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2005年10月31日

10月も最後

昨日の日曜日は、大阪のコーチングのセミナーに当院の
スタッフ数名と参加する予定が急遽予定が変わって
東京のセミナーに参加しないといけなくなった。

あのコーチングの巨匠「伊藤守」先生の話を聞ける絶好のチャンスを逃して
かなり悔しい!

始発の新幹線か飛行機か迷った末に、朝7時40分発の全日空で
東京に行くことにした。

私の家は岡山空港からそう遠くないとはいえ、駐車場の混雑を考えると
余裕を持つと6時半には家を出ないといけない。
逆算して5時半に起きることにした。

絶対寝坊するわけにはいかない!

新しく買った2980円の目覚まし時計の活躍がこんなに早く訪れるとは!
うれしい誤算である。

目覚まし時計のセットを5時半にして土曜の夜に就寝した。

日曜の朝、私を起こしたのは目覚まし時計ではなくて、自分自身であった。

自然に目が覚めると、5時25分だった!!

私は昔から気が小さいのか?大事なことがある前日は、良く眠れなかったり
絶対この時間に起きないといけないと思うと、必ずその時間より早く目が覚めてしまう。
お酒が入らない限り、寝坊なんてほとんどしたことはない。

本当の大物は起こしても起きないほど夜はぐっすり眠ると思うが
私のような小心者は眠りも浅く、自然に目が覚めてしまうようだ。

1980円の目覚まし時計はベルの音を鳴らす間もなく私にスイッチをオフにされた。

日曜の朝から自分の人間の殻の小ささを知って少し悲しくなった。

こんなんじゃ目覚まし時計などセットしないでも自分で起きられる!
と思った私は買った1980円の目覚まし時計のセットをオフにしたままで日曜の夜は寝た。

今朝、はっと目が覚めると7時30分!

私の体の体内時計は正しいのか?狂っているのか?
私の頭のゼンマイは巻かれているのか?緩んでいるのか?
その答えは私にさえわからない!!

投稿者 nakano : 21:21 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月29日

目覚まし時計

土曜日の診療も無事終了した。

先日から厳しくなった当院の予約システムも、一部予約のない飛び込みの患者様や
大幅な遅刻の患者様には、受付でお引取り願うことはあるのだが
そう言った方の全体に占めるパーセントは大変低く、1日に2人から3人程度である。

その反面、きちんと来院される患者様の待ち時間は飛躍的に減少!
治療内容もかなり濃くなり、説明の時間も沢山取れるようになった。

いつもなら混乱する土曜日もほとんど待ち時間無く順調に推移した。

電話での予約もかなりお断りしてコントロールしているのだから、
当たり前と言ったら当たり前ではあるが、
今日も「お願いだから飛込みで来院しないでね!」と神に祈りながらの診療となった。

ルールを決めた私がそのルールを最初に破るわけにはいかないからだ!


診療後に近くのメガマートに目覚まし時計を買いに出かけた。

朝の2時間は夜の6時間と同様の仕事量が得られるので貴重だと、
朝の有益な時間を過去2冊出した本を書く時間に昔は費やしていた。

私は出版社のありがたい意向により3冊目の本を書く決心をした。
(まだ本を出版してくれる約束をとった訳ではない!書いてみてはいかがですか?と
オファーを受けただけであるが、すっかり舞い上がっている私がいる!)

3冊目の本は2冊目と同じく、同業者の歯科医院の院長先生向けの本となる。
タイトルは仮題「歯医者のマーケティング力(はいしゃのまーけてぃんぐりょく)」
力と書いて「りょく」と読ませる、最近のヒット本のキーワードを入れた。

しかし勝手に本のタイトルまで決めた私に大きな問題が降りかかってきた。

最近私は早起きしていないのだ。

以前は5時50分位に起きて、8時半に診療室に降りるまで
たっぷり2時間以上の時間をかけてパソコンに向かって文章を書いていた。

しかし最近の私は起きたい時間に自由に目覚めると言う自由人のような生活をしている。
6時半に起きることもあれば、8時過ぎて大急ぎで起きる時もある。
この希少パターンでは絶対に5時台には起きることができないのだ。

そしてここはやはり目覚まし時計の力を借りようとメガマートにお買い物となったのだ。

音波時計など、最近のそして最新の目覚まし時計の発達は目を見張るものがあった。

しかしお値段もやはり目を見張るものもあって
妻の「980円で十分!」と言う言葉に少しだけ、ほんのちょっとだけ反発して、
1980円の目覚まし時計を買う私であった。

投稿者 nakano : 20:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月28日

アポロニア

歯科医師向けの月刊誌に「アポロニア」と言う雑誌がある。
歯科では珍しく経営面の情報雑誌だ。

歯科のコンサルタントのM先生が毎月「歯科医院経営」とリーダーシップの
記事を書かれているのだが、今月号は「継ぎはぎマネジメント」について
「積極果敢で勉強熱心」が良いとはいえないと書かれていた。

記事を抜粋する。

「これらの医院に共通していることは、院長が強烈な上昇志向の持ち主である点です。
週休2日制を1日制に変え、さらに休日返上でさまざまなセミナーに足しげく通い、
ビジネス書や自己啓発書を次々と読破し、自医院の経営に役立つことは何でも
採り入れようとします。かつて木曜日のゴルフ場が歯科医師の社交場のように
言われた長閑な時代が懐かしくなるほど、研修とセミナーと勉強漬けになっているような
印象を受けます。」

どうやら私に対する挑戦状のようだ。

勉強をしすぎると、イイトコ取りで、継ぎはぎのマネジメントになると警告する。

「そのためには、週休2日にして、時にはゴルフでも楽しんでリフレッシュすることも必要です。
バンカーから見事なリカバリーショットを放った瞬間、グッドアイデアが閃いたりするものです。」
と記事は締め括られていた。

歯科の世界は本当に追い詰められている。
過去5年かけて進んでいた変化が、今では1年間で起こっている。
加速度を付けて日本の歯科の世界が悪化しているこの時勢に
学ぶ姿勢を辞めて、ゴルフクラブを持てとは?

いやはやご立派なコンサルタントの先生である。

継ぎはぎでもいいではないか?実行してうまく行かないときは変化すればよい。
うまく行くまで実践し続ければいいのだ。

いつまでもぬるま湯の中に漬かっていて変化を恐れていては
「ゆで蛙」のように、気がつかないうちに、死んでしまうのだ。


日本には昔から「守破離(しゅはり)」と言う言葉がある。

まずは「守ること」 セミナーや本の教えをそのまま実行する
次に「破ること」 その教えを一度自分の医院にあったように破ってみる
最後に「離れること」 そして教えから離れることでオリジナルができるのだ。

借り物でも、継ぎはぎでもいいじゃないか?

