« 2008年06月 | メイン | 2008年08月 »

2008年07月31日

中村文昭氏セミナー

友人Hさんの沖縄への
送別会に出席!!
岡山西口の居酒屋に友人が終結!!

一人一人Hさんに対しての思いを
ぶち明けながら、大笑いの中に会は進んだ。

岡山は田舎であるが、こんなにも大勢の素晴らしい仲間がいる!
その仲間と出会えたことは奇跡のようでもあり、必然のようでもある。

不思議なご縁を感じながら、「引きよせの法則」ってやはり正しいと心から思う。

だって私に必要な友は、ベストなタイミングで、
いつも私の前に姿を現すのだから!!


朝から溜まっていた事務処理を進めるうちにまた肩こりがひどくなって
気分まで落ち込んでいった。

大学のインプラントセミナーを途中で退席して
以前から予約をしていた「中村文昭」さんの講演会に参加した。

今日のお題は「人生の師匠を作れ!」
中村さんらしい、笑いをふんだんに散りばめたお話に
私たちはあっという間に引き込まれた。


要は学歴じゃない!「人間力」

「返事は0,2秒、「はい」か「イエス」しかない!!」

「頼まれごとは試されごと!!予測を上回る結果を出せ!」

「できない理由なんて言うな!!」

「今できることを探して動き出せ!!」


中村節が前回である。

講演を通じて、私は中村さんから1つの質問をされたような気がした。

その質問とは?

「中野先生は、なぜ歯医者の仕事をしているのですか?」

「はい、それは多くの方に笑顔になってもらいたいからです!」

中村さんは、今の教育現場に危機感を抱いて
12月に三重で「学校の先生を応援する」大きなイベントを開催するらしい!

全国のすごい先生を5人集めて、元気のない先生ややる気を失った先生を
集めて、学校の先生を元気にするイベントを開催するらしい。

私はその話を聞いて
私も「今の日本の歯科を元気にする!」イベントを開催しようと思った。

今の日本の歯医者はワーキングプアと呼ばれ
先日のあの「アエラ」にも勤務歯科医師月給20万円と
開業医も勤務医も生活に喘いでいると特集されていた。

日本全国の頑張っている元気な歯科医師5名を集めて
「日本の歯科を元気にする!」イベントを行いたい。

それは「歯医者甲子園」のような形式で行うか?
それともどのような形式で行うか?もちろん決まっていない。

やれない理由なんていくらでもある。

でも出来ない言い訳を私は言いたくない!!

講演が終わって、私の肩こりはかなり軽減して
大きな元気をもらって私は会場を後にした。

出来ない言い訳なんてしたくない!!
出来ることから今すぐに行動する!!!


投稿者 nakano : 22:09 | コメント (0)

2008年07月28日

口腔内写真

今日の岡山西ロータリークラブの
例会で、恩師のM岡山大学名誉教授に
昨日のサンスターのセミナーの報告をした。

M先生はサンスターの顧問をされている。
私の活躍にM先生は大変喜んでもらって、私自身とてもうれしかった。

サンスターの関係者の方々からもメ−ルをいただく!
参加された先生方の評判が割りと良かったようで
次回の東京講演があるかもしれない!!

これもうれしく思うと同時に
「サンスターのCMに出ることが私の夢です!」
との自己アピールは忘れはしない!!

ライオンのCMの谷原章介さんには負けたくない!!
私は歯科の仕事に命を賭けているのだから!!


当院では、初診の患者さまは、ほとんど口腔内写真を撮影している。

患者さまの大切な記録として、また治療計画を立てるのに
絶対条件として、患者さまに説明して口腔内写真を撮らせて頂いている。

もちろん大切な口腔内写真なので
単に歯科医院内で活用するだけでなく
きちんとプリントアウトして患者さまにお渡ししている。


その1枚のプリントが波紋を起こした。

「私はこんな写真は欲しくない!!」


当院としては患者さまサービスの一環として
また患者さまに大切なお口の中にもっと関心を持ってもらうために
写真をプリントして適宜お渡ししている。

しかし自分のお口の中に、自信が持てない!お口にコンプレックスが強い方には
大きなお世話になるみたいである。


いまだにほとんどの歯科医院では口腔内写真を撮影していない。

だからほとんどの方が当院で初めて口腔内写真を撮影される。

この撮影は決してかっこいい状況で撮影するのではない!!

口角コウと言う、唇を思いっ切る左右上下に押し広げる道具を口に入れて
何枚もの写真を撮影する。

その格好は決して自分の恋人には見せられない格好だ!!


私たち歯科関係者は、患者さまの気持に十分な配慮をしないといけない。

自己満足だけで、口腔内写真を撮影してはいけないのだ。


でも患者さまにも、ぜひ理解してもらいたい!!

当院のスタッフは、皆さまの口腔内写真を
少しでも短時間に、少しでもより良い資料となるために
昼休みや診療後の大切な時間を費やして
相互実習をして本番に臨んでいる。

それは決して患者さまに恥をかかせるのが目的ではなくて
患者さまの笑顔に少しでも貢献したいからだ。


私自身、自分に歯に口に大きなコンプレックスを持っているので
そんな患者さまの気持はよくj理解できる。

私はスタッフの前でも、恥ずかしくて口を開けることはできない!!
学生時代は、必ず相互実習があるのが
私の口の中を見るたびに友人たちは
「結構、悪いんだな!」と驚きを口にした。

私の口の中にはブリッジもラミネートべニアも入っている。

それなので口の中を見られるくらいなら
パンツを脱いだ方がましだ!!

あそこを見られた方が恥ずかしくない!と本気で今でも思っている。


そんな気持ちをもつ患者さまがいることをスタッフに理解して
もらいたいと同時に、上のように書くと私が勘違いされそうで、それも心配だ。

口の中より、パンツの中とは言っても
私は決して露出狂では無い!!


投稿者 nakano : 21:32 | コメント (0)

2008年07月27日

サンスター経営セミナー

土曜日の夜
スタディグループの例会を
急遽、体調不良で欠席した。

○○先生の新しい診療室の見学を
楽しみにしていただけに、残念な気持ちが大きいのだが
日曜日の仕事を考えて、しばしの休養を取った。

その決断は正解だった。

日曜日の今日は、私がセミナー講師として
同業者の歯科医師の先生方を前にお話をする日だった。

最近の私は2か月に1回の割合で、全国で講演依頼を
受けることが多くなったのだが、今日の主催者は別格だった。


あのサンスターさんだ!!

