ」
今や台北のビルにも抜かれて世界第3位の高さになった
ジンマオワーの86階に位置する。
ここでの上海料理はヌーベルシノワ最先端!
伝統的な味を現代的にアレンジしたいた。
後から説明する「カントン」もそうであったがお皿には一人ずつ少量に
盛られていていわゆる大皿でどんと出てくる感じではない。
上海料理は基本的には優しい味付けで日本人の好みにもぴったりと合う。
しかし今回は年末年始の特別な時期なのか
コースメニューはなくアラカルトで中国語と英語を見ながら
料理を想像しないといけない楽しみまで付いていた。

56階の「カントン」はその名の通り広東料理!香港で広東料理は
ある程度オーダーできる自信は付いていたものの
お昼の点心は難なくクリアしたものの、夜のメニューとなると苦戦するのであった。
ホテルのレストランにしてはサービスと味を考えても日本で考えられないほど安い!
飲み物でお茶を頼むと透明なガラスの容器に熱湯と茶葉を入れて
出してくれる。茶葉は最初は表面に浮いているが段々底に落ちてゆく。
全ての茶葉が落ちると既にお茶は冷めていた。
どうやって飲むのがこの上海のお茶なのか?と最後までわからずじまいだった。

54階の「グランドカフェ」はカフェではあるが上海料理も頼めて
何と24時間営業!24時間熱々の上海料理を堪能できる。
上海に夜遅く着いた私は機内食を平らげたに関わらず深夜この
グランドカフェで初上海での食事を食べるのであった。
それもニンニク風味を効かせた鶏のから揚げなど、どう見ても体に優しくはない!

街中で食べたものは豫園と言う古い上海の街並みの中で食べた
「南翔饅頭店」の蟹粉小籠法包子!10元で熱々がとても美味しい!

上海には必ずまた行くことになるだろう!!

投稿者 nakano : 22:09 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月07日

歯科医療と喫煙

今日当院のK先生の活躍によりメルマガ第26号が発行できた。
月に一度の発行なのでもう2年以上継続している計算になる。
頑張っているスタッフに感謝、感謝!

このメルマガで喫煙と歯周病の関係、喫煙と口腔がんの相関性について
K先生は話していたが、喫煙をする人の歯周病の発症率は3倍にも4倍にも
上る。口腔がんの発生率も3倍だ。

煙草は習慣性があるために、なかなか辞めることができないことは
わからないでもないが、健康な体で健康な人生を望まれるなら
禁煙をして煙草を吸わない生活をお勧めする。

岡山にはサンマルクと言うユニークな外食産業の企業がある。
そのサンマルクはカフェ部門にも進出していて
サンマルクカフェを岡山県下?で数店舗展開している。
ここのチョコクロワッサンを私を含めて家族が好きなために
先日初めて妻といっしょにサンマルクカフェに向かった。
スターバックスにすら人生のうちまだ3回しか行った事がない私は
未だにスタバで注文の仕方がわからないので怖くて行けないのだが
カフェと聞くとパリの街並みに溶けたおしゃれなカフェを想像していた。

しかしそのカフェでは若い女性がガンガンに煙草を吸っていて
驚いてしまった。
どうやら全面禁煙のスタバとの差別化のために前面喫煙OKらしい。

サンマルクの店舗展開や営業方針が好きだった私は
このカフェの現状を見てとても悲しく思うのであった。

ホワイトニングと喫煙しかり!
喫煙をする方は基本的にはホワイトニングは
お断りしているのだが
中には断れないで行ってお互い結果に不満足な場合もある。

たかが煙草ではない!煙草はやめるべきなのだ!!

投稿者 nakano : 21:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月06日

歯医者のブログ

医者のブログを始めてまだ日が浅いのだが、私は何を目的に
何を期待して毎日ブログを書き込んでいるのだろう?とふと疑問に思った。

このブログを見た方が新規の患者様として当院に来院してもらうこと?
このブログを通じて私自身が有名になること?
ブログの内容をまとめて本を出すこと?

どれも近いようで当たってはいない。
今はまだ雑談程度のこのブログではあくまで私の趣味の範疇を
大きく飛び出してはいない。
ブログの反応が良くて私のメインの歯科治療にも良い影響が
出るようになれば全国の同業者に
「歯医者もブログを始めましょう!!」と声を大にして発信するのだが
まだまだ反響は決して多くなく、ブログを始めたからといって
当院に長い行列ができるわけではない。

しかし始めたからにはせめて共通テーマのヘルス/ビューティでベスト20には
入りたいと密かに思っている私であった。
コメントよろしくお願いします。

しかしライブドアのブログのランキングは一体どうやって決めているのであろうか?