自分の歯科医院を今以上に素晴らしい歯科医院にしたいと言う全国の院長先生の熱い思いが
多く集まれば集まるほど、日本の歯科の世界を変える力になると私は思っている。

歯医者が毎週ゴルフ場に行くようでは、日本の歯科は絶対変わらない!!
週休2日制など70歳を越えてリタイアしてからで十分である。。

投稿者 nakano : 20:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月27日

ニックネーム

朝からメールや電話で同窓会の仕事の依頼が相次ぐ。
11月は学会やセミナーのピークシーズンで、毎週のように学会、セミナー、同窓会の
会議があり、私は仕事で追われまくる予定だ。

ある日曜日は3つの仕事がバッティングした。
3つ重なると必ず2つを断らないといけないために一見困るようだが
2つの仕事を断ることができるとうれしく感じる自分がいる。


先月あるセミナーに参加した時に、参加者は全て自分の名前とニックネームを
名札に書いて、ニックネームで呼び合った。
私は「コースケ」と名札に書いたが、最初の自己紹介で「コースケと呼んで下さい」と
明るく言えなかったためか、最後まで誰からも「コ−スケ」と呼ばれなかった。

先週比較的新しい友人と飲みに言った時にニックネームの話になった。
友人は皆ニックネームで呼び合っていた。ただ一人を除いて!

そう、その一人とは私のことだ。

「どうもニックネームで呼びにくい!どうしても中野先生になってしまう!」

そう言われる理由は実は私にはわかっていた。

私は友人の前でさえ、自分の心を開くことが余り得意ではないのだ。
よそ行きの顔をしてしまうので、友人も私に心の窓を広げにくく
ニックネームでも呼びにくいのだ。

高校時代の友人は「コースケ」と呼び捨てにしてくれる。
大学時代の友人は「コースケ」とは呼ばない。

私はいつから他人に対して心を閉ざしがちになったのだろうか?


私は人間は常に成長し続けないといけないと思っている。

そしてその人間を成長させてくれるのは、素晴らしい本との出会いと、
素晴らしい人との出合いと思っている。

これから私が人間として成長するために、今まで以上に素晴らしい人との
出会いを求めるならば、もっと心をオープンにして
自分自身を解放しないといけない。

人間関係は鏡のようなもの!
向こうに映る相手の姿は、自分自身が映し出されたものかもしれない。

まずは家族とスタッフから!

コーチングを学ぶ前にきちんと心を開いて話ができる人間関係を構築したい!!

投稿者 nakano : 21:57 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月26日

インプラントDVD

アマゾンの箱が変わって以前より開けやすくなった。
さすがに素晴らしい企業は常に改善点を探しているようだ。

今日は当院のインプラントDVDの撮影日となった。

インプラント治療を受けられる方は、当院でも年々増加している。
しかし、未だにインプラントと聞くだけで、恐怖感や不安感を感じる方も多い。
そういった方に少しでもきちんとインプラントの正しい知識をお伝えしようと
以前から「なかの歯科クリニックのインプラントDVD」の作製の準備をしていた。

そして今日は記念すべき1回目の撮影日となった。

過去当院でインプラント治療を受けられた方3名に、わざわざ当院に来院していただいて
私がインタビューを行った。

「最初にインプラント治療のことを聞いた時どう感じたか?」
「インプラントの手術の時に、痛みや腫れはどうだっかた?」
「今インプラント治療を受けたことへの感想は?インプラントをどう思われるか?」

概ねそういった内容を私がインタビュアーとして3名の方にインタビューを行った。

3名ともきちんと当院でメインテナンスを受けられている方なのでは、
コミュニケーションは十分取れていると思ってはいたが
こうやってインプラントについて本音を聞かせてもらうのは初めての機会でもあった。

私達が感じていること!想像していること!と患者さんの思いは少し違っていた。

3名の皆さんが揃って口にされたことは
「最初に話を聞いた時、本当はインプラント治療に対する知識はほとんどなかったこと!」
「インプラント治療は術前の不安が大変大きいこと!」
「その反面、手術中や術後の不安や心配はほとんど無いこと!」

なるほどね!まだほとんどの方がインプラントに対する知識が少ないので
不安や心配がやはり大きいのね!

先日インプラントの話をしてある病院の看護師さんも、同じ医療業種とはいえ
インプラントに対する知識は余りお持ちではなくて
インプラントは骨に穴を開けて人工の歯根を植え込むことと聞いて驚かれていた。

本当に患者様の生きた生の声は、私達にとっても大きな気づきなど凄い価値がある。

やはりここは正しい知識を広めるために「インプラントDVD]が完成した暁には
動画を中心のコンテンツにした「なかの歯科のインプラント専用ホームページ」を
オープンさせたい!

期限は年内!ありきたりのホームぺ−ジには決してしたくない。

ブロードバンド時代の本格的な到来を祝して、歯科界のインターネット関係の
フロントランナーとして恥ずかしくないホームページをオープンさせたい!!

投稿者 nakano : 20:54 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月24日

限定に弱い私!

昨日の夕方、私は確かに六本木ヒルズに立っていた。
それが夢か空想のように感じるほど、朝からドップリと岡山!

基本的に荷物が増えるのを極端に嫌う私は東京に行こうが、
沖縄に行こうが、ほとんどお土産は買わない。
しかしある時に熱血O先生と東京のセミナーから一緒に帰ろうという話になった。
そして熱血O先生がスタッフや家族に大量のお土産を買う姿を見て私は大変驚いた。

「お土産をみんな買うものなんだ!」

O先生を見習って、いつも家にいない罪滅ぼしに、せめて家族にくらいは
お土産を買おうと、昨日は仕事の後に六本木ヒルズに向かった。

ブリザードフラワーが好きな妻に小さな箱入りのブリザードフラワーを買おうと
思って値札を見て驚いた。

「12000円!」

手の平に乗るくらいの小さな箱に詰め込まれた花が12000円!
次のブリザードフラワーの店でも高くて何も買うことができなかった!

ロブションのフレンチがあるから、お菓子でも買おうと並んで入るも
お菓子すら高くて、結局ロブションのパンを4つほど購入した。

六本木ヒルズのロブションのパンの赤い袋は、岡山でもよく見かける
パン屋さん「ポンパドール」の赤い袋に瓜二つだった。

ちょっと悲しかった!

やっぱり、羽田でお土産を買おうとモノレールで羽田に移動!
羽田空港のお土産物屋さんは、夕方の出発ラッシュを前にどこも大混雑!

最初の店で「羽田空港限定」と書かれているパイ生地に包まれた和菓子を購入!

限定と書かれていると弱い私!

