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2005年11月29日

軌跡のレストラン「カシータ」 その1

先週の土曜日、妻と二人で青山の「カシータ」に出かけた。

「カシータ」は軌跡のレストランや、愛と感動のレストランとも言われていて
予約がなかなか入らないことでも有名である。

オーナーの高橋さんの著書「I am a man, 軌跡のレストラン「カシータ」の作り方」
を読んで感動した私は、高橋さんが岡山にセミナーで来られた時はもちろん参加した。

高橋さんは著書のなかで2つのAMと1つのANとの出会いが
自分の人生を決めたと言っている。
2つのAMとはアマンリゾートとアメックスカードだ、1つのANは全日空ANAのこと。

私もアマンは一度きりの経験しかないが、アメックスもANAも大好き。
私と高橋さんの共通点が多く感じられ、50代とは見えないカッコよさに憧れを強く感じていた。

その「カシータ」にはホームページからメールで予約を入れた。

するとメールの返信がかなり熱い!

「今回のお食事は誰と一緒で、どんな目的で当店を利用されるのですか?」
と聞いてくるではないか?
「いつも迷惑をかけている妻をねぎらうことと、愛と感動のレストランを
実際に体験して、愛と感動の歯科医院を作りたいこと」を私は正直に話した。

「それでは奥様にお花など贈られてはどうですか?」
「当店にはこのようなサービスがあります」
「奥様の趣味は?好きな色は?」

食事の内容以外に何度も何度も熱いメールの交換が行われた。

さすがに「カシータ」予約の段階で対応が半端じゃなく凄い!!


東京に不慣れな私達はホテルから「カシータ」に行く方法を案じていた。

しかしホテルにチェクインすると部屋に「カシータ」からアクセス方法の書かれた
1枚のFAXが届いていた。

レストランの前には2人の男性が外で常に待機!
「カシータでお食事ですか?」と声を掛けられる。

エレベーターを降りると、受付のスタッフが満面の笑みで
「中野さま、こんにちは!よーこそ!カシータへ!!」
と名前を呼んで声を掛けてくれる。
もちろん妻には妻の名前を呼びかける。

この笑顔は日本一の笑顔であった。

席に案内される時もすれ違ったスタッフが全て一度アイコンタクトを取った後に
「中野様、こんにちは!」と満面の笑みで、名前を呼びかけながら声を掛けてくれる。

受付から席に案内されるまで、すれ違ったスタッフが全てこちらを向いて笑顔で
名前を呼んでもらうと、いったいどんな気持ちになるか?

例え始めてのお店であっても常連客のような大きな安らぎを感じるのだ。
「あなたはここに居ていいんですよ!」とスタッフ一同から
自分が認められている気分になるのだ。


『アイコンタクト』『笑顔』『名前を呼ぶ』

歯科医院でも簡単に取り入れられることばかりだ。

待合室から診療室に入るときに、例え初診の患者様でも
すれ違ったスタッフが、手を止めて相手の方に顔を向けて相手の目を見て、
アイコンタクトをきちんと取った後に「○○さま、こんにちは!」
と日本一の満面の笑みで名前をお呼びして声をかける。

歯科医院は問診表から名前は把握している。インカムも当院では導入している。
笑顔は毎朝練習している!できない訳はない。

カシータは凄い!!
こんなことをブログに書いている火曜日にオーナーの高橋さんから
私に直接1通のメールが届いた!!

投稿者 nakano : 21:19 | コメント (1) | トラックバック

2005年11月28日

笑顔のトレーニング

2週連続の日曜日のセミナー講師の仕事は、気力体力とも大変なパワーが必要だった。
これで今年のセミナー講師の仕事は終わりか?とスケジュールを確認すると
連続で後2週入っていた。うれしいようであり、悲しいようであり、複雑な心境!

とりあえず参加した方に喜んでいただけるように全力を尽くしたい。

昨日は奇跡的に腫れが引いた私の親知らずの腫れは、なぜか順調に
昨日の夜からまた腫れてきた。
私の潜在意識の力が強いのか?それとも私の運が強いだけなのか?
どちらにしても朝から痛み止めを飲む歯医者は全国に何人もいないはずだ。

かなり情けない!!

今日も親知らずが腫れて痛みを持って何人かの方が来院された。

患者さんと歯医者の私の共通点の話を話題にすると、場が和むことが多い。

「実は私も今親知らずが腫れていて、あなたの気持ちよくわかります!!」
と今日でも患者さんの気持ちや痛みに共感したいのだが、信頼感を損ねそうなのと
やっぱり情けないので自分のことは黙っている。


ホームページでもまだ余り宣伝していないのだが
当院は10月から本格的に「ZOOM2」と言う新しいオフィスホワイトニングを
診療に導入した。
その「ZOOM2」を希望して遠方から来院される方が増えてきている。
今日も午前中に連続で「ZOOM2」を受ける方が来院されて施術を受けられた。

以前から使っている「ZOOM」も決して悪くは無い。
当院ではその方の歯の色や状態で使い分けをしている。
もちろんホワイトニングルームの2つのユニットで
横並びに「ZOOM」と「ZOOM2」を同時に進行することも可能である。

ある日本の輸入業者さんはある点を欠点として
「ZOOM2」より「ZOOM」を積極的に薦めていると聞いた。

そのある欠点とは患者さんには決して欠点ではないのだが
歯科医院サイドに置いては欠点となる。

欠点とは、せこいディスカスデンタルのある策略が原因なのだ。

でもせこさは感じても私はディスカスの「ZOOM2」が今最も安心して使える
オフィスホワイトニングだと信じている。

投稿者 nakano : 21:16 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月27日

歯科医院経営実践塾

いよいよ、歯科医院経営実践塾で東京会場の歯科医師の先生方を前に
ゲスト講師して話をする日がやってきた。

前日からの私の親知らずの腫れも、私の日々の行いが良いせいか?それとも
ジスロマックが効いたのか?今朝より急速に改善して、
沢山の歯科医師の先生方を前に恥をかくことや、お世話になっている岩渕さんに
多大な迷惑を掛けることだけは避けることが出来た。

本当に昨日のお昼ごろは、絶対には私の顔は映画のエレファントマンの様に腫れると
心配していただけに、朝ホテルで自分の顔を鏡に映すことが大変怖かった。

普通の顔が鏡に映ったのを見たとき本当にほっとした。
これで何とかやれる!