あの天下のサンスターさんが、日本で初めて経営セミナーを開催した。


その栄誉ある講師に、何と、何と、田舎者のこの私が任命されたのだ。

私は、日本で初めてオリンピックが開催されて
その聖火ランナーを受け持ったような緊張感を、ここ数カ月持っていた。


サンスターと岡山大学歯学部は切っても切れない関係がある。

特に私の恩師であるM岡山大学歯学部名誉教授の先生や
今やサンスターの顧問になられた元歯周病科の助教授の先生方には
私は学生時代から本当にお世話になった。

あの先生方の温かい教えがあったからこそ、
今の私があり、今の当院があり、今日という日がある。

多くのお世話になった方々への恩返しも込めて
私は今日の講演会の資料つくりには本当に力を入れた。


私に与えられたお題は「歯科医院のホームページ」だった。
今日参加された先生の55%がホームページをお持ちになっていた。

事前にその情報を得ていたので私はかなりマニアックな内容を講演の中に
織り込んでいた。

具体的にはホームページのSEO対策と、効果的なオーバチュア広告の出稿の仕方!

全国の私の友人のすごい結果を出されている歯科医院の
ホームページも実際会場でネットに接続して、その場で参加されている
先生方に知ってほしいと思っていた。


最近の私はITについてお話しするときに
必ず参加者の先生方におたずねする10のキーワードがある。

そのキーワードを、いくつ知ってるかどうかで
参加されている先生方のITに関する知識がよく理解できる。

参加者の名簿を見て、55%の先生がホームページを持たれている状況に
私は少し安心していた。
日本全国の平均は25%程度なので、今日お集まりの先生方は
かなりITに意識が高い先生なのだ。

しかし開業年数が私より長い先輩の先生方が多いのに少しだけ
不安を持っていた。

10の質問に対して平均回答率は5%を切っていた。


まずい!今日の私の話はマニアックすぎる??


急遽、インターネットに接続して、実際の現況をなるべくお伝えする
努力をしてみたのだが、はたして参加された先生方の理解力と反応はいかに?

終わった!
一応全力でお伝えした。

頑張った!!一応!!


私の前に一人の女性の方が挨拶に来られた。

私の講演に参加される女性の歯科医療関係者は本当に珍しい!

私は男性には好かれるが、どうやら女性には人気がないらしい!!

それなので、私の目の前に、来られた女性の方に
本当にうれしく思った。

「実は、今日は本当は院長が来る予定でしたが
歯科医師会の仕事が入って、どうしても来れなくなったしまいました。
私が代理で参加しましたが、院長から手書きを預かっています。」

そう言われた若い女性は私に1通の手紙を手渡した。

その手紙には、私に対する熱い思いが書かれていて
院長先生の写真が添えられていた。

もちろん差出人は男性の歯科医師!!


手紙をそっと鞄に入れながら
なぜ私の講演には女性が集まらない??と
大きな疑問を感じるのだった。


暑苦しいから!!

投稿者 nakano : 19:56 | コメント (0)

2008年07月25日

バンコク医療視察 その3

金曜の夜に仕事が終わって、
久しぶりにその場で動くことが
できなくなってダウンした!

妻に「年を考えないで、強行軍でタイに行くから!」
と苦言を呈される。

先週の金曜日の夜、診療が終わり
そのまま関西空港から深夜便でバンコクに飛んだ。
機内では一睡もしないまま、早朝から真夏のバンコクで病院見学!
3日間ハードスケジュールをこなして
月曜日の深夜便で帰国!一睡もしないまま診療室に直行して
すぐに診療に入る。

祭日の関係で、昨日の木曜日も一日診療!昼休みは90分間
歯科衛生士学校の講義!朝も昼も夜もスタッフとの個人面談!

精力的なスケジュールというか?殺人的なスケジュールというか?
自分でも凄く頑張っていると思っていた矢先!
2階でダウンしてそのまま起き上がれなくなった。

3時間後、フラフラしながら何とか体調は復帰!!
単なる睡眠不足か??単なる疲労か???

私のなかで、ワタミの渡邉美樹社長と出会ったことは、本当に大きな出会いだった。
渡邉美樹社長が走り続けている同じスピードで、私も走り続けたい!!

世の中にはセミリタイアなんて言葉もあるが、私は私を必要としてくれる
患者さんがいらっしゃる限り!全力で死ぬ気で走り続けたい!!

本来、怠け者の自分には決して負けたくない!!

バンコクは世界で日本人が4番目に多く住む都市と聞いた。
(1番はニューヨーク?上海など中国も多いはず?)

そのために日本人駐在員をターゲットにした歯科医院はこのバンコクでも多い。
日本人駐在員相手の歯科医院を探すのは決して難しくない!!

バンコクでは数誌、日本人駐在員向けの情報誌を発行している。
その情報誌の医療特集を読めば、そのような歯科医院は必ず
広告を出しているので、簡単に情報は手に入る。

2日目の日曜日は、その情報誌の中で数件の歯科医院を見学した。

バンコクの日本人駐在員向けの歯科医院は基本的に日曜祭日
関わらず年中無休だった。
(アメリカの歯科医院が土日休みとは大きな違いだった!)

バンコクには日本人が集まる街がある。そればスクンビットの
ソイ29やソイ49沿いである。

その周辺に日本人駐在員向けの歯科医院が建ち並ぶ!!
まず1件目にアポを取ってお邪魔したのは
日本のある県で歯科医院を開設されているA歯科医院のバンコク分院!
オープンしたのは昨年の7月なので、まだ1年の新しい歯科医院だ。

コーディネーターの方は日本人の方で、バンコクらしい
マイペンライの精神で、怪しげな私たち日本からの歯科医師軍団に
ここまで話していいのと?惜しげなく情報を提供してくれた。

この歯科医院では毎日4,5名の患者さまの診療しかしていない!
完全な個室で、1人1時間以上の時間をかけて
カウンセリングに力を入れたインフォームドコンセントを重視した治療を行っている。

1日4、5名で経営が果たして成り立つのか?