いい買い物をしたわいと喜んでいると、次の店にも次の店にも「羽田空港限定」の
お土産が所狭しと並べられていた。

限定に弱いのはどうやら私だけではないようだ!

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投稿者 nakano : 20:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月23日

エルビウムヤグレーザー

先週は本当に忙しい1週間で毎日毎日午前様!
その内の何回かはかなりの量のアルコールも入った。

「何だ!飲んでいたのか?」と思われるかもしれないが飲みも仕事のうち!!
そもそも酒がほとんど飲まない私は懇親会とはいえ
酒が出る席は決して得意なほうではない。
普通は家ではビール1本すら飲まない私が毎晩遅くまで飲み続けたことと、
岡山地方は昨夜から?急激に気温が下がってきたために
この私!完璧に体調を崩してしまった。

今日の日曜は東京で「エルビウムヤグレーザー10周年の歩み」が開催される。
前日まで体調と相談しながら、参加すべきか?参加しないべきか?
かなり悩んでいた。

エルビウムヤグレーザーは先日のTBSの「ブロードキャスター」の特集でも
大きく取りあげられていたが、虫歯を削ることができる日本で唯一認可されているレーザーだ。

先日メーカーのHOYAの方が2回に渡り、当院を訪問された。
HOYAは関東では強いものの関西地区では販売力が弱い。

その関西地区のテコ入れに私にセミナーや勉強会で協力して欲しいと言ってこられたのだ。

あの大企業HOYAから協力して欲しいなんて言われたからには
レーザーについて今まで以上に私自身が学ぶ必要があると考えて
今回のレーザーのセミナーに参加したのだ。

私にとっては大きなチャンス!ここは岡山から東京まで日帰りで飛んででも、
やる気をみせて恩を売ろうと言う姑息な考えが私の行動奥底にあることは言うまでもない!!

2時間のセミナーは都庁が見渡せる京王プラザホテルで開催された。
都庁が余りにもキレイに見えたのでさっそく記念撮影!

セミナー後、大切な懇談を六本木で済ませて、飛行機の時間まで
六本木ヒルズに向かった。

六本木ヒルズが余りにキレイに見えたのでここでも
デジカメを取り出して、さっそく記念撮影!

横を通り過ぎるカップルが「六本木ヒルズの写真撮ってるよ!」
と指を差しながら、笑って通り過ぎていった。

やはり東京は怖い街だ!はやく岡山に帰りたいと心から思った。

投稿者 nakano : 21:08 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月21日

歯医者の予約

先週のスタッフ全員ランチミーティングで、当院はある重大な決定をした。

それは「予約のシステムをきちんと遂行しよう!」と言う決定だった。

当院は(今では全国ほぼ95%の歯科医院がそうであるように!)予約制である。

患者様は、電話や窓口やネットから予約をきちんととられて時間通り来院される。

しかし以前から問題になっていたことは、連絡無しの無断キャンセルの多さ!
予約無しの飛び込みの患者さんの多さ、遅刻の多さ。
せっかくの予約システムが崩壊して、きちんと予約を取った方をお待たせすることが多かった。
急患が続くと、スタッフもバタバタするだけで十分なことができないと
フラストレーションばかり残る。
無断キャンセルが続くと、手が空いたスタッフは手持ち無沙汰になる。

そして水曜の午後からは、予約がない方の診療は痛みや外傷など緊急性が無い場合は
基本的に受付でお断りする!きちんと予約を取ってもらい、お引きとり願う。
30分遅刻された方も「申し訳ありません、予約の時間が過ぎました!」とお断りする。
無断キャンセルを繰り返す方の予約は申し訳ないがお取りしない。

色々と細かなマニュアルを含めてスタッフが前向きに仕事ができるように
私としてはかなり大きな決断をしたつもりだ。

だって、今まで13年半ここで治療をしていて、今までは、予約外の方はお待たせして
空き時間に診せてもらっていたのが、受付で追い返してしまうことになるのだから!

多くの歯医者からわざわざ当院を選んで、来院された方を追い返すのは本当に
心苦しいのであるが、きちんと予約を取られている方の貴重な時間を1分とて無駄にしないで
また日々頑張っている当院のスタッフの仕事上の満足感を高めるためには
仕方がないこと!いや重要なことと私は腹を括った。

改革には痛みを伴うものだ。

今日は2名の予約外の方と1名の30分の遅刻の方が来院された。

2名は説明の上、本日の診療をお断りして、次の予約を取らせていただいた。
1名は「他の歯医者に行くわ!」と後ゼリフを残されて医院を後にされた。

改革には痛みが伴うものだ。

なかの歯科クリニックに来院される患者様のために、なかの歯科クリニックで働くスタッフのために
今回の改革は絶対必要だったんだと自分に言い聞かせる私だった。

投稿者 nakano : 20:33 | コメント (2) | トラックバック

2005年10月20日

岡山大学歯学部同窓会

昨日は岡山大学歯学部同窓会の理事会であった。

診療後、夜の8時半に大学病院の会議室に集合して
報告と協議を続けて、終了したのが11時半!それから
専務理事と副会長と3名で今後の方針を話をしていて終わったのが12時40分!
「これから家に帰ると夜中の1時を回るな!」と軽い眩暈を感じる。

「岡山大学歯学部」は日本の歯科大学、歯学部のなかで長崎大学と同時に
一番最後に設立された。
その後は、の歯科医師過剰のあおりから、新しい歯学部はできるはずもなく
結果として、岡山大学歯学部同窓会は、歯学部同窓会の中で、
一番歴史が無く、卒業生も少なく、平均年齢も若く、そして、「一番金がない同窓会」となっている。

私はその同窓会の会長をしているのだ。

一番同窓生が少ないとはいえ、1200名を超える会員を有する。
全国の歯科医師の数が10万人と言われるので、1200名がいかに弱小の集団か
想像することはたやすいのであるが、その1200名の会員からの会費で
私達岡山大学歯学部同窓会は活動している。

お金はないし、人も少なくて、それに皆若いときている。

私達同窓会が生き残るためには、いかに知恵を使うべきか?
昨日も13名の理事が深夜まで色々意見と知恵を出し合った。

同窓会活動の最近の一番の悩みは、若い会員の同窓会に対する意識が低くなっていること!

「同窓会は何もしてくれない!会費は払いたくない!!」

そういった声は真摯に受け止めながら
昨日も深夜まで診療後、集まってくれた理事会のメンバーももちろん会費は納入していて
同窓会の活動は全てボランティアで頑張って貰っている。

まずは他の人に与えなさい!!