ホテルからセミナー会場の品川インターシティへ移動!
持参したアイポッドで私の体と心にスイッチが入るある曲を聴きながら
状態管理に努めて、セルフイメージを作り上げる。

今日のセミナーでは私は私の歯科医院で取り組んで成功したこと、失敗したことを
正直に話すだけではなくて、
自分の、そう私個人が今まで42年間の人生において取り組んできて
良かったこと、悪かったこと、カッコ良かったこと、カッコ悪いことなどを、
自分の全てをさらけ出すつもりで正直に話したつもりだ。

今日のセミナーを、私は自分の今までの歯科医師の人生の「棚卸し」と捉えていたからだ。

今までの私の歯科医師の人生を他の歯科医師の先生方の前で宣言することによって
今まで失敗したこと、いまくいかなかったことを、「失敗じゃないんだよ!」
「あんたは、よく頑張った」と自分自身が認めてやるための「棚卸し」と考えていた。

途中から、バランスを取ることが重要と話をしながら、私は会場の先生方に
話しかけながら同時に自分自身に話しかけていたのだ。

「光と影」

人生において光が当たれば影が足元にできるのは当たり前だ。
光が強く当たれば当たるほど、足元には色濃く強い影ができる。

私個人に光が当たれば当たるほど、当院のスタッフや私の家族に知らないうちに
影ができていたのだ。

人生においてバランスを取るとは本当に重要だと会場の先生方に話しかけながら
私は自分自身に話しかけていたのだ。

このセミナーを境に私は今までの情けない自分とはおさらばする。
そして人間性を高めるべく次のステージの自分を探す旅に出る。

セミナー終了後、特別に会場に参加してくれていた妻が
「良かったよ!よく頑張ったね!!」と言ってくれた一言が、私は最高に嬉しかった。

投稿者 nakano : 22:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月25日

笑顔

昨日のセミナーで一番大きなトレーニングは「笑顔」のトレーニングだった。
「う、い、す、き、ー」と言う言葉を大きな声で、鏡を見ながら
何度も何度も繰り返す。

これは表情筋の口輪筋(こうりんきん)と頬筋(きょうきん)を鍛えるトレーニングなのだ。
何度も何度も行うとだんだん顔が熱くなって来る。
頬の周りに痛みさえ感じてくる。

普段いかにこの筋肉を使っていないかがよく理解できる。
笑顔が溢れる歯科医院を目指そう何てえらそうに口では言っている院長の
表情筋は誰にも騙せない!!

「笑顔」は人間だけのものと聞いたことがある。
動物には相手を威嚇する表情はあっても、笑顔は無い。

横を通り過ぎるメス犬に、笑顔を見せるオス犬なんて私は見たことはない。

なぜ人間だけに笑顔があるのだろうか?
たぶんこれは人間関係を円滑にさせるために私達に生まれつき備わっている
本能ではないのか?

そんなことを考えながら、「知っていること!」と「実際に行動していること!!」
は根本的に大きな違いを生むので、当院の朝のミーティングでは
今日から「う、い、す、き、ー」を表情豊かに10回大きな声で復唱することになった。

朝から頬の筋肉が引きつる!!
でも続けたい!!


私達歯科医師は椅子に座って長時間仕事をしている。
そのために腰痛は多くの歯科医師の持病であり大変辛いのだが、
腰痛以外に大変辛いことのひとつが「お尻のオデキ」である。

先日から連日連夜の「甘い物攻撃」が私の臀部を直撃した。
それはそれは人に自慢したいほど立派なオデキが私の臀部に出現した。

これが痛いのなんのって!硬い椅子にあたると飛び上がるほど痛い!!

斜め座り、腰をちょっと浮かせた座り、かなり前方座りなど
テクニックを行使して何とか一日を乗り切るも、日に日に巨大化している。

今度の日曜は東京での初セミナー!
ゲスト講師とはいえ、私が関東地方で初めてセミナーで話をするのだ。
そのセミナーまでには必ず治さないと!とじっと鏡で臀部を眺める私であった。

お尻にも笑顔!

投稿者 nakano : 21:08 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月24日

スタッフセミナー

今日午前中の診療後、○○歯科材料店のセミナールームに
移動して、モリタのK先生のセミナーを私を含めて当院のスタッフが受講した。
今回のセミナーは当院のスタッフだけのためにK先生は大阪から岡山に来られた。

先日デンタルショーでK先生のセミナーに参加した数名のスタッフから
基本的なことだが、わかりやすく今の当院に必要な知識ではないか?と
話があり、特別に当院のためのスペシャルセミナーをお願いしたのだ。

当日は私は往診先から直接に会場に駆けつけたために
私だけ、薄緑の白衣の上にカーキ色のジャケットを羽織っていて、
道路工事のおっさんみたい!!

何か食べたいとセミナー会場横のパン屋さんに入ると、当院のスタッフが並んで
お昼ごはんのパンを買っていた。
モンブランみたいなパンとシュークリームを購入!
甘いものが食べたかったのだ。

セミナーのタイトルは「患者応対って?難しい??」

話の内容は「笑顔」「やさしい言葉賭け」「返事」の基本がいかに大切か?
そして「笑顔」などはどんなに出来ていると自分で思っても、いかに出来ていないか?

「笑顔」も、「返事」も、「やさしい言葉賭け」も練習が必要と言われる。
訓練あるのみ!

敬語の使い方も、トレーニングが必要!!
受付スタッフ、歯科衛生士、歯科助手。歯科医師が入り混じっての
実習をメインとした参加型のセミナーの進め方はとても面白く
K先生にお願いして本当に良かったと心から思った。

笑顔のトレーニングは結構ハードでいかに今まで笑顔が足らなかったのか?
顔のほほの筋肉を引きつらせながら感じる私であった。

セミナー会場の○○歯科材料店のご好意により
休み時間にケーキをご馳走になった。

私が選んだケーキはモンブラン!
大きな声では言えないがモンブランを私は大好きだ。

本日3個目となる甘いケーキをほお張りながら
そういえば最近我が家の体重計は電池切れで体重をはかっていないな?
と少し不安に感じる私であった。

投稿者 nakano : 21:37 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月21日

インプラント ソケットリフト

インプラント治療とは
顎の骨の中にチタン製のインプラント体を埋め込む処置である。

顎の骨が十分にある場合は、問題なく進むインプラント治療も
顎の骨が足らない場合は、骨を増やす処置が必要となる。

上の顎には上顎洞という空間がある。

その空間には骨はないために、上顎洞が大きく下まで垂れ下がっている人は
骨の深さが十分取れないことがある。

その場合は、ソケットリフトといって上顎の骨を少し上に持ち上げて、
そのスペースに人工骨を補填する場合と
サイナスリフトと言って、上顎洞の横から穴を開けてスペースに
人工骨を大きく補填する場合がある。