それがバンコクでは幾つかの表には書けない事情から
十分経営は成り立つのだ。

やはり周りから見ているだけでは絶対理解できないことでも
飛び込んでみると理解できることがある。


2件目の歯科医院はこの4月オープン!
オープンしてから、まだ数カ月なこの歯科医院も
基本的に同じ様子で、完全な個室で1時間以上の時間を取って
ゆったりとした中、診療は進められていた。

ここの院長先生は日本人の歯科医師!

「タイの歯科医療は、日本の歯科医療より完全にレベルは上です。」

「日本の医療には明るい未来はありません!日本の国に対してもそうです!!」

「私は自分の理想の診療を行うために、日本から脱出してタイに来ました!」

事情を知らない日本人ならバンコクは東南アジアにあるので、医療のレベルは
日本より数段落ちると思われている方がいらっしゃるかもしれない!

しかし病院の医療レベルも歯科医院のレベルも私の見た範囲では日本の平均レベルの
数段上を走っている。

タイの歯科医療はアメリカや欧米と同じような専門性に分かれている。
タイの歯科医師は地位の面でも収入の面でも待遇の面でも
超エリートと言われている。
多くの歯科医師は日本やアメリカに留学の経験がある。
インプラントもホワイトニングも日本にまだ認可されていない種類が認可されて
ドンドン臨床で使われている。

ワーキングプア!年収300万円以下と呼ばれている
どこかの国の歯科医師と大きな違いだ。

またタイは日本と違ってこれからどんどん経済発展が見込まれる
若い国だ!

その国の未来に自分の将来の夢を投資する日本の歯科医師が
いたっていいじゃないかと私は感じた。

しかし今後タイの経済発展はバンコクではなくて
ある都市に集中する!

あの都市に日本人駐在員向けの歯科医院を作れば
面白い展開が予想される。


投稿者 nakano : 23:44 | コメント (0)

2008年07月23日

バンコク医療視察 その2

19日土曜日の朝の10時
ある会議室に私達は集まった。
19日から3日間開催されるバンコクの
医療現場の視察に関する注意事項を聞くためだ。

今回は3日間でバンコクの今の医療施設だけでなく、
有名な商業施設も視察してゆく。

2時間程度のセミナーを受けた後は、まずはエンポリウムと言う
ショッピングセンターのフードコートでランチを取った後、
スクンビットにあるブムラングラッド私立病院へ向かった。

この病院は私立病院だが、日本と違って株式会社が経営する病院だ。
そのために病院の株式を一般に公開している。

受付から、驚いた。

日本の病院を想像すると全く違う!
まるで高級ホテルのフロントと見間違うばかり!

受付の置くには、ブテックやレストランがテナントで入っている。
スターバックスはもちろん、マクドナルドも24時間営業で営業をしている。

エンポリウムのフードコートより、高級そうな広いフードコートまである。

この病院は株式会社が経営する病院であるので、
売り上げから利益まで全て一般に公開をしている。

その数字によると、患者さんの40%が外国人!
リセプションには、日本人用、中国人用、韓国人用、アラブ人用、西洋人用、タイ人用
と、国籍や地域、言語により、分かれていて、その受付には全て、
その言語を話す通訳とコーディネーターがあるとあらゆる相談に乗ってくれる。

総合病院なので歯科も、もちろんある。

アメリカの歯科と同じように、一般歯科だけでなくて、根管治療専門医、補綴専門医、口腔外科専門医と、専門医で別れて、チーム医療を行っていたのには、驚いた。

タイの医療水準が高い噂を聞いてはいたのだが、ここまで凄いとは思ってもいなかった。

タイの国には、日本と同じように医療保険が存在するが、
その保険を使うと決められた公立の病院では、無料で医療サービスが受けられるらしい!

ここは日本より凄い点でもあるが、その公立での病院の医療レベルは
決して凄く高いことはないらしい!

また以前「30バーツ政策」と言ってどんな病気でも1回の治療費が
30バーツ(日本円で90円程度)の政策を政府が取ったために
急激にタイの医療は窮地に追い込まれた経緯がある。

そのピンチから立ち直ったタイの医療の水準は高い!!

この私立病院は私立なので、全く公的な保険は使えない。
全てが自費診療となる。

タイのある程度お金に余裕のある人たちや、日本人の駐在員や、
アラブのお金持ちが、わざわざこの病院に治療を受けに来るらしい!

歯科の治療費も自費治療に関しては、インプラントやホワイトニングも
日本のおよそ半額程度の価格である。

スタッフの数も多くて、ホスピタリティ、思いやりに溢れる対応が見ていて、
気持ちがいい。

恐らくタイの安い労働力、人件費、建設費や、インフラの費用に支えられての、
経営であるのだろうが、日本の病院の進むべき1つの道が、ここにあるのかもしれなかった。


日本の病院の多くが赤字経営している。

病院が倒産して、一番困るのは、患者さんだろう!

株式会社が病院を経営することはまだ日本では許されていないが、
バンコクの医療は日本の数年先を走っていると私は感じた。


投稿者 nakano : 22:45 | コメント (0)

2008年07月22日

バンコク医療視察

金曜日の診療を終えて
遅い夕食を取り、妻に岡山駅まで車で送ってもらって
夜9時過ぎの名古屋行きののぞみに乗り込んだ。

深夜便のバンコク行きのTGは関西空港を深夜の1時25分に出発する。
関空快速の最終便で関西空港へ到着した時は、既に夜の11時半を回っていた。

私は、深夜便は得意ではない!
なぜなら神経が図太くない私は、飛行機はもちろん、
慣れないホテルでもなかなか眠る事ができない!
しかし、真夏のバンコクで寝不足は一番健康に悪い!

そんな私なので、今回の深夜便に対抗するために、ある秘密兵器を用意していた。
その秘密兵器とは?

BOSEのノイズキャンセリングヘッドホン!

以前から全日空の機内誌で気になっていた欧州線のファーストクラスで
採用されているノイズキャンセリングヘッドホン、これさえあれば
例え慣れないタイ航空の深夜便でも、騒音と雑音をカットする事で私に
就寝と言う大きなプレゼントを授けてくれるはず!