人に与えるから、自分に帰ってくる!
世の中の作用反作用の法則は絶対にことだと信じている。

投稿者 nakano : 08:07 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月18日

西出博子先生のビジネスマナーセミナー

日曜も昨日の月曜も、仕事の関係で夜遅くまで飲みに出歩いていた。
もともと飲める体質ではないし、余り飲むことも好きではない。
連日連夜では疲れは溜まるし、ブログを書く時間なんてありやしない。

何日もブログを書かないと、書きたいことが頭に溜まって溜まって大変だ。
やはりインプットとアウトプットのバランスを保つのは大切なのだ。

日曜は私の歯科医院経営マーケティング協会が初めて主催してセミナーを開催した。
講師はビジネスマナーで有名な西出博子先生。
「ありがとうと言われる日本一の歯科医院になるためのパーフェクトビジネスマナー」

私が主催する以上、ビジネスマナーとはいえ、普通のありきたりのマナーセミナーには
絶対したくなかった。

何度も何度も繰り返されたメールや電話での打ち合わせも
私はかなりはっきりと意見を言わせて貰った。
普通は講師にお任せで進めるセミナーが多いのだが、私は
大変失礼なことにレジメや進行表までもらっても、それをご破算にしてまで
何度も打ち合わせをした。

そして結果として私は大変素晴らしいセミナーはできたと思う。
参加者は、あるDVDを見ず知らずの方に営業して売ると言う体験からセミナーは始まった。
そしてマスクで口元を隠しての3秒、10秒、30秒の第一印象!

マナーとは「相手の立場に立って物事を考えること!」

マナーとは「自分がされて嫌なことはしない、自分が言われて嫌な言葉は言わないこと」

一番大切なことは「院内の人間関係、スタッフ同士のコミュニケーションを第一に考えること」

みんながHappyになる会話術。

「言葉」とは「心」に乗せて、「行動」に移すこと

歯医者で給料を貰うこととはいったいどんなことなのか?
患者さんはどのような気持ちで歯医者の受付でお金を支払っているのか?

相手の立場に立って物事を考えることがこんなに大変だとは??

一番前の席でアシスタントをしながら、やはり私の目に狂いは無かった。
西出さんを岡山にお呼びして大正解だったとうれしく思った。

今回のセミナーは80名の定員にたいして余り告知しないにも関わらず早めに
満席となり、多くの方をお断りしたことが大変心残りにはなった。

しかし私が一番感銘を受けたのが西出博子先生の人間性であった。

ナインティナインのテレビ番組に登場したり、本も数冊出されていると
人間どこか天狗になる気持ちがでるかもしれない。

しかし西出先生は本当に自分のセミナーを自ら実践している。
いつも笑顔で回りに気を配り、誰にも優しく言葉かけをする。

私は一発で西出先生のファンになってしまった。

今まで苦労された話を懇親会で聞きながら
私もマナーの達人になって回りの方に幸せなパワーを与えたいと思った。

「西出先生、名刺入れ買いました!今度は名刺交換失敗しませんから!!」

投稿者 nakano : 21:14 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月15日

明日の日曜に私が主催

明日の日曜に私が主催のセミナーを初めて開催する。
講師はビジネスマナーで有名なあの西出博子先生。
西出先生を東京から岡山にお呼びして歯科医院のスタッフ向けに
マナーセミナーを行うのだ。
参加者の名簿を見ていると、岡山県内の私の友人の歯科医院のスタッフも
多く見受けられるが、遠くは京都など県外からの参加者も多い。

今回のセミナーの目的は「歯科医院でお金を貰って働くことは実は
大変なことだとスタッフに気がついてもらうこと」
甘えを捨てないと、感動を呼ぶようなサービスなどできるはずもない。
西出先生のセミナーに私は期待している。

今日の土曜日はインプラントサタディとなった。
インプラント治療を行う方が多く来院された。

インプラントの上の歯の型を取る方、インプラントのメインテナンス
今からインプラントの説明をする人、
そしてインプラントの手術!
午後のオペはキャンセルになったものの
午前のオペでは、顎が細い女性の方に3本のインプラントを埋入した。

埋入場所も、深さも、サイズも、全てが術前のイメージ通りで大変うれしく思った。
インプラントがバッチリ入ったときの清涼感は何物にも変えがたい。

今日のオペの方は骨が薄いとはいえ、高さが十分あったので
特別な骨の移植などは必要なかったが、先日お見えになった女性の
上あごは全くインプラントを支える骨がなかった。

ここは無理をしないで岡山大学医学部歯学部病院のインプラント外来のU先生に
紹介しようと、紹介状を書いて、診療後に大学に電話をした。
するとU先生、今2ヶ月ほどアメリカにインプラントの研修に行っていると言う。
研修先は西海岸のあの大学と、インプラント治療では世界的に名高い
あの先生のオフィース!
12月になると一段とパワーアップしたU先生が岡山に帰ってくるのであろうが
英語も堪能なU先生がアメリカで研修とは?

凄くジェラシーを感じる私であった。

最近診療室で10キロダイエットした私が、悪い病気ではないかと噂する患者様がいらっしゃる。
私の胸の名札に「院長ダイエット中!」と赤字で書きなさいと
そいうしないと悪い評判が立つよと脅される私であった。

投稿者 nakano : 17:53 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月14日

セラミックの破折

5万円近く払った繁盛する歯科医院セミナーのビデオの内容が余りにもつまらなくて、
怒りを通り越して、あきれてしまった。
無駄に過ごした時間は2度と帰らない。

当院のセラミック治療は、ほとんどがノンメタルと言って金属を使用しないセラミック治療。
プロセラ等オールセラミックスも、エステニア等ハイブリッドセラミックスも
金属を使わないことで歯に透明感が出て、歯肉との調和も申し分ない。
女性の薄い歯肉に調和した大変キレイな仕上がりはメタルボンドでは難しい。

今までは接着技法が発達していなかったために、脱離や破折も時々あったのだが
今ではセラミック用の接着剤も進歩しているので、ノンメタルでもほとんどトラブルは無い。

ほとんど無いということは、無論全く無い訳ではない。

1年前に当院でハイブリッドセラミックをセットされた方が
セラミックの一部破折を起こして今日来院された。

当院では近くの電気屋さんDEODEOを見習って、セラミック治療にも、
もちろん安心の5年保証を行っているので、5年以内に破折しても
患者様の負担は無しで作り直しが可能ではある。

しかし、ここで問題なのは、なぜ破折したのか?なぜ割れたのか?であろう。

原因を突き止めないで、単に作り直しても、また壊れるかもしれない?

先日の歯科新聞の記事によると、ここ最近、セラミックの破折が年々増えているらしい。
その原因は、ストレスによる食いしばりや歯軋り!