今日のオペはサイナスリフトのテクニックを使って行った。

無事持ち上げられた上顎洞のスペースには予定通りのサイズのインプラントを
埋め込むことが出来た。

次の2次オペのアプローチは5ヵ月後を予定している。
それまでに骨とインプラント体と人工骨が三位一体となって
渾然と結合することを私は祈っている。


今日ある患者様から「明日からヨーロッパに出かけるので
先生、何のお土産がいいですか?」と聞かれた。
「ホームページを見ると先生は、料理がお好きなんですか?」

この患者様はある歯科医院の先生のご紹介で当院に来院されたのだが
ホワイトニングサイトの「今月のレシピ」にまで目を通されているとは
うっかり気が抜けたレシピは紹介できないぞと緊張が走る。

「やはり料理に使うものがいいですか?」と言われたので
「そうですね!ではオリーブオイルをお願いします!」と言ってしまった。

オリーブオイルだとヨーロッパのどこの国でも手に入るし
国や地方によって微妙に味わいが異なるので、お願いするにはいいかなと思ったのだ。

バルサミコ酢は年代物は高いし、チーズではお土産らしくない!

横に付いたスタッフは心得たもので「お土産話だけ聞かせて下さいね!」
と気を利かせていたが、「それじゃースタッフの皆さんにも何かお土産を!!」
と話がだんだん大きくなっている。

○○さん!お気持ちだけで十分です。当院はスタッフが多いので人数分のお土産は
危険です!私のオリーブオイルも手のひらに乗るサイズで結構ですから!!

投稿者 nakano : 22:07 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月20日

ゲスト講師

今日の日曜も郡山で同窓会の会議があるのだが、私は歯科医院経営塾の
ゲスト講師を頼まれているために、早朝の飛行機で大阪に戻る。

この飛行機の中で私は1つのチャレンジをしようと決めていた。

先日友人の薦めで読んだ中村文昭さんの「人のご縁ででっかく生きろ!」は
私をいたく感動させた。
本の中で、中村さんが人たらしを極めるために、新幹線で横に座った人に必ず声を
掛けて友達になるのだと書かれていた。
しかし普通に声をかけると只の変な人で終わるために
中村さんは例えばわざと小銭入れの小銭を落としたして、話すきっかけを作るのだと
書かれていた。

私が今日決めたチャレンジは飛行機の中で横に座った人に声をかけること。
このチャレンジした話を今日のゲスト講師の最初の出だしにしようと考えていた。

福島空港発伊丹空港行きの2Aに座った私は横に若い女性が座るのを見て
心の中で「ラッキ−!」と感じていた。おじさんと話すより若い女性と話すほうが
絶対チャレンジ自体は楽しいはずだ。

しかし、次の瞬間私が予想だにしなかったことが起こった。

私の後ろに○○歯科大学の同窓会の理事の先生がお二人座られた。
私の横には昨日の会議で来賓として挨拶された日本歯科医師会の理事の先生が
座られたのだ。

ここはチャレンジは延期しようか?

でもここは突き進むしかない!!

そう決心した私は、意を決して横に座った女性に声を掛けるチャレンジを実行するのだが
後からよく考えると、私がチャレンジと読んでいた行為は
世間一般では「ナンパ」と呼ばれるのだ。

○○歯科大学同窓会と日本歯科医師会ではきっと明日から岡山の中野は
ナンパ野郎と思われているに違いない。

それなら止めればいいのに!後悔先に立たず!!

歯科医院経営塾の会場に遅刻して到着した私はほぼ時間通り集まってくださった
歯科医師の先生と歯科医院のスタッフの方を前に話をした。

予定通り午後3時に話を終えた私は自分の話に70点の点数をつけた。

改善点
@話のペースに、もう少し強弱や抑揚をつけるべきだった。
A笑いが取れなかった!間を考えて自分の笑いのパターンを築くべきだ。
Bもっと人を惹きつけて感動を与える話し方をしたかった。
C話には必ず落ちをつけること!アドリブはまだまだこの私には早い。

今度は東京会場!今回のミスを挽回すべく100点を目指して全力で頑張る!!

投稿者 nakano : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

郡山

同窓会の会議で、土曜の早朝から福島県郡山を目指す。

新幹線で東京に出て、東北新幹線に乗り換えるコースと
大阪まで新幹線で出て、伊丹空港から飛行機で福島空港まで飛ぶコースで
迷ったが、移動の時間を考えて新幹線と飛行機のコースにした。

岡山駅で同窓会の専務理事のH先生と待ち合わせ!

全国の歯学部、歯科大学で一番歴史が浅く、同窓生も少ない
我が岡山大学歯学部の同窓会は、間違いなく全国の歯学部の同窓会の中で
一番お金を持っていない。

だから節約することに反対派しないのだが、H先生がのぞみの自由席で行くと
言った時に、私は嫌な予感がしていた。

私は今まで何度も何度ものぞみの自由席では失敗をしていたからだ。

「私が、かなり早く行って一番前で待っていますから、絶対座れますよ!」

その言葉を信じていた。

H先生は約束通り、のぞみの1号車の、1番前で待機していた。

しかし博多発ののぞみ○○号が岡山駅に滑り込んだ瞬間に私達の夢は幻と消えた。

むちゃくちゃ込んでいる!

座るのも動くのも無理なほどの激込み!

「あれー!珍しいなー!いつもなら絶対座れるのに!!」

H先生は明るくつぶやくも、私は「お願い、自分でお金を払うから指定席に座らせて!」
と心の中で叫ぶ!!

貧乏同窓会の会長は辛いのだ。

でもラッキーなことに私達は新大阪で降りる。
これが東京まで立ちっぱなしだったら私の腰は絶対死んでいた。

劇込みの中、読みたかった本を広げるスペースは無く、聞きたかったCDは
CDプレイヤーが電池切れで使えない!いつもいつも詰めが甘すぎる私に腹が立つ。

新大阪から伊丹までバスで移動!