その目的で私は荷物にこのノイズキャンセリングヘッドホンを入れていた。
飛行機が離陸して、上昇を続けて、シートベルト着用サインが消えた時
私はおもむろに手持ちの荷物からノイズキャンセリングヘッドホンを取り出して
装着してスイッチを入れた。

オー!全然違う!!
機内の騒音がかなりカットされるのだ。

これで、これで、眠る事ができる!!
うれしくて涙が出そうになった。

1時間後、私はまだ眠りに付く事が出来ないでいた。
その頃、私の体にある異変が起きた。

頭が締め付けられるように痛いのだ。
どうやらこのノイズキャンセリングヘッドホンは普通の欧米人の
扁平な頭用に出来ていて、私のような典型的な東洋人の大きな頭には
小さすぎるらしい!

締め付けがきつ過ぎて、頭が痛い!!

ヘッドフォンを取ると、頭の痛みは取れるが、騒音がひどい!
嵌めると騒音は少なくなるが、今度は頭痛がひどい!!

取ったり付けたりしているうちに、バンコク到着の2時間前となり
朝食が運ばれてくる。

結局、機内で一睡も出来なかった。
バンコクへ到着したのは、現地時間の午前4時30分!!

寝不足のまま、バンコクの新しい空港から初めて、外に出た私は
病院視察の集合時間の午前10時まで5時間以上あるので
新しい空港でトランジットホテルを探した。
シンガポールなど乗り継ぎの拠点、ハブ空港となる空港には必ず
トランジットホテルがあって、1泊だけでなく、時間単位で部屋が利用できる。
3時間程度、トランジットホテルで休もう!!

そう考えた私は、タイの入国診査を終えて、大きな荷物をガラガラと引っ張って、トランジットホテルを探した。
あった!
ノボテルのバンコクの空港のホテルだ。
空港から駐車場を抜けて、ホテルへ付いた私は、少しだけ怖気づいた。

私が想像していたトランジットホテルより、かなり立派で高級なのだ。
時間で部屋を貸してくれるのか?凄く高いんじゃない??

そんな思いが募って、ホテルのフロントに入らないで目の前のタクシーに飛び乗った。
私のバンコクでの医療視察は睡眠不足で始まった。

投稿者 nakano : 20:38 | コメント (0)

2008年07月18日

宝くじ

「サマージャンボの当選金
10%を寄付しようと思っている!」
全額寄付と言えない自分が情けないが
妻にそう話したら、「好きにしたら」と答えが返ってきた。

彼女の態度には理由がある。

私は基本的に宝くじは購入しない。
売上の40%しか配当されない宝くじは
夢を見るように庶民に宣伝されるが
一番儲かっているのは誰かは一目瞭然である。

お金が欲しいならラスべガスのルーレットや
スロットマシーンの方が断然確率は高い!
(事実、私はラスベガスでは過去負けなしを誇っている)

そんな私だが過去に大騒ぎをしながら宝くじを購入したことがあった。

数年前、私は本格的に瞑想を習っていた。
ビートルズが晩年嵌ったと言われているあの瞑想だ。

きちんとした先生から学ぶ瞑想は私に多くの心のゆとりと
安定をもたらした。

その瞑想中のこと、ある時に私に急に
映画で見るような鮮烈なフラッシュバックが訪れた。

そのフラッシュバックとは、カラーの動画で
私が何月何日にどこそこの売り場で宝くじを買っている場面から始まった。

何度も何度もいろいろな映像が入り乱れる中
ある場面では、なんと私が購入した宝くじが大当たりしているのだった。

これは?

天の声??

そう強く確信した私は妻に報告して
fラッシュバックに現れたとおりの日にちで、その売り場で
サマージャンボ宝くじを購入した。

私は妻に何度も何度も絶対当たっている!
どうする??なんて取らぬ狸の皮算用で何を買うか相談していた。

発表の日が本当に待ち遠しかった。

しかし、なぜか私が購入した宝くじは、下ひとけたの300円以外は
全くかすってもいなかった。

不思議に思った私は瞑想の先生にこの意1件を相談した。

「あっ!それは。。。。」

「えっ!何ですか?」

「それはよくあることで<<<<」

「よくあること??」

「邪念です!!」

じゃねーン

投稿者 nakano : 07:53 | コメント (0)

2008年07月17日

幸運の女神

休みがない!
土曜日曜と歯学部同窓会の
大きな仕事を終えて、ほっとする間もなく
スタッフとの個人面談が始まる。

体のあちこちから悲鳴が聞こえる。
「休む勇気」も、私には必要らしい!!


歯科衛生士学校の講義の後で、折角出してもらった
アイスコーヒーを半分だけ一気に飲み干して
急いでRSK山陽放送のスタジオに向かった。

今日は月に一度の歯の話の日だ。
車を降りて受付に向かうと、入口にタクシーが1台止まった。
中からは制服を着たキレイな女性が降りてこられた。

ミス観光岡山?いや何かのキャンペーンガール?
同じイブニングDonDonに出演か?という私の疑問はすぐに解けた。

サマージャンボ宝くじの「幸運の女神」の○○さんだった!

「幸運の女神?って何ですか?」の私の素朴な疑問に
RSKの方は「中野先生はHitomiもそうでしたが、幸運の女神を知らないんですか?」
と突っ込まれる。

でも知らないものは知らない。

話を伺うと、宝くじのキャンペーンのために毎年全国で数名の
「幸運の女神」が選ばれるらしい。

今年で29代と聞いて、自分の不勉強を恥ずかしく思った。

「幸運の女神」は全国でたった6名しかいないらしい!

握手をしてもらうと幸運は寄って来るのか?局の方も
女神さんと握手をされていた。

じゃ−!私もと思っているうちに先に先方の出番となり
握手のチャンスは持ち越しとなった。

幸運の女神に握手をしてもらって、運をもらい、
そのまま宝くじ売り場へと直行して、サマージャンボ宝くじを買おう!

そんな私の腹黒い思いとは裏腹に、次に入れ違いに私の出番となった。

このまま幸運の女神は帰らないよね!まだ握手してもらっていない!!