ストレス社会の今、単に接着力を上げるだけでなく、ストレスマネージメントも
大切になるらしい。

ストレスでセラミックにひびが入るとは、全く嫌な世の中になったものである。

ホワイトニングルームのエアコンがかび臭いので修理を依頼すると
「担当の者が出張で来週の火曜日まで伺えません」と言われる。
「お急ぎなら、サービス担当者を伺わせますが、訪問するだけで料金が発生して、
サービス担当ですので、直すことができないかもしれません」と言われる。

私は大変驚いた。

わざわざ当院まで人を出張してもらうわけだから、お金は支払ってもいい。
しかしお金は取られたうえに、直らないかもしれないと言われると
不安を通り越して、大きな疑問さえ感じる。
それがエアコン大手の○○社の対応なの?

クレームに対する対応には当院ももう一度見直さないといけない。
誰を一番大切に考えるかで人間の反応は全く違ったものになる。

投稿者 nakano : 21:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月13日

プロ論

誰かのブログに、徳間書店の「プロ論」に書かれている齋藤孝さんの
コメントについて感想を書かれていた。

私も本棚より「プロ論」の本を取り出しその文章を今一度読み返してみた。

齋藤さんの話す優れたビジネスパーソンになるためには?

@「スピードを常に意識すること」ー仕事のできる人間は必ず仕事のスピードが早い。
同じ作業をいかに効率よくスピーディに進めるかで勝負は決まる。
仕事が出来ない人間ほど「無理」「難しい」と言う言葉を直ぐ口にする

A「ぶつくさ言う前に仕事量をこなせ」ーどんな仕事でも絶対に断らない、素早く仕上げようと
心がける、改善方法を常に考えながら工夫しながら仕事を進める、
とにかく仕事量をこなすこと

B「読書をすること」ー大量の読書をしない人に未来は無い、思考能力は読書によって
鍛えられる、ブログを毎日書くことはさらに思考能力を高める。

そうか!「仕事のスピード」、「仕事量」、「読書」、「書くこと」が大切なのか!
さすがに齋藤先生、説得力がある。

私の自慢は「仕事のスピード」「仕事量」「読書量」「書く力」
それにプラスして「決断力」「実践力」を常に意識している。

と言うことは私は齋藤先生のお眼鏡にかなった優れたビジネスパーソンになるのであろうか?

しかし今週は本当に忙しく、連休があったとはいえ、日曜も一日学会に費やし
月曜は飲みなれない冷酒を浴びながら「チンドンヤ」さんに仲間入りして
町内を何度も練り歩いた。
火曜も、水曜も、今日もお昼休みなど、ほとんどない。
キューピー3分間クッキング、ならず、「院長3分間ランチング」をこなした。
診療後も毎日のように業者の方との打ち合わせ!

今度の日曜日のビジネスマナーの準備も、11月の歯科医院経営実践塾のゲスト講師の
資料つくりも始めたばかりだ。

忙しい!忙しい!!と手帳のスケジュールを見て驚いた。

「やばい!今日は大学で会議があった。ど忘れしていた!!
今から出かけても間に合わない!」
どうしよう?と一人悩む私であった。

投稿者 nakano : 22:52 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月12日

見えない矯正

診療中に問い合わせの電話が入ることはよくあることだ。

基本的に診療中は患者様がいらっしゃるので、私自身は電話に出ない。
受付のスタッフが対応してくれるのだが、かなり専門的な質問になると
私に助け舟を求める時もある。

今日の診療中「見えない矯正」についての問い合わせがあった。
問い合わせの男性は、かなり詳細な事情を把握していて
受付のスタッフでは対応できなくて、私に電話を変わって欲しいと言ってきた。

質問の内容は、今はやりの透明なマウスピースを使っての矯正治療について!

「誰でも出来るのか?」「どこまで治るのか?」「○○システムと××システムの違いは?」

システムの違いはあれ、根本的な歯の動かし方は同じなのだ。

声を大にして言うが、マウスピースを使った矯正治療は限界がある。
誰でも、どんな歯並びでも治る!と書かれているホームぺージもあるらしいが
誇大広告も甚だしい!

何でも治るなんて、どう考えても怪しい!!

アメリカのインビザラインの欠点を全て改良したシステムで
どんな歯並びも治すことができるシステムなら、間違いなく日本中の歯医者が飛びつくだろう!!
今までの矯正専門医は死活問題となる。

よく考えて欲しい!
そして必ず治療前、治療後の写真や症例を沢山見せてもらうこと!
カウンセリングに時間を十分かけること!
その場では結論はださないこと!

審美歯科でもインプラントでも、私がカウンセリングで口を酸っぱくして言う事!!

それは、何もしないこのままと言う選択肢を必ず入れること。
そしどんな治療行為にもメリットとデメリットが必ずあることを知ること。

あなたの歯の幸せを守るのは、私達歯科医師ではありません!
あなた自身です。

投稿者 nakano : 22:14 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月11日

セルフイメージ

私の友人で今飛ぶ鳥を落とす勢いでセミナーなどを開催している先生がいる。
大学を卒業後、何年も経って久しぶりに彼に会った時は、私は彼のセミナーの参加者だった。

セミナーで彼の外見から受けるイメージが、かなり変化しているのを見て私は大変驚いた。
満面の笑みと自信に溢れる態度!しかし決して偉そうではない!

昔も確かに笑みは絶やさなかったのに今では笑みの濃度、濃さがまったく違う。

その時、私は「セルフイメージを変えたな!」と正直感じたものだ。

その人が自分に対して持っている「自分とはこんな人!」のイメージがセルフイメージだ。
「所詮自分はこんなもの!できっこない!絶対無理!!」なんて
低いセルフイメージを持っていては、うまくいくわけは無い。

セルフイメージに気がついていない人も多いが
それだけ私達はセルフイメージに縛られているのだ。

結果を出そうと努力していながら。心のどこかで
私なんて才能も能力もないからとあきらめていては
頑張ろうとアクセルを踏むのと同時にブレーキを踏んでいるのと同じことだ。

車は決して前に進まない!

私はこのセルフイメージを使って2ヶ月間で10キロのダイエットに成功した。

自分は絶対できると心の底から信じていたし、2ヵ月後の自分が10キロ痩せて
端正になったイメージを何度も何度もかなり細かく鮮明に意識に刻んだものだ。

名づけてセルフイメ−ジングダイエット!
私は元々思い込みが激しいと言われているだけに
セルフイメージを思い込むことは簡単なものである。

自分は有能な歯科医師である。スタッフや患者様からも愛される笑顔を絶やさない歯科医師である。
同窓会などでチ−ムを作ってリーダーシップが発揮できる。
歯科の世界にとらわれずに、より大きな世界で活躍する。
回りの方に愛と勇気を与え続けることができる。

私のセルフイメージはどんどん膨らむ!!