伊丹空港から福島空港までは小さな飛行機でかなり揺れるのと
飛行機の到着が遅れたために。30分遅れの離陸となった。

福島空港から郡山市内までの移動はバスかタクシーでの選択!
同じ飛行機で到着した他の同窓会の先生方は早々とタクシーに乗り込んで出発した。

私達貧乏同窓会の二人は、同窓会員の会費で福島まで来ているので
横に止まっているバスに乗り込む!
30分に1本しかない空港リムジンバスの出発まであと25分もある。

まずい!ここままでは会議に遅れる可能性がある。

本当は郡山市内で、ランチにうまい蕎麦でもゆっくりと食べたかった私は
空港でH先生が買ってきてくれたサンドイッチで空腹を癒す。

これも人生、あれも人生!

貧乏同窓会の旅は始まったばかりだ。

投稿者 nakano : 22:27 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月18日

衛生士学校の1年生の

衛生士学校の1年生の見学実習の3日目、そして最終日!
2日目に今日は目的を持って見学するように指示を出した。

そして3日目、今までより焦点を絞って、より小さな点にフォーカスを当てて
見学するように私は言った。

すると一人の学生さんは「先生、私は初診の患者さんの治療の流れを見学したいです」
と言って、熱心にメモを取っていた。

おいおい!あなたは1年生だろう?レベル高すぎるよ!!
当院のスタッフよりあなたの方がモチベーション絶対高いよ!と驚きを覚える。


以前フォトリーディングと言う速読のセミナーに3日間参加した。

その中で記憶に深く残っていることが、人間の脳がどんなに優れたコンピューターであるかに
ついてだった。

人間の脳は的確な支持を与えると、自然に動き出す特性を持つ。


さあ目を閉じて下さい!そしてあなたの今いる部屋の中で赤色の物を思い出してくださいと
言われても、果たしてあなたは幾つ思い浮かべることが出来るであろうか?

では目を開けて、赤色の物を探すと、一斉に赤色の物が目に飛び込んでくる感じを
覚えて、驚くことはありませんか?

これは全然珍しいことではありません。

人間の脳はそうプログラミングされているのです。

ではそのプログラミングをうまく使って、人生を成功に導こうではありませんか?

私が衛生士学校の学生さんに指示を出したように、焦点を絞るのです。

あなたが得たい結果や感情を常に意識して日々を過ごすのです。
するとあなたの脳は努力しないでも、自然と答えを導き出してくれるのです。

人間の脳は私達が思っているより、はるかに高いポテンシャルを秘めていて
私達が実際に活用している脳の能力は、全体の5%に満たないとも言われている。

それでは15%使うだけでも今の3倍ものポテンシャルを引き出すことが出来る。

でも英会話を習っている私の脳はどうも全体の1%も活用できていなく
努力しないで、そうすれば英語がマスターできるのか?
途方にくれる私であった!!

投稿者 nakano : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月17日

テレビを見ない生活

今日は、北海道帯広市でご開業のK先生と歯科衛生士さんが
遠路はるばる当院に見学に来院された。
学術的に優れた診療を行われているK先生が当院を見学されるとは
身に余る光栄ではあるが、同時に身が引き締める思いを感じた。

K先生から自己紹介がわりに論文を何部も渡されて
「ヒエーーーッ!」レベル高っ!!と朝から血圧が上がる私であった。


診療後、往診から帰り、近くのふれあいセンターの会議室に出かける。
今度の岩渕さんの経営塾のゲスト講師の予行演習を行うためだ。

会議室で、実際にパワーポイントをスクリーンに移して、時間を計って
マイクも使って、復習用にビデオの撮影までセットして、予行演習を行った。

今度のゲスト講師の話は私にとっては大きなチャンスである。
このチャンスを掴むと、翌年は私とって大きな飛躍の年になる。

そのために失敗は決して許されないのだ。
何度も何度も流しながら、言葉使いや話し方のスピード、テンションを変える。

しかしわかりやすく詳細に話そうとすると、どうしても決められた90分を
軽くオーバーしてしまう。
内容をカットするか?話すスピードを早くするか?
どちらににしても大阪での本番は20日、東京での本番は27日である。
残された時間は後わずかになった。


昨日のテレビを見ない生活を始めた理由(わけ)?
は意外に単純なことであった。

娘の中学受験のために、我が家では3年前に「テレビ禁止令」が出されたのだ。

子供が禁止されているテレビを、父親である大人の私が見るわけにはいかなかった。

最初はテレビの番組が恋しかった私も3ヶ月が過ぎて、半年が過ぎる頃から
テレビを見ない生活の心地よさを感じ出していた。

何が一番素晴らしいか?

考える時間、本を読む時間ができたこと。

忙しい忙しいと言いながらも、ふとつまらないテレビを見ていて60分があっという間に
経ったと言う経験はないだろうか?

私はいつも番組が終わってからよく後悔していた。
「お馬鹿な番組に人生の一部、貴重な時間を使ったものだ!」

テレビを見ないと今時の情勢に遅れてしまう!ニュースは見るべきだと
数名の先生からアドバイスを受けたこともあるが、今はインターネットでテレビより
早くニュースをGETできる時代だ。

テレビを見なくても困ったことはほとんど無い。
せいぜい昨日のテレビ番組の話で盛り上がらないくらいだ。

テレビを見るのなら、果たしてこのテレビ番組を見ることは
自分の夢を達成することにどんな貢献をしてくれるのか?を考えて決めるべきである。

惰性でテレビを見ていると貴重な時間はあっという間に過ぎ去ってゆく。

39歳まではテレビの前で無駄な時間をかなり過ごしていたくせに、
今から頑張れば失われた時間は必ず取り戻せると信じている42歳のおじ様の話であった。

投稿者 nakano : 21:43 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月16日

クラブS

昨日はスタディグループ「クラブS」の年内最後の例会と懇親会。
診療後、会場となったS歯科にいそいそと向かった。

例会の内容は、キャッシュフロー経営と貸借表の見方など、経営面の話。
担当のN先生は細かくまとめられていて、とても参考になった。

これから、医療費の削減、銀行の金利の上昇、消費税のアップ、歯科医師数の増加、
歯科衛生士の雇用難など、新規で歯科医院を開業する先生には
かなりの逆風が吹く。もちろん既存の歯科医院も同じ風を受ける。

院長としてお金の流れをきちん把握したうえで、経営面の努力をしないと
歯科医院が倒産する地代となっているのだ。

例会後、近くの居酒屋で懇親会!
お酒を飲まない私はウーロン茶で乾杯!!