私は以前グーグルでの「審美歯科」のキーワードでベスト10入りを目指した時期があったが
めまぐるしく変わる順位にいつからか疲れてしまって最近では「審美歯科」のキーワードで
当院のホームぺージが何番目に表示されるかもしらない。いや知ろうとはしない。

ブログはあくまでインターネットの一サービスに過ぎないが
たかがブログ、されどもブログであろう。

当院のホワイトニング、審美歯科も新たなステージを目指したい。
そのためにもう一度初心に帰りホワイトニング審美歯科のパンフレット
リーフレット、ポスターを新たにオリジナルで作り始めた。
完成すると当院のニュースレターに同封して当院のクライアントに
発送したい。出来上がりが楽しみだ!!

投稿者 nakano : 22:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月05日

歯医者の仕事始め

今日から当院でも1週間のお正月休みが終わり今年の診療が始まった。
さすがに1週間も休むと急患の方が午前中は多く来院されて
終始バタバタした診療となったが午後には通常の落ち着きを
早くも取り戻した。

今年最初の診療日であるも当院が最も力を入れている
歯を白くするホワイトニングや歯をキレイにする審美歯科を希望される
若い女性の方が多く来院されてうれしく思う。

今日の午後のある方は診療室で行うオフィースホワイトニングの
一つオパールエッセンスの「ブースト」によるホワイトニングを受けてもらった。
私自身はディスカスデンタルの「ズーム」というホワイトニングのシステムに
一番の信頼を置いてはいるが大きな専用の光照射機が必要なこと
と一連の流れが結構煩雑なシステムであることが欠点ではある。

このブーストの最大の特徴は特別な光のライトソースが必要ないこと
そのためにシンプルなシステムで第三世代のオフィースホワイトニングと
呼ばれている。

今日の方にはこのブーストのホワイトニング効果が合ったみたいで
喜んでいただけてうれしく思った。

先日の上海ではP&Gのホワイトストリップスが普通のスーパーで
安く売られていて驚いてしまった。
このまま規制規制で新しい優秀なホワイトニングの製品が
日本で使い辛い今の状態が続くと
日本はホワイトニング後進国になるかもしれない。

ホワイトニングを希望される方がソウルや上海に飛ぶ日が
すぐそこまで来ているのかもしれない。

投稿者 nakano : 22:33 | コメント (1) | トラックバック

2005年01月04日

上海歯科事情その3

上海歯科事情その3では上海モリタ工場見学について書きます。

モリタは日本の歯科治療ユニットではトップメーカーで
当院でも治療椅子8台中7台はこのモリタ製となっています。
車で言うとトヨタみたいな存在です。

年末の雪が降る上海では珍しい気候の中、私達は上海モリタの工場に向かいました。
この工場は上海市の郊外に位置していて
松江という上海から高速で50分ほど走った場所にあります。
この松江には日本の様々な工場が集まっていて上海モリタの横には
日清製粉の工場がありました。

今回の上海視察で、とてもお世話になった米澤さんチンさん、坂口さんは
ここで働かれています。

今は許可が下りていないために、小さな機械しか製作はしていませんでしたが
工場の奥に新たな敷地を購入していて、早ければ今年から
上海モリタ製の歯科治療ユニットの製作に入るみたいです。

工場の中国の方の賃金は日本と比較してかなり安いために
今世界では中国製品が猛威を振るっていますが
中国の人の国民性がありこの工場の4人の日本人の方も色々と
苦労が絶えないそうでした。

しかし日本のモリタの歯科治療ユニットは中国製の歯科治療ユニットと価格だけ
比較すると3倍も4倍もするのに性能のよさで中国全土に徐々にではありますが
広がっているみたいです。

ウルムチ地区にもユニットが入っているのですが
故障すると上海から飛行機で5時間かけて飛ばないといけないと
聞いたときは本当にご苦労様と思ってしまいました。

今回の上海の歯科事情の視察で私は多くの気付きを得ることが出来ました。
また今まで私が持っていた中国のイメージが変わったことも事実です。
良い意味で日本にも中国にもお互いにメリットがあるお付き合いが
これからできたらと強く感じました。

投稿者 nakano : 21:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月03日

上海歯科事情その2

中国で出世するためには3つの条件が必ず必要と、
今回の上海滞在のなかで聞きました。その3つの条件とは?