「私は、学会の懇親会でドカ食いをしたり、お祭りで昼間から冷酒を浴びるような
自分をコントロールできない歯科医師である」とここ数日セルフイメ−ジしていた私の
体重は2日間でかなりのリバウンドを示すのであった。

恐るべし!セルフイメージ!!

投稿者 nakano : 21:41 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月10日

院長「ちんどんや」に入る

昨日と今日の連休は私の住む地域の秋祭りの日だった。

昨日は病院歯科介護研究会への出席で不義理をした私は
今日の祭日は朝から祭りの準備に出かけた。

昨日は秋祭りらしく、ダンジリを引いて、獅子舞が各家庭を回った。
今日は祭り2日目で、何と「ちんどんや」さんが町内を練り歩き
また午後からは悪役紹介の八名信夫さんを町内にお呼びして
サイン会の開催となった。

「チンドンヤ」さんは3名しかいないので町内会長さんと副会長さんは
顔を白く塗り、着物に着替えて「チンドンヤ」さんに加わった。

大きな太鼓を叩くものがいないので、町内の若手?の私が
太鼓持ちとなり、「チンドンヤ」さんに入ることになった。

私は生まれて初めて「チンドンヤ」さんのグループに入るのであった。

デジタルの時代、時間が昔の何倍ものスピードで進む時代と言われながらも
思い切りアナログな「チンドンヤ」さんも、今でも確かに生き残っているようだ。

生まれて初めて「チンドンヤ」さんをマジかに見た次の瞬間
今度は仲間に入れてもらっていきなり町内を練り歩くのであった。

「チンドンヤ」さんを侮る無かれ!

驚いた事に「チンドンヤ」さんの姿、声、笛の音、私の太鼓の音を
聞いて、不機嫌にうるさいと怒鳴る人は一人もいない。

皆うれしそうな満面の笑顔でカメラを片手に自宅を飛び出してくる。
子供などは、はっきりしていて、太鼓持ちの私はかなりまとわりつかれて
大変でさえあった。

パッチアダムスと言う有名な医者がいる。
ピエロはサーカスには欠かせない役割だ。

歯科医師も笑われる役を面白おかしく演じることが患者さんの緊張を
緩和することに繋がるのでないか?と閃く私えあったが
閃くも時間と共に忙しさが押し寄せてきた。

八名信夫さんが町内に現れた頃になると、テレビ局は2社来るわ!
あの国会議員、県会議員の先生もわざわざ来られるは?
普段人通りの少ない我が町内のメインストリートは交通規制が必要な状態となった。

その中で私は大きな太鼓を片手に、片手には笛と交通安全のポールを
持って交通安全に大変なのであった。

午後3時過ぎにやっと「祭りすし」のランチにありつけた私は
「チンドンヤ」さんも楽ではないと改めて仕事の大変さに気がつくのであった。

投稿者 nakano : 15:59 | コメント (1) | トラックバック

2005年10月09日

病院歯科介護研究会

今日は病院歯科介護研究会の学会に出席するために
早朝から自宅を後にした。

病院歯科介護研究会は、日本全国の病院や施設で口腔ケアなどの
歯科からのアプローチを通じて、全身の健康に寄与しようと言う活動をしている。

ライオンのCMでも有名になったように、口のなかの細菌が全身の病気に
深く関与していることが、最近の研究で明らかにされている。

そう!「口腔ケア」は命を守るケアなのだ。

一般演題や特別講演を聞きながら、病院や施設での歯科の役割は既にここまで
進んでいるのか?といきなり私は浦島太郎状態になった。

3年前とえらく変わっている!

ほとんどの演者が、今後の取り組みとしてNST(栄養サポートチーム)への参画
を挙げていた。NSTって歯科では何をするの?の低レベルの私は
口腔ケアは既に摂食嚥下のレベルを通り越して、NSTのレベルに達していること、
また医師や看護師など他職種のかたと、いかに連携をとるべきか?が今後の成功の鍵と
しって歯科医師が全の管理にいかに疎いかをまざまざと知らされた思いがした。

昼休みが長く、またランチお弁当が私が食べられないお肉が多かったので
会場の三光荘から歩いて県立図書館に向かった。

県立図書館のカフェでコーヒーと100円のフレンチトーストを頬張りながら
「リッツカールトンが大切にするサービスを超える瞬間」の本を読み始めた。

とてもわかりやすく読みやすい本で60分で1冊が読破できた。

ホテルでも歯科でも根っこは同じである。
心が暖まる「人との接し方」がホスピタリティの原点である。

心からのおもてなしは患者様に愛情を示すこと!
プライド&ジョイ、パッション、考えるな!感じろ!!
全てが歯科医院経営に役に立つ内容だった。

175ページには歯科医院がリッツカールトンのライバルになった!話が
書かれているが、私達歯科クリニックもリッツカールトンを目指したい。

私が目標とする歯科医院は「歯科のANA」「歯科のリッツカールトン」「歯科のカシータ」
を目指す!
歯科医院だからできない!保険では無理だとは言いたくはない!

リッツカールトンの「ファーストクラスカード」を参考にして
当院では「サンクスカード」を作った。

今日からサンクスカードをありがとうの心と感謝の気持ちを込めえ
大切なスタッフに渡したい!!

投稿者 nakano : 20:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月08日

ZOOM2

当院のオフィスホワイトニングも次々と新製品が登場していて
先月から「ZOOM2」の使用も開始された。

ZOOM2は「DISCUS DENTAL」が誇る最新のオフィスホワイトニングシステム!

メーカーの宣伝文句によると45分間で8段階歯の色が白くなる。
また今までのオフィスホワイトングと比較して73%知覚過敏が出にくい。

時間は短縮、知覚過敏は出にくいとなると、メリットは計り知れない。

アメリカ本国では既に20000台のZOOMシステムが販売されているように
アメリカでは歯科医師のほぼ100%がホワイトニングを臨床に導入している。

当院ではZOOMが診療室に登場して何年も経つのだが
ZOOMの登場によって、今までのホワイトニング用のアルゴンガスレーザーは
ほとんど使用されなくなってきた。
アルゴンガスレーザーは数百万円の機械だけに、惜しまれる声もあったが
岡山のホワイトニングシーンを東京や大阪の大都市と同じレベルにまで
持ち上げたいと考えている私は機械と機材にはお金に糸目はつけない。

今度のZOOM2の登場によって、ホワイトニングルームで2台並んで
オフィスホワイトニングを行うことも可能となった。

ZOOMには欠点がないわけではない。
光の光量が強いだけに、知覚過敏はACPの添加で抑えられているとはいえ
唇や粘膜が乾燥しすぎるのだ。

そのために従来以上に口唇や粘膜のガーゼでの保護が必要不可欠となる。
機械自体も丸みを帯びて、最新の車のフォルムのよう。

DISCUSらしい、せこい一面もあったりするのだが
ここでは悪口は避けておこう。

私はDISCUS DENTALが大好きなのだから!!