スタディグループ「クラブS」は岡山大学歯学部卒業の1期生と2期生が
中心メンバーとなっている平均年齢は若手のスタデイグループだ。

名前は「クラブS」とは何か怪しい感じがするが、サディストのSでは決してない。
サディストの歯医者の集まりでは、怖いものがある。

クラブSでは、新規で開業した時期も同じ先生も多く、悩むこと、考えること、困っていることは
結構同じ内容であって、集まっての情報交換は大変有意義な時間となる。

話の中で月曜日の夜のテレビ番組の話で皆が盛り上がった。

ホストクラブを取材したテレビ番組があったらしく
番組の中で、ある女性社長は1本60万円する高級ブランデーを10本頼んで、
600万円のお金を使って、ブランデータワーを作り、ホストクラブで豪遊した。

ある所にはあるものだ!あの番組を見ると歯医者の仕事なんて馬鹿らしくて
やっていられない!と思う先生もいた。

しかし私は話の中に入ることが出来なかった。
なぜなら私はテレビを見ないからだ。

私は3年前から、テレビを見る生活をやめた。

私がなぜテレビを見る生活をやめたのかは、理由がある!

その理由とは?

今日はもう遅いので、この続きは明日また!!

投稿者 nakano : 23:04 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月14日

歯科衛生士

今日から3日間、歯科衛生士学校の1年生の見学実習日となっていて
2名の学生さんが当院に見学に来院された。

歯科衛生士の学校は、専門学校と短大の衛生士科があるが、
平成22年までに今の2年生から3年生と移行するお達しが出ている。

今まで2年間学校に行って国家試験に通ればもらえた資格が、最低3年間必要となる。
学校によっては4年制の衛生士学校もある。

広島県内では既に全ての歯科衛生士学校が3年制へ移行してしまったために
岡山の歯科衛生士学校に新幹線で通学する学生さんも数名いる。
近い広島に通えば3年、遠いが岡山に通えば2年間で資格が取れるからだ。

他の医療業種の資格が最低3年間かかることと、歯科衛生士の今後の
医療業界での立場を考えると、私自身は3年制への移行は総論賛成だ。

また3年制への移行期の今、広島からわざわざ岡山までお金と時間をかけて
通学する学生さんの努力には頭が下がる。

しかし一部の学校が既に2年制から3年制へ移行したということは
その学校からは、ある年に歯科衛生士の卒業生が1名も出ないという事実がある。

今年広島の歯科医院の先生方は岡山県内へ積極的にアプローチを掛けられていた。
岡山の歯科衛生士学校を訪問される広島の先生に私は何名も学校でお会いした。

「これでは今年の歯科衛生士学校の就職戦線は荒れるな?」と心配した私は
親しい衛生士学校の先生に電話をして聞いてみた。

するとやはり今年の求人倍率は大変高いらしい!

1人の学生さんに対して5倍から10倍の求人が来ている。
東京ではこれが15倍から20倍の求人倍率となる。

実は歯科衛生士は完全なる売り手市場なのだ。

これからの予防と審美を中心とした歯科医療の展開には歯科衛生士の存在は不可欠である。
歯科衛生士の存在しない歯科医院は今後の発展は決してありえないと私は感じている。

そのためにもチームリーダーとして優秀な歯科衛生士の雇用は私の任務となるのだが
果たして来年の春に当院には大きな桜の花は咲くのだろうか??

投稿者 nakano : 21:30 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月12日

日本口腔インプラント学会中国四国支部総会

今日と明日の2日間、岡山で日本口腔インプラント学会中国四国支部総会が開催される。

主幹は私の出身の医局「岡山大学大学院医歯薬学総合研究科顎口腔機能制御学分野」
思いっきり長ったらしい名前だが、私が医局に残っていた時は、まだ第一補綴科と呼ばれていた。

そのインプラント学会中国支部総会に懇親会から私は参加してきた。

参加したとはいえ同窓会の会長の肩書きで、ご招待を受けただけで
大きな赤いバラを胸に付けて前の方の席に座ることになった。

これはこれでとても気を遣う!

インプラントを未だに危険視される方も多い。
確かに昔の初期のインプラントは、顎の骨と結合しないために経年的に沈み込むなど
問題があった。
しかし今の骨と結合するタイプが登場して成功率は驚くほど向上した。

今日の発表でも、日本の患者様の統計によると15年後の成功率は95%と言われている。
これは従来のブリッジや入れ歯の成功率よりはるかに高い数字だ。

市民公開講座の窪木教授の発表は「口腔インプラントが変える歯科医療」

抄録では「これからは、患者様個々に複数の治療法を提示させていただいて、
これまで報告されている証拠を基に、一緒に迷いながら、治療法を決める時代が
来るでしょう!」と書かれていた。

地方学会とはいえ、岡山でこれだけのインプラント学会が開催されることを
大変な誇りに思うも、私のテーブルではレベルの大変高い話を皆さんがされていた。

「間葉性幹細胞がどうしたこうした?」
「還元酵素阻害剤がどうしたこうした?」

インプラントの話なら大丈夫と胸を張って懇親会に参加した私だが
話に全く付いてゆけず一人蚊帳の外になるのであった。

やっぱり歯医者は一生勉強し続けないとね!!
勉強すべきことは山のようにある。

寂しそうにしていた私に声を掛けてくれた先生方ありがとう。
今度はもっと事前に勉強して予習してから参加するね!!

投稿者 nakano : 22:14 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月11日

友人の来院

今日「患者さんの笑顔があふれる医院づくりをめざして」のセミナーの案内を貰った。

オーッ!患者さんの笑顔があふれるセミナー!まさに私が求めるセミナーだ
講師の名前を見るとH歯科のT先生!

さすがにT先生、本当に素晴らしい医院作りをされている。
日にちは11月23日!これはすぐに申し込もうとよくよく案内を読んでみると
12月23日ではないか?

オーッマイガーッ!他のセミナーに既に申し込んでいる。

残念!!

誰かこっそりと当日の風景をビデオ撮影をしてくれないだろうか?