本番の緊張はどこえやら!幸運の女神が帰らないかどうか
そちらの方が気になって、気になって仕方がない!!

番組の最後まで「幸運の女神」は残ってくれて、一緒にエンディングを
迎えた。

番組が終わり、控え室で念願の幸運の女神との握手も果たした!!

さあ、これでどの売り場に向かったらいい?
宝くじと言えば、みずほ銀行!
岡山駅前のみずほ銀行の前に売り場があったような気が?

駅前に車を走らせて、駅前の宝くじ売り場を発見した。
「サマージャンボの連番○○枚!をお願いします!」と幸運の女神の名刺を
片手にしっかりと持って、そう告げた。

やった!宝くじを手に入れた。
そう思って、車に戻ろうと、横のビルを見ると、そこには
「みずほ銀行岡山支店」と書かれた看板があった。

あれ!私はみずほ銀行の前の売り場で宝くじを買ったはずだよね!

恐る恐るみずほ銀行の前に行くと、そこには私がさっき買った売り場の3倍もの
広さの宝くじ売り場があった。

「オーマイガッ〜!!」

私が、みずほ銀行前の売り場と早とちりした売り場は
単なるみずほ銀行のビルの横の売り場だった。

幸運は?私の好運は???

ここで再び宝くじを買えばいいのだが、私の財布には
既にエネルギーは残っていなかった。

投稿者 nakano : 21:46 | コメント (0)

2008年07月11日

歯医者の死生観

8月からの研修医の先生が決定した。
8月からは当院は歯科医師5名体制となる。

いつもは5名、多いときは6名の歯科医師!
歯科治療イスは11台!

うーーん!後4台ほど増やしたいのだが
当院の敷地に既に増やせる場所はない!!


先日の渡邉美樹さんのお話を何度も何度も振り返る。

牛が何度も何度も、食べ物を口に戻して、しっかりとよく噛んで消化するように
私も何度も何度も、渡辺美樹さんのお話を、私は振り返る。

お話の中で、死生観の話が何度も出てきた。

渡邉美樹さんは、10歳で最愛の母親を亡くし、その時から
「人は何のために生きているのか?」
「人生の目的は何か?」について考え続け
いつ死んでもいいように、毎日を一生懸命に生き続けることが
自分の死生観と話された。

人生は、大きなガラスの瓶に入っている1円玉!
毎日1枚づつ、ちゃりんと下に落ちる。

その枚数は3万枚ほどあり、人間がその寿命をまっとうすると
およそ80年生きることになる。

その3万枚の1円玉の中に、1枚だけ金色の1円玉がある。
その金色の1円玉が落ちる時が、人生が終わる時!
残ったすべての1円玉も同時に落ちて、人生は幕を閉じる。

多くの方が、その寿命をまっとうすることなく、人生を終える。

それなので、毎日毎日、有限な時間を惜しんで、悔いのない1日を送らないといけない。

そんな話を、渡辺美樹さんは、本の中でも書かれている。


私が毎月購読している雑誌のなかに「到知(ちち)」と言う雑誌がある。

私が尊敬する先輩の歯科医師の方にご紹介されてから毎月購読するようになった。

今月の「到知(ちち)」の中に、読者投稿で素晴らしい死生観を見つけた。
そして思わず手帳にその文章を書いた。

「自分と自分に関わる人たちといつも笑顔で楽しく暮らす。

経済的自由人となり、世のため、人のためとなることをやる。

そしていつ死んでも天命だと思い、後悔が残らないように

1日1日を真剣勝負で、一生懸命に生きる」

素晴らしい死生観に、鳥肌が立つとともに、私の死生観にほとんど
近いと思って、手帳に書き写した。


診療後、友人の映像プロのワンステップの小野さんが
今度は始められる、インターネットの地域限定テレビ
「ぼっけーテレビ」の栄えあるインタビュー第一号者に私が任命された。


「座右の銘は?」と小野さんに聞かれた私は
「一日一生」と言った。

一生、すべての人生は、1日、1日の積み重ねだが
どの1日も抜け落ちてしまうと、ジグソーパズルが完成しないように
人生も完結しない!

一日一生!

その気持ちで明日からもがんばりたい!!


投稿者 nakano : 22:04 | コメント (0)

2008年07月09日

珍客来院

渡邉美樹さんの講演会の後
妻に「お礼状は書かないといけないよね?」
と聞くと「当たり前!!」と一蹴された。

昨日、何とか自分の思いを込めて、
お礼の手紙を書いて、今朝ポストに投函した。

その数時間後、何と渡邉美樹さんから
直接お礼の手紙が届いた!!

しまった!やられた!!
先方から先に手紙が来るとは!


迂闊だった!
日曜日の夜にすぐ手紙を書くべきだった。


先月からドクターの飲み会はワタミに必ず行っている私だが
スタッフの飲み会も今後はワタミ以外に私は行きたくない!!


診療前の朝の時間に、今月のラジオ番組の進行表を考えた。
そして8時40分位に診療室に出てみると
何やら玄関辺りが騒々しい!!

まさか患者さまでも倒れたのか?と急いで玄関へと急いだ。

そこで私の目に入った光景とは?

黒い大きな大型犬と、数名のスタッフが玄関のドアの外で
押し問答をしている姿だった。

えっ!何でワンちゃんが?

よく見るとその大型犬は当院の待合室に執拗に入ろうとしているのだった。

それを数名のスタッフが体を張って阻止しているのだった。

何で!待合室に入りたいの?

黒い大型犬はラブラドールのメス!首輪はないが
毛並み良さから飼い犬に間違いない。

近くの家からか、それとも動物病院から逃げ出してきたか?

でもなぜ当院に?


愛想がよくて、吠えたりも噛んだりもしていないが
この犬がここにいる限り、当院の患者さまは玄関から待合室に入ることは不可能、
もし診療室に乱入でもされると消毒の関係上、保健所から診療のストップが出るかもしれない。

それ以上に、もし小さな子供が、この犬に噛まれでもしたら大変なことになる。


朝礼そっちのけで数名のスタッフの力を借りて
大きなケージに犬を入れて、保健所に連絡する。

保健所の担当の方は、「午前中に犬を引き取りに伺います。」
「しかし、もし3日間飼い主が見つからない場合は
この犬は処分されます!」と言われた。

処分?こんなに可愛いのに??