明日明後日と当院の地域では秋祭りが開催される。
今日の土曜日は朝の6時半にお宮に集合して秋祭りの準備を行った。

山に入り竹を切り、大きさを揃え、しめ縄を飾る。
その8メートルもある竹を縄で石灯篭に縛り付ける。

この縄を使った縛り方がさすがに名人芸!私には決してできない。

ぐいぐいと縄を竹に食い込ませてゆく。
最初はゆるゆるの竹も次第に身動きが取れなくなる。

先ほどまで山に生えていた竹の青々しい青さに
なぜか女性の柔肌を想像する。

「緊迫縛」、「拮抗縛り」、私は早朝から色々な縛り方の勉強をするのであった。

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2005年10月07日

時間が早く過ぎる

少し前まで「今年も子供と海に行けなかった!」と夏が過ぎ去るのを嘆いていた私は
既に秋祭りの季節が来ていて、「今年もインフルエンザの予防接種を受けましょう」と
スタッフ間で話題が出る季節が既に来ていることが、にわかに信じられない。

早すぎる!時間がたつのが、月日が経つのが早すぎるのだ。

1日は誰にでも平等に24時間あるはずだ。
1ヶ月の時間も、1年間の時間も、0歳の赤ちゃんも、42歳の中年の歯医者にも
同じだけあるはずだ。

しかし年を取れば取るごとに、私の時間は加速を増して早く過ぎ去って行く。

「なぜだ?」

本当に1週間なんてあっという間だ。この1週間も休んだ記憶すらな!

今日は昼休みは野菜サラダとパンのヘルシーなランチを食べた後に
ついソファーに横になった。

軽く目を閉じていても、意識は覚醒していて、今、妻が2階に上がってきたな!とか
スタッフの声が下から聞こえるな!とか、回りの状況をおぼろげながら
意識に刻んでいた。

うとうとして10分ほど経った頃だろうか?ふと横の時計を見ると
既に午後の診療が始まる時間となっている。

私は50分間もそのソファーで横になっていた計算となる。

待てよ!なぜ?どうして?私の時間だけ足早に過ぎ去るのだ。

これは私が若年性痴呆の症状に悩んでいるのでは決してない!

私の時間だけ早く過ぎてゆくのだ!!

誰か時間のスピードを遅くする方法を教えて?


今日は当院のメールマガジン「ビタミンデンタ」の発行日!

今回も副院長のO先生は飛ばしている!
リバーシブルパンツの行方はいかに??

中野家の家訓「家の外では無闇にパンツは脱がないこと!」

http://www.nakanodent.com/html/26-mailmagazine.html

投稿者 nakano : 21:09 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月06日

歯医者の英会話

言い訳に過ぎないが、木曜の午後のスケジュールが同窓会や
セミナーの出席に忙殺されて、2ヶ月間英会話のレッスンをお休みにしていた。

今日は往診から帰り、準備をして夕方に2ヶ月ぶりに英会話に向かった。
私がお世話になっているのは「井上直美留学研究所」

テレビのCMの駅前留学とは違って、ネイティブの講師ではなくて
日本人の先生ではあるのだが、今日から担当になった先生は
カリフォルニア州のバークレイに2年半も住んでいた先生で
流暢なキレイな英語を話す先生だ。

シャイな私には日本人の先生がやはり緊張しないで済むのだ。

自己紹介の後に、私がこの年で英語を学び始めた目的を聞かれた。

ひとつの目的は「アメリカより最新の審美歯科の情報をダイレクトに得たいこと」
もうひとつの目的は「セミリタイアした後に海外で暮らしたいこと」と話をした。

2番目の目的は自分では無理だと今まで決め付けていたので
自分の口から「リタイア後にハワイで暮らしたい!」何て英語が飛び出るとは
言った本人が一番驚いた。

歯科医院の継承のこと、子供の将来、私と妻の両親の老後、
現実問題を考えると、セミリタイアした後に海外で悠々自適に暮らそうなんて
本当に虫がいい話で、到底無理なのであるが
私の下がってしまった英会話のテンションを再び上げるには
なかなか優秀なモチべ-ションになるようだ。

特にマウイ島はスピリチュアルなエネルギーに溢れる島と言われていて
家族で住めたらいいなと昔から考えていた。

スピリチュアルな本を数冊出していて、日本でもブレークし始めた
「アラン、コーエン」もマウイ島に住んでいると聞いたので
アランと親交が深い私の友人に「マウイに行くからアランと会う段取りをして!」
とダメモトでお願いした。

「アランは今マウイにいない、フィージーに移り住んだ!」と返事が来た私は
がっかりしながらもフィージーの位置を地球儀で探すのであった。

投稿者 nakano : 19:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月05日

摂食嚥下

今日から当院の訪問歯科診療も次のステージへと進んだ。

大学の摂食嚥下のチームから専門の歯科医師を毎週お招きして
在宅や施設で介護を受けられている方へ、摂食嚥下障害へのアプローチをしてゆく。

お元気だった方が、ある日、脳卒中に倒れる。
急性期を過ぎて、麻痺が残ってはいるが、一応元気にはなった。
しかし、どうしても食べ物が口から食べられない!
家族の方は昔の元気な姿がまぶたに焼き付いているので、
「どうして口から食べられない!鼻や胃に栄養を送り込むだけでは
余りにもかわいそうだ!」と強く思う。
しかし障害があるために、無理に口から食べさせると肺炎の原因になる。
そこで歯科医師や歯科衛生士の接触嚥下アプローチの出番となる。

言うのは簡単だが、摂食嚥下アプロ−チはもちろんリスクを伴うし大変難しい。

過大な家族の方の期待に答えられない場合もある。


しかし当院は摂食嚥下に取り組む決断をした。

そして今朝、診療前に近くの内科と老人保健施設に、ご挨拶に伺って
医師、ナースリーダーの方、介護リーダーの方も含めて、これからのアプローチに対する
ディスカッションを行った。