今日私の友人が2年半ぶりに当院に来院した。

ブリッジの奥の歯が欠けて、匂いがするとのこと。

レントゲンを撮影すると、ブリッジの台となる奥歯が中で大きな虫歯になっていた。
その奥歯は神経を処置をしていたので、痛みも何も全く感じなかった。

ブリッジを外して、虫歯を削除すると、元の歯の健康なところはほとんど残っていない。

無理に台を付けて、ブリッジにするべきか?
真ん中に1本インプラントを植え込んで補強するべきか?

ブリッジなら保険内での治療は可能だが、今度のブリッジは5年間持つだろうか?
よくて脱離、悪いと抜歯になる可能性が高い。

インプラントなら1本歯をプラスするので長い目で見れば、他の歯にとって優しい治療であり、
長持ちもしそうだ。

しかし友人に高額な治療費の話は何か言いにくい。

彼女の今後の歯の健康を考えて、私は今の状況を説明した上で
ブリッジの今後の予後と、インプラントの説明をさせてもらった。

彼女の歯と体の健康を親身に考えて!
友人の歯科医師からのアドバイスとして!!


明日とあさっては岡山でインプラント学会中国四国支部学会が開催される。
私は明日の懇親会から出席予定。
岡山に集まる優秀なインプラントロジストに私はエールを送りたい。

投稿者 nakano : 20:45 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月10日

医院の方向性

重要な書類を捨てたかも?と
夜中にゴミ捨て場に行って、自分が出したゴミをあさる。
生ゴミの匂いが充満するゴミ捨て場から大きな3つのゴミ袋を持ち帰るが
結局探し物は見つからず!
空しさだけが心に残る!!何をやっているんだか?


少し前から、私を支援してくれる数名の方から
「医院の方向性、今後の方針をリーダーである院長が明確に示したほうがよい!」
とアドバイスを受けている。

確かにそうであるが、方向性なんて簡単に言っても舵取りはかなり難しい。

「予防歯科を今以上に進めるのか?」
「審美ホワイトニングにこれまで以上に力を入れてゆくのか?」
「インプラントをガンガンと進めてゆくのか?」
3年後、5年後の医院の規模は?スタッフの数は?ユニットの台数は?

当院はこれまでかなり多方面の歯科医療に取り組んでいる方なので
ある面を進めることは、ある面は縮小することになる。
ではその面で活躍していたスタッフは、いったいどうなるのか?

「状況を見ながらバランスを取って進めてゆきましょう!」
と小心者で臆病な本当はそう私は答えたいのだが、答えにはなっていない。

悩んで悩んである深夜に日経レストランのDVD「本気の朝礼」を見ていた。
この「本気の朝礼」は居酒屋「てっぺん」の朝礼や取り組み方を紹介している。

「てっぺん」の大嶋社長と私は7月のジェームススキナーのセミナーで始めてお会いした。
私より10歳も年下の大嶋さんの存在感は300名を超える参加者の中でも郡を抜いていた。

そのDVDの中に「NO1宣言」と言うことが紹介されていた。
スタッフ一人一人全てが自分を何かの分野で「○○日本一」とセルフイメージを持つのだ。
例えば「明るい笑顔日本一」「元気な挨拶日本一」など!

そのDVDを見ながら、「当院の日本一は何か?」を考えながら、反面
岡山の田舎の歯医者が日本一を名乗るのは無理があるな?とも思っていた。

しかしDVDからパワーとエネルギーを貰った私は、ふとある言葉が頭に浮かんで、
思わずメモを取った。

「ありがとう」の言葉と笑顔があふれる日本一の歯科医院

これを目指すと言うことで日本一を掲げてもいいのではないか?

さっそく日本一の歯科医院を探してモデリングしようとGoogleで「日本一 歯科医院」
のキーワードで検索をした。

すると私が主催して先日行った西出先生のセミナーの案内のサイトが一番に
お世話になっているコンサルタントIさんのブログが2番に表示された。

何だ!私は既に「ありがとうの言葉があふれる日本一の歯科医院」を目指しているのだ!
そのためにわざわざ西出先生のセミナーを岡山だ開催したのだ。

Iさんのブログの記事を読んでみて私はとても驚いた。
なんと「てっぺん」のDVDと大嶋さんの話がそこに書かれていたのだ。

おー!!シンクロニシティ

3年後、5年後に「あそこの歯医者は気持ちがいいよ!」
「だって、ありがとうの言葉と笑顔が一杯なんだもの!!」と言われるような歯医者を
目指して明日からも頑張りたい。

投稿者 nakano : 19:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月09日

「食」へのこだわり

今日あの「やずや」より発芽十六雑穀が宅配便で届いた。

私はこの「やずや」からの商品の到着を楽しみに待っていた。
なぜならのこ「やずや」の物を売る技術は、突出したものがあるからだ。

同封されている冊子は「季刊 食べること生きること」
読むと食へのこだわりや安全性、信頼性が全紙面にみなぎっている。

「食べものがカラダを作る」その通りである。

注文書や説明書もイラスト入りで大変わかりやすく解説されていて
歯科医院でのパンフレットの作成に大変参考になる。

全ての同封物に一貫して流れているイメージは「カラダの健康を本気で考えて、
安全な食にこだわるまじめな会社」それだけである。

駄じゃれもギャグもない、朴訥とさえ思われる商品や印刷物のまじめなイメージ作りは
そのまま「やずや」が扱う食の安全性や信頼性につながっていると思う。

私が院長をつとめる歯科医院の安全性や信頼性を今以上に高めるためには
お笑いサイトやお笑いブログではなくて「まじめなホームページ」「まじめなブログ」のイメージを
前面に押し出すべきなのかと真剣に悩む!!

今日の昼のミーティングは副院長のO先生の「食」に関する話!
これがまたわかりやすくよくまとまっていて
スタッフは皆真剣に話に聞き入る。

「食養論による陰陽の調和」「人の歯の数と食品」「一物全体食」「新戸不二」
以前何回かO先生から聞いていた内容ではあったが
こうやって理路整然に話を聞くと、食に対する思いは一層募るというものだ。

調和もバランスも大変重要!
その人の体質によって食生活も改善すべきと聞いて
私は一辺倒の80%ベジタリアンを見直すべきだろうか?
野菜29%、魚14%、穀物57%を目指して頑張りたい。

私達歯科関係者は「やずや」よりもっと深く食に関して関心を持ち
もっと一般の方に情報発信をすべきなのだ。

O先生が話したように「誰かがテレビでココアがカラダに良い!」と言ったら
スーパーの棚からココアがあっという間に売り切れるような日本だからこそ
私達歯科関係者がもっと頑張らないといけないのだ。

まずは自分のカラダを持って体験と
明日からはお米に「やずや」の発芽十六雑穀を混ぜたいと思う。

きっと嫌がるだろうな!うちの子供たち!

