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2008年03月30日

アンコールワット

アンコールワットで朝日を拝むために私たちは
6時前にアンコールワットに付いた。

私は朝日よりKさんの苦しそうな体調と
我が身の危険が心配だった。

一度ホテルに戻り、再び8時30分にアンコールトムに
出かけるメンバーの中にKさんの姿はなかった。

いっしょにワインを飲んだのは、まずかったかな?と
責任感を少し感じながらも
何とか私の下痢の症状は治まっていった。

そして、渡邉美樹社長と行くアンコールトムでは、
今回の旅で始めて一緒に写真を撮ってもらったりと
至福の時間を過ごす。

午後の観光は、私は体調を考えて念のためにキャンセルして、
プールサイドで休むことにした。

今回のシェムリアップのホテル「ソフィテル」のプールサイドには
午後の熱い時間は避けたのか?ほとんど人がいなかった。

そんなプールサイドに数名の見慣れないスーツ姿の
頑強な日本人が姿を現した。

「SP?誰か日本の要人か??」

いつかのパーティで森元首相にご挨拶したとき、
同じ雰囲気のSPの方が森先生の護衛をされていたので、
すぐにわかった。

「誰が来る?」

そんな私の目の前にA元首相が白色の水着姿で姿を現した。

体調が一時不良と報じられていたのだが、お元気そうな姿だった。

これは日本人の一人としてご挨拶をしないといけない!

そう思った私だが、頑強なSPにテロリストと間違えられてもいけないので
秘書官と思われる女性に声を掛けた。

「A先生にご挨拶をさせてもらってもよろしいでしょうか?」

すると私が秘書官と勘違いした女性は単なるソフィテルの女性スタッフであって
「私には分かりかねます!」と言われた。

声を掛ける勇気と、声を掛けない勇気を考えて、
私はあえて声を掛ける勇気を選んだ。

まさか水着姿で日焼けすらしていない白っぽい私は
テロリストと間違えられることはないだろう。

プ−ルサイドのA先生の方に歩いてゆき、私は声をお掛けした。

「A先生、こんにちは。私は岡山で歯科医師をしています中野と申します。
ご挨拶をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」

私が自己紹介の後、今回ワタミの渡邉美樹社長とカンボジアに
ボランティアにやってきていることを話した。

すると意外に話が凄く通じた。

そして帰国便の情報まで初対面の私に教えてくれた。

スクールエイドジャパンの名前が効いたのか?それとも?

A先生と握手をして別れた私に、もう一人の私が
「A先生と一緒に写真を撮れ!
すると皆に自慢できる!!」と囁いた。

「今回の旅の目的は?」もう一人の私が、その声を遮った。

私がA先生と水着姿で写真を撮影しても、カンボジアの子供たちの現状は
少しも変わらない!


投稿者 nakano : 2008年03月30日 14:53

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