@お酒に強いことA煙草をよく吸うことB字がうまいこと

私なんて酒に弱く、煙草は吸わないで、字が汚いときた!
どうやら私の中国での出世も「なかの歯科」の中国進出もこの3条件から
考えると困難と言わざるを得ない。

しかし上海での喫煙率は非常に高い!
煙草のやり取りで友達を作るお国柄はレストランでもあたり構わず煙草を吸いまくる。
今が旬の上海蟹を楽しむときも煙草の煙が回りからどんどん漂ってくると
せっかくの風味が台無しである。

今回の滞在中上海の2箇所の歯科医院の見学をする事が出来ました。
どちらも上海のハイクラスの層をターゲットにしているために
受付、待合室ともに歯医者と言うよりも企業の受付を想像する作りであった。

また歯科治療のいすも完全な個室タイプもあれば
半個室タイプでも、かなり広い面積を有していた。

また両診療室ともに広いカウンセリングコーナーを有していた。
治療方針のカウンセリングは歯科治療のいすの上でなくて
必ずカウンセリングコーナーで時間をかけて話をするのだと教えてもらった。

1軒目の歯科医院は大通りに面した大規模な診療室。
3階建てのビルを全て借り切っていて非常に広い。
1階が受付と待合室と特別室。2階が小児専門のフロア。3階に一般の診療室。
レントゲンは全てデジタルで驚いたことに歯科用CT装置が導入されていた。
この機械だけで3500万円はする。
口臭治療専門の部屋もあり、口臭測定の機械も設置されていた。

2軒目の歯科医院の顔先生は日本に留学の経験あり。
そのために日本語が堪能で日本語で対応してくれた。
上海に2軒の診療室を展開する顔先生のここ本院では
完全個室の2台のいすと半個室の4台のいすとに分かれる。
完全個室の方が同じ処置内容でも30%ほど治療費が高くチャージするとの事。
またサーズの影響で当局からかなり厳しく消毒面での指導を受けていると
話をされたことが印象的であった。

歯科大学の先生の話では今の中国の歯科診療は日本の10年遅れのレベルであると
昨日聞いたのだが、上海のトップレベルの歯科医院は日本と比べて全く遜色なく
いやある面では日本の一部歯科医院より進んでいる面を多々見ることが出来た。

今回見学した2軒の歯科医院ではどちらにも日本に1年間留学した先生がいて
日本語で詳しく話しが聞けたので、上海の歯科事情の理解がより深まったが
中国の歯科医師の勉強振りは日本とは比較にはならない。

私が逆に中国に1年間滞在しても決してあそこまで語学を吸収することは
決してできない。

恐るべし!中国!!こらからはやはり中国から目が離せない。

投稿者 nakano : 11:02 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月02日

上海の歯科事情(その1)

年末年始の休みを利用して上海の歯科事情を視察してきました。
3回に分けてアップしたいと思います。

私は世界の歯科医療はやはりアメリカが一番リードしていて
アメリカから最新の歯科の情報を得る事は、私達、日本の歯科医師にも必須だと考えています。
そのために一年に一度はアメリカに行き、直に情報を得ようと努力をしていますが、
一方的にアメリカにだけ情報を求めるのはどうかなと考えています。

今の日本の企業は、いかにうまく中国と手を結ぶかが成功のカギと言われています。
これは何もユニクロのように製造の拠点を中国に移すのだけではありません。
今の中国の人口は12億人以上と言われています。
世界の人口の5人か6人に一人は中国人と言う計算になります。
それほど巨大なマーケットが中国には存在しているのです。

その中国をより詳しく知ろうと考え、成長著しい上海に私は飛びました。

上海は北京に次ぐ巨大都市ですが人口は2200万人!
日本人も駐在員と家族で5万人とも7万人とも言われ
旅行者を含めると上海の街に10万人以上の日本人がいると言われています。

歯科医院の数は色々と調べましたが正確な数字は掴めませんでした。
恐らく2万軒はあるのではないかという答でした。
日本人経営の日本人をターゲットにした歯科医院もかなりの数に
上るみたいでした。

今回は上海の歯科大学の見学と2箇所の歯科医院の見学
そして歯科機材では日本最大手のモリタの上海工場の見学をしました。

その1では歯科大学の見学について話します。

上海には歯科大学は2校ありますが、今回私が見学したのは
上海第二医科大学の歯学部でした。

一学年の定員は30名から50名程度!日本より一年長い7年生の大学でした。
運良く、2名の講師の先生から直接話を聞くことが出来ました。
「今の中国の歯科事情は日本の10年遅れくらい!
やっと根管治療といって歯の神経を治療して歯を抜くんではなくて
残す治療の勉強に力を入れている。」と言われました。

話を聞くと、どうやら日本の30年以上前の歯科治療を行っているようなイメージを
持ちましたが、さすがに中国は広く、歯科事情もかなり格差があるようでした。
未だに足ふみ式のエンジンを使っている歯科医院も多いようですが
上海のトップレベルの歯科医院を見学すると日本より進んでいるところも
多く驚いてしまいました。
中国の人の賃金格差は日本の比ではなくて凄い格差がありますし
中国のお金持ちは日本のお金持ちと比較にならないほど凄いとは聞きますが
上海の歯科医院も凄く格差があるみたいです。


(続く)

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