だって発芽十六雑穀って「ひえ」や「とうもろこし」が入っていて
はっきりいって鳩の餌みたい!

投稿者 nakano : 21:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月08日

いい歯の日本番

さあ、今日はいい歯の日の本番!11月8日!
さて我らが日本歯科医師会は、この日を迎えるに当たってどんな仕掛けをしてきたのか?

早起きして朝刊3誌に目を通す。

山陽新聞は「いい歯の日」の関連の記事も広告もゼロ!
日本経済新聞も全くゼロ!
朝日新聞はライオンやグリコは全面広告!日本歯科医師会の大きな広告も発見!

「歯医者に行くとゴルフのスコアが上がる的な広告!」

悪くないが何かピンと来ない!

テレビ欄には「歯の特別番組」をひとつも探し出すことは出来なかった。

1年に1度のいい歯の日!
日本全国の67000人の開業歯科医師が、いや全体で10万人いる歯科医師が
一斉にマスコミに歯の情報発信をすれば、日本の歯科の世界ももっと良い方向に変わるような
気がするのは私だけであろうか?


今朝、朝日の昇るのを見ながら、「これじゃーいけない!」
「こんなことを続けていると時間なんてあっという間に経ってしまう!!」と
危機感を募らせた私は、やはりここはいつもの様に「目標を紙に書こう」
と以下の5つの文章を紙に書き出した。

1、毎朝6時半に起きて、90分から120分まとまった時間を作り、仕事や勉強に集中する。
2、毎日10分間ジョギングする!平日は酒は飲まない。
3、毎晩ラジオ英会話「レッツスピーク」を聞く。
4、間食をしない!砂糖の甘い誘惑に負けない!!
5、怒らない!悲しまない!!落ち込まない!!!感情を安定させる。

紙に書いていると言うことは上記の目標が達成できていないと言うこと!

40代になり坂道を転がるように毎日が過ぎ去るように感じる私には
残された時間は案外少ないのかもしれない!

昔、倫理の教科書に「快楽主義」と「禁欲主義」の話が出ていたことを思い出した。
これから私はもちろん「禁欲主義」貫きたい!!

仕事が終わり、夕食が済んで、さあ今日から頑張るぞと張り切る私に
妻は「ケーキがあるから一緒に食べない?」と聞いた。

私の禁欲主義は明日から実行されることになったのは言うまでもない!!

投稿者 nakano : 21:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月07日

いい歯の日のイベント

明日11月8日は、いい歯の日(いいはのひ)。

当院では9年前から、この日にちなんで関係高齢者施設でイベントを開催している。
先週も早々と2箇所でのイベントを無事終了させたが、
今日も午前中は10時から、午後は2時からと2箇所の施設での
「いい歯の日」のイベントを無事終了させた。

合計5箇所でのイベント開催を今年は予定しているのだが
施設によって内容は細かく異なってくる。

とにかく高齢者の方に喜んでもらいながら
「いつまでもお口から元気に物が食べられることを私達はサポートしたい」
と言う熱い思いを持ちながら、スタッフはそれこそ休憩もほとんどない状態で
頑張ってくれた。

4箇所でのイベントが無事終わったことに感謝!頑張ったスタッフに感謝!!
協力を惜しまない施設のスタッフにも感謝!感謝!!で最後の1回も頑張ろう。


しかし人と人とのご縁と言うものは、本当に不思議なものである。

2年位前から私が出会う人はどんどん変化していっている。
もちろんいい意味での変化だ。

色々な人と人との出会いは最初は点であったのだが、
次第に点と点が結びついて線となる。
そしてその線が今度は図形を描くように、私の友人の輪は広がってゆく。

何かに困っていると、その方面に知識が深い方と新たに出会い、助けてもらったり、
歯科医院で、こんな面が弱いと感じていると、その面に強いスタッフが現れたりして、
不思議なご縁やめぐり合いを最近はより強く感じる。


そう言った面を理解できるようになってから、色々な意味で私は楽になった。

困ったら人に頼ればいいのだ!頭を下げて教えてもらえばいいのだ!!

今まで院長だから何でも自分でしないといけないと言った呪縛から
やっと逃れることができたのだ。

そんなことを「出会いを生かせば、ブワッと道は開ける」(中村文昭)の本を読みながら
強く思うのであった。

そうよね!人に愛される人間にならないとね!!

投稿者 nakano : 21:16 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月06日

本を読む2!

少しだけ時間に余裕が出来たので、なぜか私は鼻毛を抜き始めた。
鼻毛に白いものが混じっている。
よく見ると、抜いた鼻毛のうち約30%が白髪の鼻毛である。

「ふっ!もうすぐ冬が来るのか?」

違ーーーうっ!あんたのが体が老化しているんだよーーー!!
親父の叫びがこだまする。

昨日の話の続きで本を全く読まない39歳の私が本を読むきっかけを
作ってくれた二人目の恩人がIさんであった。
Iさんは歯科の世界では今超有名な「カリスマ歯科コンサルタント」の異名を持つ。
新進気鋭の歯科医院専門のコンサルタントである。

3年位前にIさんのセミナーに初めて参加した私は、その場でも本を読む素晴らしさを
教えてもらい、本当に両目が開眼した。

そして神田先生のピンク本や諸々の良書と出会い、文字通り人生が一変した。
マンガは読まなくなり、本を読む大人に生まれ変わったのだ。

素晴らしい本との出会いと、素晴らしい人との出会いが人生を豊かに変化させると
今の私が言い続けている原点はここにある。

はるか太古の昔のような出来事であるように感じるが
わずか3年から4年前の出来事であった。

今日はインプラントアドバンスセミナーに参加するために
岡山駅西口近辺に車を停めた。いつも前を通り安い料金に魅かれたからだ。

1日のセミナーと実習を終えて、早く家に帰ろうと駐車場に向かった。
出口で駐車券を入れると1500円の表示が出た。
「この機械は5000円札、1万円札は使用できません!」とのアナウンスを聞いて
背中に嫌な感じを覚えた。

財布を見ると5000円札と1万円札だけだった。
なぜか私の財布には台湾ドルの紙幣が数枚折りたたまれて入っていた。
そしてやはり1000円札は1枚も入っていなかった。

でも今日はなぜか2つも小銭入れを持っている。
500円玉と100円玉と50円玉を数えると、うーーん!1500円には足りない。

緊急電話から事務所に繋いでもらい事情を話すと、近くで両替をして下さいと
言われるだけで埒が明かない!

