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2006年08月21日

オーストラリア歯科事情

土曜日曜は同門会のインプラントセミナー!
今日は昼も夜も人と会って打ち合わせ!

今年の夏も駆け足で過ぎて行く!
今年の夏も家族と海には行けそうに無い。

父親らしいこと!夏休みらしいことって、一体何??


シドニーで数日間過ごした私は向こうで数名の日本人の方と
お会いして食事をしたり話をしたりビジネスの打ち合わせをした。

ほとんどの方が在オーストラリア10年以上、Tさんは21年
Nさんは15年などオーストラリアのベテランだ。

その方々が私を歯医者と知って話をされたのが
オーストラリアの歯科事情である。

皆さんが同じことを言われたのだが、それは
「オーストラリアの歯科はとても高い!!」と言うこと。

オーストラリアの歯科は基本的に健康保険が効かない。
全額実費か、特別な民間保険への加入が必要である。

と言うことは患者サイドが負担する治療費が高いことになる。

ある日本人でシドニーで働いている女性は
親知らずが痛み出して、歯科を受診した。

オーストラリアの歯科医院では痛いからといって、いきなり麻酔をしたり
治療を始めることは絶対無いと言われる。

最初は診断と見積もりだけ!!

その金額にOKを出すと、2回目より始めて治療が始められる。

親知らずの抜歯1本に出された見積もりは日本円で13万円だった。

その女性は航空券を買って日本に帰国して日本の歯科で親知らずを抜いた。
国際線のチケットを買っても、それでも数万円安くなったと喜んでいたらしい。

しかし日本の歯科もこれから永遠に健康保険の恩恵を受け続けられるのだろうか?
歯科は基本的に命に別状は少ない。
医療費が高騰している今日本の歯科が健康保険から切り離されるのは
時間の問題ではないだろうか?

その時が急に来て慌てないように、私達歯科医師側も患者さん側も
きちんと今から予防して自分の歯の健康を守るべきではないだろうか?

しかし外国から日本を見ると、ここ数年感じ続けているのが
日本の国の価値の下落である。円の価値の下落かもしれない。

1オーストラリア$は80円の感覚があった私は
滞在中に1オーストラリア$90円の声を聞き、実際シドニー空港で
両替をすると1万円出して100オーストラリア$すら貰えなかった。

1オーストラリア$は100円で計算したほうが実勢に近い感覚だ。

韓国のウォンも円と比較してどんどん上がるし、ヨーロッパのユーロも
どんどん値上がりしている。

今日本の景気が回復したと言われてはるが、海外から日本の記事やニュースを見て
決して日本の景気がいいなんてとても感じられない。

これから日本と言う国は、果たしてどこに向かって行っているのだろうか?
果たして日本の将来は??

投稿者 nakano : 2006年08月21日 22:18

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