人は口から物を食べるから元気になる。

その当たり前のことが、いつまでも当たり前にできるように
私達、歯科関係者は勉強はもちろん、他業種の方と連携して
チームアプローチをしないといけない。

一番勉強していないのは実は歯科医師であったりする。
私も勉強不足の歯科医師の一人である。

今日あるレーザーの会社の方からセミナーをしないかとお誘いを受けた。
大手のメーカーである。

まだまだ人前で話が出来るほど、レーザー歯学の勉強はしていませんと
お断りしたのだが、まだまだ学ぶことはいくらでもある。

机の上の未読の本は日を増すごとに増えてゆくだけである。

投稿者 nakano : 21:03 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月04日

歯科衛生士訪問歯科帯同実習

今日から4週間にわたって、歯科衛生士学校の学生さんを連れての
訪問歯科の帯同見学実習が始まった。

急速に進む高齢化社会!歯科衛生士が求められている役割も、急速に変化している。

来年4月に変更される介護保険にも「口腔ケア」が大きく入っている。

いまや国民のニーズも、そして介護のプロからの歯科対するニーズも、さま変わりしている。
歯科医師の、そして歯科衛生士の高齢者に対する歯科サービスに注目が集まっているのだ。

衛生士学校が3年生になることを踏まえてある歯科衛生士学校は
高齢者への歯科衛生士からのアプローチに力を入れている。

そのために当院に在宅での要介護高齢者の訪問歯科診療の見学と
歯科衛生士の口腔ケアの実際の見学実習の依頼がきたのだ。

午前中の診療を早めに切り上げて、チーフ衛生士のNと学生さん3名を連れて
ある方のご自宅に伺った。

その方は、かなり以前からベッド上と車椅子での生活を余儀なくされ
主にご主人と娘さんが介護をされている。
手足不自由なために完全な介護状態である。

今日の診療は入れ歯の修理と衛生士の「口腔ケア」を予定していた。

在宅で私が隅で入れ歯を調整している待ち時間に衛生士Nの口腔ケアが始まった。

大きなカバンから次々に取り出す「口腔ケア」グッズ!
100円ショップやコンビニで売られている物を工夫して使っているのには
院長である私も驚いた。

実は先日、ある全国ネットのテレビ局の番組で「口腔ケア」を取り上げる時に
当院のスライドや資料を使わせてくれないかと依頼を受けた。

実現すると今度こそ、「岡山市 なかの歯科クリニック資料 提供」とテロップが
流れると言われる。

今まで10数年間、当院の歯科衛生士による要介護高齢者にたいする口腔ケアは
本当に頑張ってきた。
あまり情報がない10年以上前から中断しないで継続していることを
私は評価したい。

テレビ取材は全国的に認められる証でもあり、お褒めの言葉と捉えたい。

これからは院長である私が次のステージへと進むべく
実際に行動を起こして、岡山の要介護高齢者の方に幸せな笑顔を提供したい。 

投稿者 nakano : 22:33 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月03日

夫の前歯、妻の前歯

土曜日にスタッフと食事会をした。

肉は食べない私も、たまの酒ならOKだ。
私服に着替えた私を見てスタッフは「院長、横から見るとからだが薄いですね!」と言う。

私は体重が減ると共に、上半身の筋肉もペラペラになってしまった。

私が「大胸筋」と長年信じ続けていたものは、単なる脂肪だったことが判明した。

次のステップはマッスルトレーニングだが、そんなことより
どうして私はスタッフと飲むといつもベロベロになってしまうのだろう。

そんなに飲んでいないのに自宅に帰る頃は、へべレケになっていた。
忘年会などは二日酔いがひどいのだが、今年の忘年会は例年より盛大にしたい!!


当院に来院された奥様の紹介で、ご主人が当院に治療に来院されることがよくある。

興味深いことに、奥様が選ばれた前歯より、必ずご主人は安い前歯を選ぶ傾向が強い。
(お怒りのメールはご容赦下さい!あくまで傾向を言っているだけです)

例えば10万円のオールセラミックスを選ばれたある奥様のご主人は
5万円のハイブリッドセラミックを選ばれた。
5万円のハイブリッドセラミックスを選ばれたある奥様のご主人は
保険が効く前歯を選ばれた。

価値観はいろいろなので、保険が悪く、セラミックがいいなんて言うつもりはさらさらないが
いつも疑問に思うのは、ご主人は奥様の前歯の値段を知っているのかどうかだ?

個人情報のこともあるので、夫婦と言えども個人情報は決して言わないが
「奥様はこのセラミックを選ばれましたが、○○さんは、これで本当によろしいんでしょうか?」
と喉まで声が出掛かることが時々ある。

口は災いの元!夫の前歯と妻の前歯は根本的に価値観が違うのだ。

妻が服装に掛ける服飾費と、夫が服装にかける服飾費にかなりの
開きがあるように、妻の前歯に掛ける予算と夫の前歯に掛ける予算は
かなり開きがあるようである。

そんな私は土曜日の飲み会は全身ユニクロ!
1年間に費やす服飾費はかなり低い!

おしゃれに興味が無い中年のようで、書き込みながら、ちと辛い!

投稿者 nakano : 21:10 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月01日

ホワイトニングホワイトニングホワイトニング

今日の土曜日の診療は、学会やセミナーで私自身2週間診療に出ることが
できなかったので、久しぶりの土曜日の診療となった。

今日はスタッフ数名の子供の保育園の運動会が重なったために
非常勤スタッフとアルバイトスタッフが頑張って常勤の穴をしっかりと
埋めてくれた。

院長の私が特に指示を出さなくても、動くことができるチームになったようで
少し、いやかなり嬉しく思う。

今日の土曜日の診療内容は、遠方から来院される方も多く、
ホワイトニング、ホワイトニング、ホワイトニング&インプラントと
立て続けに、当院が力を入れている診療部門を希望される方が
多く来院されて、少し、いや大変嬉しく思う。

当院の審美歯科部門も、今までよりパワーアップすべく、ホワイトニングとセラミック治療以外に、
歯のマニキュアや、ダイレクトボンディングとしてのGCのグラディアダイレクトの使用も
徐々に始まった。

特にコンポジットレジンを使ったダイレクトボンディングは
アメリカでは数年前から流行とさえ感じられる勢いで、やっと
日本に入ってきてこれからしっかりと定着しそうな予感がする。

もちろん審美的な治療のために保険は効かない。
またダイレクトボンディングのテクニックは中々大変で、日本では情報も少なく、
昨年のアメリカ審美歯科学会でハンズオンのコースに
参加すべきだったと、後悔仕しきりである。

当面は、お試し価格で1本15000円で始めてはいるが
実績を積むと、将来的に金額も値上げをしたい。

ホワイトニングとセラミックの中間の価格帯で、少しでも多くの方の
ニーズに答えたい。

わざわざ田舎の通院しにくい当院に通ってもらう患者さまの笑顔を
少しでもキレイにするために、当院のスタッフ一同非常識に頑張るのであった。

投稿者 nakano : 18:23 | コメント (0) | トラックバック