複雑な気持ちでいると日本の警察は仕事が早い!
誰かが通報したのか?警察官が当院に来られた。

ケージに入れられた姿と保健所に連絡したことを聞くと
関係各所に電話をしてそのまま帰られた。

午前中に保健所が来るのか?
もし3日間飼い主が見つからないと処分されるのか?

引き取り手が現われなかったら私が引き取ろうか?
なんて複雑な気持ちのまま、診療を始めていると

診療室の前を2人の女性が犬のリードを片手に
足早に横切っていくのが目に入った。

持ち主か?

犬のケージの場所に行くと

「シャネル?シャネル??」と犬を呼ぶ声が聞こえた。

話を聞くと隣町からシャネルは今朝脱走したらしい。

「首輪を付けてください!」と飼い主の女性は
私に大きな首輪を差し出した。

えっ!飼い主はそっちでしょ?と思いながら
どデカイシャネルの体に抱きつかれながら
何とか首輪を、私が、私が、付けた。

お礼を言われて帰るシャネルを見送って
診療室に戻ると、スタッフから
「院長!ユニフォームが犬の毛で真っ黒です!」と指摘された。

とんだシャネル騒動で私の診療の始まりは
10分程度遅くなったが、シャネルが処分されないで
本当によかった!と胸を撫で下ろす私だった。

でもシャネルちゃん!ちょっと太り気味!!

投稿者 nakano : 20:49 | コメント (0)

2008年07月07日

渡邉美樹社長と対談

渡邉美樹社長の講演は素晴らしかった。

本当に日本中の歯医者に
聞いてもらいたいくらい素晴らしかった。

私も含めて昨日あの会場にいた者は
本当にラッキーだった。
絶対に昨日渡邉美樹社長の話を聞くことで
自分の中で何にが変化して、
その変化は、参加者の人生に必ず幸せをもたらす
変化だと私は思った。

講演は予定より少し伸びた。
渡邉美樹社長の次の予定は決まっていたので
残りの時間で対談を済ませればいいと考えていた。

2時40分までは大丈夫と耳打ちをしてもらって
私と渡邉美樹社長との対談は始った。

果たして日本の歯医者で渡邉美樹社長と対談した経験のある
歯医者はいるだろうか?

それだけに重圧も感じた。

講演を聞いていて、講演とだぶる質問には
どんどん斜線を引いて削除していった。

しかし残り20分の対談の時間の中で
どう話を組み立てて、盛り上げるかは
私にその命運がかかっていた。

私が考えるに渡邉美樹社長の凄さは
夢に日付を!の通り、その目標達成力!

目標達成のための手帳の使い方、日記の書き方から
質問に入った。

どんな質問にも渡邉美樹社長は私の眼を見ながら
丁寧に丁寧に答えてくれた。

忙しい毎日の中で仕事と家庭のバランスを両立させる方法の質問にも
とてもわかりやすく答えて貰った。


それまでの質問は全て会場の参加者の先生から
前もって受けていた質問だった。

家族の話になったので、私が唯一個人的に聞きたいと思っていた質問を
投げかけてみた。


「忙しい渡邉社長ですが、奥様との人間関係を円滑にするコツってありますか?」

会場の雰囲気を察して私はいらない一言を付け加えた。

「いや、あの、、別に、、、私と妻の夫婦関係が悪い訳じゃないんですが!!」

私の話の中でその日、一番受けた一言だった。


割れんばかりの拍手の中

投稿者 nakano : 23:14 | コメント (0)

社長渡邉美樹

7月6日の日曜日
私は東京国際フォーラムで
ワタミの渡邉美樹社長と上条詩郎氏の
講演会を開催した。

中でも渡邉美樹社長をお呼びしての
講演会の開催は、私の夢でもあったので
昨日は私の1つの夢が実現する瞬間でもあった。

渡邉美樹社長を昨日、歯科医師向けの小規模な講演会に
お呼びできたのは、私は奇跡に近いと考えている。

外食、介護、教育、病院、農業、環境と全ての分野で
目覚ましい成功を収められているワタミの渡邉美樹社長の元には
毎日数件もの講演の依頼が来ると言われている。

しかし基本的に月に1度しか講演は行わないので
ほとんどの依頼を断りながらも、今では3年先までスケジュ−ルが
入っていると聞く。

そして日曜日に講演をされることは絶対無い!

そんな渡邉美樹社長が、歯医者の私の講演依頼を
それも日曜日の昼間の講演依頼を、引き受けてくださると言う
連絡を受けた時は、本当にうれしくて、私は妻と抱き合って喜んだものだ。

「強く思えば願いは叶う!」

3ヶ月前から準備を進め、参加者の200名はさすがに渡邉美樹社長の
ネームバリューからすぐに集まった。

それも北は北海道、南は沖縄から歯科医師と歯科医院スタッフ200名が
参加の意思を示してくれた。

普通渡邉美樹社長の通常の講演会は60分程度!
しかし今回、常識知らずの私は、無理に無理を言って
60分の講演の後に、30分間私との対談を無謀にもお願いした。

北海道や沖縄から飛行機代とホテルの宿泊費を払って
参加される私の仲間の歯科医師の先生たちに少しでも
長く渡邉美樹社長の話を聞いて欲しかったからだ。

「強い思いを持てば実現する!」

私の無理を、渡邉社長は聞いてくれた。


しかし、それからが大変だった。

講演会だけなら司会者がいればいいのだが
対談をするとなると対談する私の技量が大きく問われる。

失敗は決して許されない!!

3ヶ月間、渡邉美樹社長の著書を何度も読むだけでなく
DVDを何度も何度も繰り返し見て、彼の話し癖や
人となりを掴むように努力した。

私の脳みその半分を、渡邉美樹社長が占めるほど、
本気で頑張った。

「渡邉美樹社長、私の体に降りてこーい!降りてこーい!!」
と時にはとても怪しい自分にさえなった。

参加される先生からも「渡邉美樹社長に聞いてみたい質問」について
アンケートをお願いして、20個の対談での想定質問も完成した。


そして昨日私は東京国際フォーラムの地下駐車場で
渡邉美樹社長の到着を待った。

打ち合わせでの到着時間は12時45分!