駐車場の前にはマ○○レンタカーの営業所があった。
外からレジが目に入ったので、ここは岡山に不慣れな旅行者の振りをして
両替をお願いしようと計画を練った。

なーに!演技力には自信がある。
昔中学校の文化祭で演劇の脚本を書いたこともある私だからだ。

辛そうな顔と雰囲気をかもし出して、私はレンタカーの営業所に入っていった。

「すみません!前の駐車場が大きな紙幣が使えないで困っています!
ご無理を言いますが、何とか小さく崩していただけませんか?」

「ここではできません、駅のコンビニに行って下さい!」

玉砕!!まだまだ私の演技力が足りないようだ!!

投稿者 nakano : 20:46 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月05日

本を読む!

先週からぶっ飛ばしの忙しさでブログを書く暇もなし!

年を取るごとに、1日24時間がどんどん短く感じるのはなぜ??
30代になって1日は24時間から23時間に減った!
40代になると一日は22時間程度に感じる。
このままでは50代、60代が怖い!!

11月は当院のスタッフの読書感想文の提出月である。
当院のスタッフは数ヶ月に一度読書感想文の提出義務があるのだ。
なぜ読書感想文を書かせるのかは理由がある。
私は本を読むことが人間が成長するのに欠かせないと思っているからだ。

自分自身にも毎月20冊の本を読むことを義務付けている。

そんな私も、先日妻と話をしていて自分の、3、4年前を思い出した。
4年前、妻が私の行動で最も嫌だったこと!
「それは私が食事をしながらマンガ読むこと!」

実はほんの4年前の私は恥ずかしいことに全く本を読まない人間だった。

読むのはマンガだけ!マンガは大好きで食事をしながらでも
マンガを読み続けていた。当時はマンガの置いているレストランと言うより
大衆食堂に妻と子供を連れて行っていた。
38歳や39歳の大の大人がマンガを読みながら飯を食べる!
今から考えるととっても恐ろしい光景が目に浮かぶようだ。

妻はそんな私に、本を読むように再三再四薦めていた。
しかし私は全く変わらないで相変わらずマンガばかり読んでいた。

そんな私が本を読むきっかけを作ってくれたのが、ある2人の先生との出会いであった。

その中の一人は大学の先輩!K先生。
4年前、私が岡山市の歯科医師会で公衆の理事をしていた時に
技工士学校の卒業式に出席した。

式典まで1時間ほど時間が空いたので、他の理事の先生方と
歯科医師会近くのシンフォニービルに行って時間をつぶすことになった。
他の理事の先生が皆、喫茶店に入って「コーヒー」を頼むところ
K先生だけは横の書店の丸善に入り、真っ直ぐビジネス本コーナーに向かった。

同じようにビジネス本のコ−ナーに付いて行った私はその先生が
ビジネス本を数冊選ぶ姿を見て言った。

「凄いですね!ビジネス本を読まれるのですか?」

その先生の一言の言葉が私を変えた。

「凄いと思うんなら、どうして私と同じようにビジネス書を読もうとしない?」

目からうろこが落ちた瞬間だった!
凄くなるためには凄い人と同じ行動を取ればいいのだ。簡単なことだった。

未だに凄くはなっていないが本を読む週間がついたことで私は確実に変化した。
そして本を読むことは人生を豊かにして人間性を高める一番効果的な方法だと
信じているのでスタッフにも薦めているのだ。

私を本好きにさせた二人目の先生の話は次回また!

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2005年11月01日

言葉使い

朝のブリーフィング(短い朝礼)で診療室内での
言葉の使い方について話をした。

当院では例え、私とアルバイトの学生さんのやり取りでも
「敬語の使用」がルールである。
院長「リーマーボックスをお願いします!!」
アルバイトの学生さん「はい!わかりました。」

私が以前開業前に見学させていただいたある歯科医院では
院長先生が歯科衛生士の人を呼ぶのに「けいちゃん!」と親しみを込めて?呼んでいた。

その呼び方は、私にはとても違和感があった。

今でも年配の先生の中には、自分の歯科医院のスタッフを「うちの女の子!」
と言う先生がいらっしゃる。
「うちの女の子じゃなくて、当院のスタッフだろう!」と心の中で叫ぶももちろん
言葉は出さない。

院長がスタッフを、チャンづけで呼んだり、うちの女の子と言う言い方をするのは
スタッフを自分より下に見ているような気がしていてならない。

日本には昔から言霊(ことだま)と言う言葉がある。
サザンの歌詞にも出てくるこの言霊と言う言葉は私は大好きな言葉の
1つであるが、文字通り言葉には魂が宿るのだ。

言葉の使い方で、感情も、気の持ちようも、しいては行動までが変わるのが人間の性(さが)。
診療室内では、お互いに敬語を使い、お互いに尊敬しあうこと、
甘えをなくして、ピーンと張った気をいつまでも抜かないことが大切なのだ。

自分が敬語を使うときの顔立ちと、ため語を使うときの顔立ちをぜひ鏡で見比べて欲しい!
ため語を使うときは、顔には緊張感はなく、体の使い方もだらしなくなっているはずだ。

最近若いスタッフが敬語が使えないと聞くが、由々しい事柄と
私達は深刻に考えないといけない。

正しい言葉使いができない人間は絶対自分を高めようという考え方を持ちはしない。
人間が自分を高めようと考えないと与えられた仕事は単なる苦痛でしかなくなる。

正しい言葉使い、敬語の使い方は歯科界を、いや日本全体を変えるパワーを
持つと私は信じている。

昨日、当院の矯正治療の小冊子が完成した。
なぜか作製に半年以上がかかってしまった。
忘れたころに完成した当院の矯正治療の小冊子!
表紙には情けない顔をした私の似顔絵が載っていた。

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