驚いた!
12時45分ジャストの時間に約束の場所に渡邉美樹社長を
乗せた車が到着した。

そして割れんばかりの拍手の中、渡辺美樹社長の講演会が始まった。

最初にどうしてこの講演会の依頼を引き受けたかについて話をされた。

それは恩返しと言われた。

「私は多くの人にカンボジアでのボランティアの話をします。
すると多くの人がカンボジアに行きたいと言いながら
実際カンボジアに来る人は100人に1人です。
その中でも何か自分にできることがしたいと行動する人は
また100人に1人です。

それが中野先生は、カンボジアに来てもらって
私の子供たちともいえる孤児院の子供たちの
虫歯の検診をしてもらった。

私はその恩返しをするために今日ここに来ました」

200名の前で何度も最後列に座っていた私の眼を見て
そう話された。

うれしかった!
感動した!!

恩返しって?私は何もしていない!

本当は学校を1棟寄付できればいいのだが
私の今の経済状態ではそこまでは無理だったので
私に出来ることは?歯のことしかない!!

そう言った単純な理由で孤児院での歯の検診を
申し出ただけだ。

それは逆に車の手配や通訳の手配で
現地のスタッフの手を煩わせたことと思う。

それなのに恩返しだって!!

涙が出そうになった。

渡邉美樹社長の講演は本当に素晴らしいものであった。

東京国際フォーラムのD5のホールを何とも言えない
温かい空気が包み込むのを私は感じた。

渡邉美樹社長は私たちの期待以上の講演会を
行ってもらった。

そのことに対する私の恩返しは?

そうだ、カンボジアに行った時から、心では思っていたのだが
実際実現は難しいと思っていた、あの支部を私が作ろう!

その実現が、私の渡邉美樹社長への恩返しなのだ!!

投稿者 nakano : 22:23 | コメント (1)

2008年07月06日

ごくせん

土曜日の4時半の方の診療の残りを
他のスタッフに任せて、車で岡山空港へと急ぐ!

5時25分発の羽田行きのANAに搭乗するためだ。

飛行機に乗り遅れてはまずい!
しかし1分でも診療室で患者さまの診療を行いたい!

だから私はギリギリの時間に空港へと到着する
プランを立てる。

5時25分なら、5時10分にカウンターへ行けば間に合う。

4時40分まで診療をして、電光石火、1分でユニフォームから
スーツに着替えて岡山空港へと急ぐ!

この道はよくスピード違反の取り締まりをしている。
制限速度のギリギリで急ぐ!急ぐ!

運よく第2駐車場が空いていたので
予定より早く5時5分にはカウンターへ着いた。

それでも、そんなギリギリの時間にチェックインする人は珍しく
私がチェックインする時間にはいつもほとんど周りに人はいない。

しかし今日はいた。

それも「ごくせん」に出てくるテキヤのお兄ちゃんのような
色柄物の上下のヒラヒラした和服と雪駄のいでたち。
(たこ焼き屋のお兄ちゃんがきているやつ!)

身長は180cmはある!無精ひげがちらっと見える。

「まずい!!ほんまもんのやーさんだ。
目を合わせないようにしよう!!」

目を合わせないようにそそくさとカウンターを後にした。

サミットの影響か出発が定刻の15分は遅れるとアナウンスがあった。

「まずいな!待ち合わせの時間に間に合わない!!」

一番に機内に入ると、私の向こう側に背の高い刺青模様の服を来た
たこ焼き屋のおっちゃん?が入って来た。

「Nさん?」

その人は、あの本を数冊出していて、私が岡山で講演会にも参加したことのある
お話が無茶苦茶うまいNさんだった。

「しまった!外見で判断しすぎた!!あそこで挨拶すべきだった。」

出発すると飛行機の椅子を移動して挨拶しようと思っていたのだが
Nさんはヘッドホンを逆さにつけて、おもむろに音楽?いや落語?を聞き出した様子。

羽田に着いたら挨拶する時間はあるだろうか?

羽田空港へ15分遅れで着いたとき、他の乗客の方がすべて
すぐにでも降りようと立ち上げがっている中、Aさんは、その場になっても
ヘッドホンを逆さにつけたまま、落語?を堪能されていた。

Nさんへの挨拶は、あきらめて、京浜急行の駅へと急ぐ!
重い荷物を持ったまま、誰よりも早く歩き、誰よりも早く
空港からホームへと急いだ。

運よく、羽田空港から品川まで16分の特別快速?に乗れて
汗を渇かせながら、何とか品川駅に着いた。

電車から降りた私の目の前に
なんと先ほどのNさんが涼しい顔で降りて来られた。

えっ!何で??

私が空港内で走るように小走りで歩いて汗をかきながら
何とか品川に到着したのに、Nさんは涼しげな顔で
今にも口笛を吹き出しそうに階段を上がっていった。

挨拶をしたかって?

私は唖然となってその場に立ち尽くすのが
精一杯だった!

何で??

投稿者 nakano : 23:27 | コメント (0)

2008年07月04日

フォークダンス

今日の新聞の記事から
「スイカにはバイアグラと
同じ作用の成分が含まれている」

しかし同じ作用を得るためには
スイカ6切れを食べないといけない!!


うーーーん!6切れか???
私には必要??


思いつきで何でも口に出す院長がいる歯科医院のスタッフは大変だ。

先日、スタッフ合宿がしたいと滔々と語ったと思っていたら
今度は「スタッフとともに過ごすサマーパーティ」がしたいと言い出した。

何年も前に当院では8月の土曜日の診療後
当院の駐車場でバーベキューパーティを行ったことがある。

アリバイトとの学生さんも、私の歯学部サッカー部の後輩も
スタッフの子供も集まって、駐車場で、ビールを飲みながら、
ワイワイガヤガヤとバーベキューを堪能した。

ある時は、私の作るイタリアンを食べてもらおうと
スタッフに多量のイタリアンを振る舞ったこともある。


しかし今と数年前では大きく状況が変わっている。

それはスタッフの数が激増したことだ。

スタッフの家族との交流もしたいのだが、何せ人数が多い。

スタッフのみの飲み会ですら30名が集まる当院では
家族を入れると何名になるか正直言って想像がつかない。

「一人が料理1品を持ち合って、飲み物は医院で用意して
サマーパーティがしたい!!」

想像できなくても口だけは達者に動く私!

土曜日の診療後、早めに仕事を片付けて
バーベキューグリルの火を起こす!
バーべキュー担当は、男性歯科医師の登板だ。

キャンプ用の椅子を並べて、スタッフが持ち込んだ料理を魚に
お酒を飲み始める。

やはり音楽も必要だな!

サマーパーティだから、キャンプファイヤーも必要か?

そのキャンプファイヤーの周りで、スタッフとともに
私はフォークダンスを踊るのが夢だ。


この年齢になって初めて告白するが、
小学生の時、私はフォークダンスが大好きだった。

同じクラスの好きだった女の子の手に触れるときは
文字通り、心が躍り、すごく緊張した。

おそらく私の掌(てのひら)は、汗でべちゃべちゃだったと思う。

女の子の手って、一人一人、温かさも柔らかさも全然違うなんて
妙に神妙に思ったりしていた。

その頃から気が多かった私は同じクラスに気になる子が
何人もいた。

気になる子、好きな子がすぐ目の前まで来ているのに、
音楽がそこで止まった時の、あの無念さは、いまだに忘れはしない!!

そこで45歳の今、スタッフとフォークダンスを踊りたい!!

しかし「院長は、盆踊りのほうが似合っていますよ!!」
なんて言われるんだろうな?

スタッフーーッ!!

投稿者 nakano : 22:06 | コメント (0)

2008年07月02日

歯医者の合宿

昨日も明け方まで眠れない!

自分の精神面の弱さを、嘆くとともに
まじめすぎる自分を愛おしくも思う。

睡眠導入剤の検討をマジでしながら
このか細い精神を図太く鍛える直すには、どんな方法があるのか?
真剣に悩む!!


今日のミーティングで私が数年前から
したい!したい!!と駄々をこねている歯医者の合宿について
スタッフから質問を受けた。

「院長は、どんな目的で、どんな風に合宿をしたいのですか?」

そこ私は、ここ数年温め続けていた「なかの歯科の合宿」について
スタッフの前で滔々と話し出した。

目的は「チームワークの強化と、医院の方向性の再確認、
また各々のスタッフの個性や人となりをもっと知るため!」

私のイメージは
「土曜日の午前の診療が終わると、当院の40名近いスタッフは
10代の車に分乗して、合宿場所へ向かう。
場所は、岡山空港近くの「レスパール藤ヶ鳴」
か広島の仙人が酔う島「仙酔島」の「人生を変える宿」

実はどちらも、今はあの私がいつか会いたいと思っている凄腕経営者
「感謝グループ」の○○さんの経営されるホテルだ。

午後の早い時間に現地に着いた私たちはグループに分かれて
ドッジボールやフットサルなどのスポーツに興じる。
(もちろん目的はチームワークの強化しかない!)

夜は、美味しい豪華な夕食を食べたあとは、スペシャル講師の登場!
カシータの高橋オーナーに、サービスとは?等を、語ってもらったら最高!!

それから宴会場に移って、お酒を飲みながら、延々と私とスタッフの
エンドレスの飲み会が続く!

しかし通常の飲み会でなく、飲みながらも、必ず目の前に
ホワイトボードをおいて、当院の問題点について記録を取りながら
お酒を飲みながら、ディスカッションする!

ここらで今年頑張った当院のMVPなど表彰できたら最高!!

深夜まで続く飲み会は、三々五々部屋に戻り終了する。
子供のいるスタッフは深夜になっても、家に帰り、宿泊はしない。

翌朝は、早朝から、お宿の回りのジョギングから始まる。
どんなに遅く寝ていても、起床はいつものゴーゴーゴー!

朝の5時55分!!

午前中は、朝食後、各セクションに分かれて、グループミーティング!

お昼を食べながら、各セクション代表が、総評を述べて
全ての合宿は、終了!

家路へと急ぐ!!!


こんなイメージをスタッフに話した。

投稿者 nakano : 23:09 | コメント (0)

2008年07月01日

歯医者の七夕

ブログで「岡山 歯科」「岡山 歯科」
と書くと、なぜか検索エンジンの順位が
上がってきた。

私のライブドアの無料ブログが
「岡山 歯科」でヤフーやグーグルで
TOP10に入る日は来るのだろうか?


少し前から、当院のスタッフは手分けして
何やらゴソゴソと準備を行っていた。

「何の準備だろう?」と不思議に思う私の前に
今日の夕方、大きな笹が現れて
鈍感な院長もようやく事情が呑み込めた。

「七夕(たなばた)」の飾り付けだ。

当院は毎年この時期に院内に本物の笹を飾り
子供の患者さまなどに願い事を短冊に書いてもらっている。


当院に来る子供たちの願い事は本当に可愛らしい!

「自転車が欲しい!」
「DSのゲームが欲しい!」
「テストで100点を取りたい!」 


そして、私も含めた当院の スタッフもここぞとばかり
欲望を爆発させて、短冊に書き綴る!

しかし大人の願い事は、少しだけ現実味を増す!!

「お腹まわりの脂肪を燃焼させたい!」
「お金持ちになりたい!」
「素敵な恋がしたい!!」

そんな愛すべきスタッフに、私が少しだけ釘を刺した。


「自分の幸せだけでなくて、他の人の幸せを願うほうが
結果として、自分にも幸せが回ってくるよ!」

そう言いながら、私は
「当院のスタッフが皆、家族のように仲良くなれるように!」
「当院のスタッフが全員ステキな恋ができるように!」と書いた。

それを見たあるスタッフは
「当院の患者さまが全員幸せになること!」と書いた。

そうそうその調子!


そんな私が次に書いた短冊は「棚から牡丹餅!」


「院長!それは「たなばた」じゃなくて、「たなぼた」です!!」

お後がよろしいようで!!


投稿者 nakano : 23:01 | コメント (0)